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092 一之瀬林道 国道411号線から入り塩山市の一之瀬、二之瀬、三之瀬地区を廻ってくる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約17.1Km ダート:0m 舗装路面:B 眺望:C− 爽快感:C− E 138.512 N 35.481
幅員:約4.0m 通年通行化 未舗装面:− 雄大:C− 閉塞感:0 2002年08月21日 晴/雲

一之瀬林道は国道411号から入り、一之瀬、二之瀬、三之瀬と廻って再び411号へ戻ってくる林道である。今回は丹波山村との境界に近い東側の入り口、「おいらん淵」から入ってみた(写真左)。同地点には林道の石柱(写真中央)とゲートが設置されているので気をつけて見ていけば分かるはずだ。なお西側から入る場合は国道411号の「落合橋」から入っていける。
※ 2003年になって石の林道杭が取り外され、代わって東京都の巨大な林道杭が立てられました。
おいらん淵にはひとつの伝説が残っている。戦国時代の末期、武田家が金鉱山の閉山にあたり秘密の漏洩を防ぐため遊女を深い谷の上に設けた舞台に集め、酒盛りの最中に綱を切って谷底に沈めた、という伝説である。一節にはその時の人数が55人であったことから「五十五人淵」ともいわれ、今では心霊スポットにもなっている。この伝説には「なるほど」と肯ける。入り口からの道幅は約1.5車線の舗装路で、4輪同士でも擦れ違えるだけの道幅があり通常なら狭さを感じることはないはずだ。しかし道は一之瀬川沿いの渓谷に延びており、谷側は恐ろしいほどの断崖絶壁になっている。その深さが中途半端でないため思わず身を引き締めてしまう。実際に転落することはないだろうが交通量が多いので注意して走りたい。
入り口から約4.3キロほど進むと2台目のゲートが現れる。この辺りまで進むと既に深い渓谷も終わっており、交通量もやや減っている。約4.5キロ地点にはオートキャンプ場の施設もある。
入り口から約4.7キロほどの地点には一之瀬地区の民家が建ち並び、更に進んでいくとバンガローが幾つも建っている。林道といっても生活道路にもなっており、道沿いには長閑な景色が広がっている。
ここまでは概ね上り坂だが、約7.5キロ地点からは一転して下っていく。一之瀬林道は一之瀬、二之瀬、三之瀬地区を廻る林道だが、この辺りが最奧部の三之瀬地区になっている。一昔前まではダート路だったらしいが、今では綺麗なアスファルト路が延びている。三之瀬地区辺りになると周囲には何もなく、ただ単に樹林帯の中を道が延びているだけである。約7.9キロ地点には看板があり位置の確認が出来る。
約9.7キロ地点まで進むと「作業平口」となりトイレが設置されている。ただ周囲は深い樹林帯が覆っており、景色的変化のない道を淡々と進んでいく。約12.6キロ地点には展望所があるが景色は期待しない方がいい。
約12.9キロ地点では一之瀬地区へとショートカットする道がある(写真左と中央)。ここを左折していくと、いま走ってきた前半部分の道へと抜けられる。約13キロ地点では大ダル林道の作業道が延びている。現在の大ダル林道は国道411号から入った約7.9キロ地点で行き止まるが、将来的には一之瀬林道と繋がることになる。
約15.7キロ地点まで進むと大きなT字路へと突き当たる(写真左)。ここまでで迷うような場所はないが、このT字路だけは左右近等に分岐しているため分かりづらい。右へ曲がると高橋地区となるので左へと進んでいく。最後は約17.1キロほど走った国道411号の「落合橋」に出て終わる(写真中央と写真右)。なお同地点は最初に入った国道411号から約3.7キロほど西側の場所である。

総評
最初から最後まで約1.5車線の舗装路が続いている。景色的変化に乏しく眺望する場所もないので面白味には欠ける。最初の「おいらん淵」以外には、これといって特徴のない林道だ。
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