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141 林道折八古関線 上九一色村の古関地区と下部町の八坂地区を結ぶ林道
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約17.0km ダート:0m 舗装路面:B 眺望:B 爽快感:B+ E 138.36.37 N_35.30.55
幅員:5.0m 冬季閉鎖:12/28-03/31 未舗装面:− 雄大:B+ 閉塞感:0 2003年07月28日 晴/雲

2007年度版はこちらでどうぞ。
折八古関林道へ行くには国道358号沿いに建つ上九一色村役場(写真左)を東進して行く。上九一色村役場を約500mほど東進すると、国道358号の左側に郵便局があり、その約100m先に右へと入っていく道(写真中央)があるので右折する。国道358号を右折して10mほど進むと、名無しの橋(写真右)が右手に架かっているので再び右折する。※ 写真右のT字路は長く工事をやっており、当日も真っ直ぐ行けなかったので迂回しましたが、工事をやっていなければ真っ直ぐに行っても構いません(むしろその方が簡単です)。
上九一色村役場から900mほど進むと寺川に架かる本郷橋(写真左)となり、その先が十字路となっているので本郷橋を渡ったら直ぐに右折する。本郷橋の先を右折すると寺川に沿った道となり、約700m(役場からだと約1.6キロ)ほど進むとT字路へと突き当たる(写真中央)。《この突き当たった道が1段目、写真右の橋を渡らず真っ直ぐに進んだ道です》。T字路に突き当たったら右折して、約1.8キロ(役場からだと約3.4キロ)ほど進むと十字路となり、右手に大鳥沢橋が架かっているので右折する(写真右)。※ 林道を表す杭や看板はありませんが大鳥沢橋から先が林道折八古関線となっています。
大鳥沢橋から先の道は約1.5車線のアスファルト路が北へと延びている。谷側の開けていることの多い林道だが、入り口から暫くは木々に遮られるため眺望はない。しかし大鳥沢橋から約1キロほど進むと徐々に眺望が広がり、対面の尾股山や鳥帽子山といった山腹には国道358号がクッキリと見えている。
更に大鳥沢橋から約1.8キロ地点(写真左)まで進むと眼下に上九一色村の家並みや国道358号の景色が広がる。写真中央は上九一色村役場の約300mほど西の地点と思われるが、国道358号から分岐して右左口峠へと至る中道往還の県道113号も見えている。この後は一転して西へと向い、大鳥橋から約3.9キロ地点(写真右)からは山腹を大きく回り込んで山の裏手へと回っていく。
大鳥橋から約4.4キロ地点(写真左)まで進むと、谷側の山の上に甲府盆地の景色が広がっている。ただ当日はモヤがかかっており、肉眼では見えるのだが写真には写らなかった。残念なので甲府盆地と文字で書いておく。大鳥橋から約5.0キロ地点まで進むと林道のピークへと達し、右手の谷側には1161m峰が間近まで迫っている(写真中央)。ピークの先は左へと大きく曲がっており、そこからは一転して下っていく(写真右)。
ピークを過ぎてからの道は約2車線弱の道となり、暫くは真新しいアスファルト路の快適な道を下っていく。ピークから約200mほど下っていくとこれから進む道(写真中央)を眼下に望見し、この場所は約6.0キロ地点まで下っていくと逆に同地点を仰ぎ見る(写真右)。
大鳥橋から約6.7キロ地点(写真左)まで進むと上り坂となる。ここから先は何度かアップダウンを繰り返すことになるが全体的には下っていく。約7.0キロ地点には小さな境界見出標が道の右側に立っているが、何処と何処の境界見出し標なのかは不明。約7.3キロ地点には道の左側に広い空き地がある(写真中央)。特に何かを望めるわけではないのだが、正面には連なる山々が広がっていて爽快だ。空き地を約200mほど進むと三方分山を経由して精進湖へと降りる登山道が左手に下っている(写真右)。途中には下部町指定の天然記念物「八坂の大ミズナラ」があるらしい。約20分というので下ってみたが、とんでもない山奥へと続いていたので早々に引き上げてきた。
大鳥橋から約8.2キロ地点まで進むと、屋根に「天空菜園・八坂村」と書かれ家屋が建っている。住人参加型の体験施設云々ということらしいがよくは知らない。約8.6キロ地点(写真中央)まで進むと、眼下に県道416号沿いの集落(写真右)を見下ろす。周囲を峻険な山々に囲まれた非常に山深い場所にある集落だ。
大鳥橋から約11.7キロ地点まで進むと谷側に長大な山腹が広がる。山腹にはここまでの道筋が延々と続いており、なかなか爽快だ。約12キロ地点では道の直ぐ下に数軒ほどの家が建っている。またその100mほど先には廃屋となった学校?が道沿いに建っているが、ガラスは全て割れており荒廃のあとが痛々しい。
大鳥橋から約13.2キロ地点まで進むと眼下に長く続く下道を望む。景色的には山の連なりだが爽快だ。当日はあいにくの曇り空だったが、陽が出ていれば緑の輝く美しい山々を望めるのではないだろうか。
大鳥橋から約13.6キロ地点まで進むと道は南へと大きく回っていくが、その直後に正面に形の奇妙な山(写真左)が現れる。山の名前は知らないが形が面白い。約14.5キロ地点まで下っていくと右側に家並みを見下ろす(写真中央)。約16.3キロ地点からは急激に標高を下げていき、約16.8キロ地点まで進むと県道416号沿いに建つ沢地区の家並(写真右)が間近に迫ってくる。ここまで来ると終点は目前だ。
最後は大鳥沢橋から約17.0キロ地点で県道416号に突き当たる形で終わっている。突き当たった場所には「←林道折八古関線・八坂・御弟子」という林道の標識が立っており横には反木川が流れ下っている。下部町側から入る場合は反木川を遡り、この標識を目印にすると良いだろう。なお突き当たった県道416号を左に曲がるとやがて道は二股に分かれる。別れた右側の道は三沢地区で行き止まりで、左の道は作業道となる。最終地点までは行かなかったのでこの作業道が何処まで続いているかは不明だ。また、県道416号に出た場所を右に曲がると約4.6キロ地点で開運橋、約7.2キロ地点で県道404号へと突き当たる。県道404号に突き当たった場所は照坂峠となっており、右に曲がると直ぐに照坂トンネルとなる。トンネルを潜っていけば下部町の久那土方向で、トンネルを潜らず左へと進むと国道300号へと抜けていく。

総評
全線舗装で最初から最後まで約1.5車線以上の道幅がある。景色的には山ばかりだが奥深さがあり、間近に見る山体には大きさがある。当日はあいにくの曇天だったが、晴れていれば緑の映える気持ちのよい道ではないだろうか。林道と思って行くと道が良すぎてガッカリするかもしれないがツーリングやドライブには適している。
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