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427 林道折八古関線 2007年度版 (ページ1) 上九一色村古関地区から釈迦ヶ岳の西方を抜けて下部町折門地区へと至る林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約16.8km 未舗装区間:.0m 舗装路面:B 眺望:B 爽快感:B+ E 138.36.37 N 35.30.55
幅員:約5.0m 冬季閉鎖:12月28日-3月31日 未舗装面:− 雄大:B+ 閉塞感:0 2007年04月30日 晴

2003年度版はこちらでどうぞ。 ページ1へ移動 ページ2へ移動 ページ3へ移動
折八古関(おりはちふるせき)線は、旧上九一色村(かみくいしきむら)の古関(ふるせき)地区と旧下部町の八坂(はっさか)地区を結ぶ林道です。甲府市側から折八古関線へ行くには、まずは国道358号で旧上九一色村役場(写真左)まで行き、その約400mほど先にある上九一色郵便局(写真右)を目指します。上九一色郵便局まで行くと約50mほど先で右へと分かれていく分岐道があり、この道が折八古関線へと続く道なので国道358号から離れ同分岐道へと進みます。
分岐道へ入って約100mほど進むと平成17年5月に付け替えられた天神橋(写真左)が芦川に架かっています。2002年度版では真っ直ぐ進む道が工事中だったため芦川を渡って折八古関線へと向かいましたが、今回は芦川沿いの道が通れるようになったので真っ直ぐに進みます。国道358号から約300mほど進むと山梨県の指定文化財になっている永泰禅寺(写真右)が建っています。この永泰禅寺には木造釈迦如来立像が安置されており、永泰寺釈迦堂とも呼ばれているそうです。
暫くは芦川に沿った道を東へと向かいますが、国道358号から約600m地点まで進むと南西へと折り返します。ここからは上り勾配の道となり、それと同時にそれまで右手に沿っていた芦川から離れ寺川に沿った道へと変わります。道が上り始めると直ぐに古関地区の景色が広がり、約800m地点(写真上)からはここまで通ってきた道筋などを見ながら進みます。
国道358号から約1.5キロ地点(写真左)まで進むと右手に分岐道が下ります。この道が天神橋から上ってくる道になっており、やや狭いながらも同分岐路を下っていくと最終的には国道358号へと抜けていくことができます。その約50mほど先では王岳川に架かる王岳橋を渡っていき、約2.5キロ地点(写真右)まで進むと寺川グリーン公園が現れます。寺川グリーン公園は旧上九一色村の村営公園(現在は甲府市)で、園内にはバーベキューやキャンプ施設があり釣りなどもできるそうです。
寺川グリーン公園の先では寺川橋(写真左)を渡っていき、国道358号から約3.2キロ地点(写真右)で折八古関線の起点へと行き着きます。同地点は変形の十字路になっており、右手の大ゾウ沢には大鳥沢橋が架かっています。入り口に林道の看板や杭などは特にありませんが、折八古関線はこの大鳥沢橋が起点になっているので渡って進みます。
真っ直ぐ進んだ道↓
上記したように折八古関線の起点は変形の十字路です。真っ直ぐに進んだ道は大ゾウ沢に沿って上っていき、約200mも進むとダム堰堤の手前で左へと切り返します。そのあと直ぐに今度は右へと切り返し、最後は約400m地点にあるダム堰堤の横で道が途切れます。ここまでの道はかなりガレており、入り口から100m地点では大きな岩や深さ50センチもある段差が各所に見られます。オンロード車や4輪ではかなり大変だと思いますので入らない方が無難です。地図上だと終点を更に大ゾウ沢に沿って徒歩で登っていくと、釈迦ヶ岳と三方分山の稜線上にあるヌケド峠へと至るようです。ヌケド峠は1130m前後の峠で、そこから稜線を越え下部町側へ下ると折八古関線の約5.7キロ地点へと抜けられるようです。
左へ進んだ道↓
左の道は寺川沿いの道を折り返すようにして進みます。道幅は約1.5車線弱といったところで、垂直に落下している崖下にはここまで走ってきた寺川沿いの道を常に見おろしながら進みます。当日は約300m地点で法面が崩落しておりそれ以上は進めませんでしたが、道そのものは更に続いているようです。途中の路面はヌタっており場所によってはハンドルを取られます。こちらも真っ直ぐに進んだ道と同様、オンロード車や4輪(転回不可)では入らない方が無難です。
【 補足 】
