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091 大ダル林道 国道411号線から入るピストン林道。現在、一之瀬側からも延長中。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約7.9Km ダート:約7.7Km 舗装路面:B- 眺望:C− 爽快感:C− E 138.482 N_35.471
幅員:約4.0-5.0m 不明 未舗装面:C− 雄大:D 閉塞感:2 2002年08月21日 雲

大ダル林道は国道411号の柳沢峠(写真左)を丹波山村側に、約2.4キロほど下った場所から入っていく。周辺に林道を表す看板はないが、左側を注意していくと直角に延びるダート路があり、入り口に小さな杭(写真中央)が立っている。
※ 2003年になってゲートの横に東京都の巨大な林道杭が立てられました。
入り口にはゲートが設置されているが、横の隙間が1m以上あるので2輪には役立たないゲートだ。ゲート付近の薄い砂利道は奥に進むにつれて石の粒が大きくなっていく。
道幅は約1.5車線あり4輪同士の擦れ違いでも問題ないだろう。ただ道が広い割には眺望は余りない。周囲の樹木が厚く、せいぜい近隣の山々を見上げる程度。薄暗さはないが、かといって開放感もない。なんともハッキリしない景色の中にダートだけが長く続いている。
ゲートから約2キロ地点でやや広い場所に出る。道幅は2車線以上あり長い直線路が続いている。約2.5キロ地点まで進むと約200メートルという短い区間がコンクリート化されている。前半は綺麗コンクリート路だが、後半になると道全体に砂利が浮いているので気を付けよう。
ここまでの道は何度かアップダウンを繰り返しながら上ってくる。路面の変化はかなり激しく、深い砂利道やゴツゴツ感のある石道などを何度か繰り返す。また場所によっては鋭角的な石が多数ありパンクの不安がつきまとう。
ゲートから約3.8キロほど進むと広い空き地が現れる。なんの為の空き地かは分からない。ただ同地点からは下草の生える細い道が何本も山に向かっており、或いは登山者用の駐車スペースなのかもしれない。水源はないがキャンプをするなら打ってつけの場所だろう。
ゲートから約4.7キロ地点まで進むと谷側が一気に開けて眺望の広がる場所がある。景色的には山ばかりだが、対面の山にはこれから向かう道が長く延びている。
約5.3キロ地点には周辺の地図を表した看板が立っている。同じ様な景色ばかり続くと自分が何処に向かっているのか見当がつきにくい。そういった意味からも、こういった看板は有りがたい。更に約6.7キロ地点まで進むと若干の眺望を得られる場所がある。景色的には山ばかりだが、変化が乏しいだけにこれでも貴重な眺望ポイントだ。※ スミマセン。写真左の県道411号と書いてあるのは国道411号の誤りです。
最終的にはゲートから約7.9キロ地点まで進んで行き止まる。周囲には空き地も何もなく、ただ単に道の途中で終わっているだけである。なお、大ダル林道は塩山市の一之瀬地区側からも工事をやっており、将来的には一之瀬林道と繋がるものと思われる(写真右が一之瀬林道側の工事地点)。

総評
ピストン林道は詰まらない、とか、一度通った道を引き返してくるのは馬鹿馬鹿しい、というのが一般に思うことだろう。確かにそうだ。でも考えてみると、道が突然なくなるというのは日常では余りないことだ。道は何処までも続いているもの、と考えるのが一般的であり、その一般的でないところが林道の面白さでもある。道が消えた地点で「この先はどうするのだろう」とか「よくもまあこんな使えない道を造るものだ」とか「これこそ税金の無駄使い」などと考えたりして、むしろ想い出としてはピストン林道の方が記憶に強く残ることがある。大ダル林道もその中の1本で、楽しさや景観の素晴らしさとは別に強く記憶の中に残っている。
さてさて、約7.9キロというピストン林道としては長い林道である。一之瀬川と繋がるのはいつになるのだろうか(おいおい総評になってないぞ)。
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