折八古関線の起点にゲート類はありませんが、冬季閉鎖期間中はロープと簡易的な鉄柵で仕切られていることがあります。また冬季閉鎖は通常だと12月28日から3月31日までですが、2003年は雪の多い年だったこともあり4月25日までが冬季閉鎖となっていました。標高的には最高所でも1100mを少し越える程度の林道ですが、ピーク近くでは雪道となっていたので4月末くらいまでは注意が必要です。
さて折八古関線へと進みます。起点付近での標高は730m前後といったところでしょうか。大鳥沢橋を渡るとそれまで南へと向かっていた道は折り返すように北へと転じます。右手となる東側は尾股山1020mや鳥帽子山1161.1mといった山々で、その山腹にはほぼ平行して縫う国道358号が延びています。ただ当面は樹林帯に沿った道となっており、暫くは単調な景色の中を淡々と上ります。
起点から約700m地点(写真左)まで進むと林道の杭が道の右側に現れます。お馴染みの舗装化工事の際に郵便局が建てたもので、この杭には「古関」の文字が省かれた「折八林道」という文字が表記されています。暫くは景色らしい景色もないまま進んできた道ですが、約1.4キロ地点(写真右)からは右手の谷側が開け対面の山々が広がります。
対面となるのは尾股山1020m、鳥帽子山1161.1m、王岳1623mといった東側の山々で、その山腹には精進湖トンネルへと続く国道358号の道筋が長く続きます。また左手の遠い山腹には家屋(写真中央)が見られます。かなり遠いので詳細は分かりませんが、或いは王岳線の際に出てくる精進湖レジャーセンターなのかもしれません。
起点から約1.7キロ地点まで進むと徐々に進路を西へと転じていき、約1.8キロ地点(写真上)では谷側が大きく開けます。対面となるのは北側に位置する日蔭山1025.3m方向で、その山裾には芦川に沿って建つ古関地区の集落(写真下左)や、国道138号から分岐して右左口峠へと上っていく中道往還(写真下右)の道筋などが見られます。
起点から約2.4キロ地点(写真左)まで進むと釈迦ヶ岳1271.2mの北東へと至ります。右手の樹林層がやや鬱陶しく感じるものの、約3.0キロ地点(写真左)では後方に北東方向の山々が広がります。その手前の山には不明の道筋が山の高い場所を縫っていますが、これが何処かの林道なのか、或いは県道なのかは不明です。
起点から約3.3キロ地点(写真上左)まで進むと右手の谷側が大きく開けます。ここでは韮崎市から山梨市にかけての景色(写真下)がパノラマとなって広がっており、その先には八ヶ岳、茅ヶ岳、秩父山系などの山々が連なります。また約3.7キロ地点(写真上右)では右左口トンネルを抜けてきたばかりの国道358号を真ん中に、上に中道往還、下に県道37号の道筋を望みます。
起点から約3.8キロ地点(写真上左)まで進むとゲートが現れます。ゲートといっても一本歯の簡易的なゲートで、冬季にこのゲートが閉まるかどうかは知りません。その約50mほど先(写真上右)では再び谷側が開け眺望を得られます。同地点付近は旧上九一色村と旧三珠町の町界となっており、ここから先の道は旧三珠町側へと移ります。
眺望ポイントの直ぐ先は左カーブとなっており、そのカーブを曲がりきった約4.0キロ地点(写真上)では釈迦ヶ岳1271.2mを正面に仰ぎます。道はその釈迦ヶ岳の北側山腹を長く縫っており、右側へ視線を送っていくとピーク直前となる約4.9キロ地点を見通します。
暫くは右手に延びる大平山1188.3mや蛭ヶ岳1279mなどの稜線(写真上左)を見ながら進み、起点から約4.4キロ地点(写真上右)まで進むと八坂沢の一番奥となり右手に眺望(写真下左)が開けます。残念ながら霞で写真には写りませんでしたが、いままでの北側の眺望と違い、こちらでは鰍沢町、増穂町、南アルプス市といった西側の景色が望めます。
そして起点から約4.9キロ地点(写真左)まで進むと先ほど約4.0キロ地点で望んだピーク直前の道へと至り、約5.0キロ地点で折八古関線のピーク(写真右)へと達します。標高的には1130m前後といったところでしょうか。起点が730m前後なので、約400mほど登ってきた計算です。ちなみに同地点は釈迦ヶ岳1271.2mの東側にあたり、旧三珠町と旧下部町の町界ともなっています。左手には釈迦ヶ岳や三方分山1422mへの登山道が上っており、右手には八坂峠、アンパ峠、地蔵峠、折門峠、を経て大平山1188.3mへと続くなだらかな稜線が延びています。
ここからはファイル容量が大きくなったのでページ2へと移ります。
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