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427 林道折八古関線 2007年度版 (ページ2) 上九一色村古関地区から釈迦ヶ岳の西方を抜けて下部町折門地区へと至る林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約16.8km 未舗装区間:.0m 舗装路面:B 眺望:B 爽快感:B+ E 138.36.37 N 35.30.55
幅員:約5.0m 冬季閉鎖:12月28日-3月31日 未舗装面:− 雄大:B+ 閉塞感:0 2007年04月30日 晴

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起点から約5.0キロ地点(写真上)で折八古関線のピークへと至ります。同地点では左手の釈迦ヶ岳1271.2mから下ってきた道が折八古関線を横切り右手の八坂峠へとなだらかな稜線となって下っています。八坂峠の先はアンパ峠。その先は地蔵峠(栂の峠)、折門峠、大平山1188.3mへと続き、最終的には蛭ヶ岳1279m方向へと至るようです。また景色的としては北西から南西にかけ八ヶ岳や南アルプスの山々が幾重にも重なっており、更にその上方にも高い山々が連なります。ハッキリとは分かりませんが、遙か遠くに見えるのは静岡県側の赤石山脈?なのかもしれません(そうじゃないかも)。※地図などでは折門峠を大平山の直ぐ東に表記していますが、実際の位置は大平山の南側鞍部だそうです。
釈迦ヶ岳と三方分山の登山口↓
釈迦ヶ岳と三方分山への登り口は道の左側に設置された階段を登っていきます。登り口には「登山道入口」と書かれた看板が出ているので直ぐに分かります。また登山道の反対側には小さな空き地があり、その先端を西側へ下っていくと大平山方向です。
ピークからは釈迦ヶ岳を西から東へと廻り込むようにして一気に下ります。約50mほど下ると道の左側にスペース(写真左)が設けられており、登山者はここへ車を置いて登っているようです。起点から約5.1キロ地点(写真右)まで進むと右手の谷側が大きく開けます。山が近いのでなにかを見通すような景色ではありませんが、対面の山腹にはこれから進んでいく道が長く続きます。
この道へは約5.7キロ地点(写真左)の右カーブから下っていきますが、同カーブ反対側の法面側には細い道(写真右)が急角度で上っています。地図上ではヌケド峠への道がこの辺りから上っており、或いはこの道がそうなのかもしれません。ちなみにヌケド峠は釈迦ヶ岳と三方分山の稜線上にある峠で、ヌケド峠から大ゾウ沢沿いに下っていくと起点の大鳥沢橋へと抜けられるようです。
起点から約6.0キロ地点(写真上)まで進むとピークを含め、ここまで下ってきた道が右手から右手後方にかけて広がります。また同地点の右手下方にはこれから下っていく下道(写真下左)も見ることができ、2度の切り返しを経たあとの約6.7キロ地点(写真下右)でその下道へと至ります。
起点から約6.8キロ地点(写真左)まで進むと約300mほどの区間が上り勾配となっており、暫くは左手や後方に延びる道を見ながら進みます。約7.4キロ地点(写真右)まで進むと右カーブとなり、そのカーブの先端からは左へと折り返すようにして下っていく遊歩道が分岐しています。
同地点には「←精進湖/三方分山経由」「三方分山のブナの大木/ミズナラ純林」「八坂の大ミズナラ」などと書かれた数枚の看板(写真中央)が立っており、この遊歩道を下っていくと三方分山1447mを経由して精進湖側へと抜けられるようです。ちなみに「八坂の大ミズナラ」までの距離は約1.5キロで徒歩20分。樹高25mの大木で下部町の天然記念物だそうです。
その約100mほど先、起点から約7.5ロ地点(写真左)まで進むと左手の遙か先に天空菜園(写真右)が見え始めます。天空菜園とは山菜採りや椎茸作りを体験学習することのできる個人経営の施設で、予約すれば素泊まり1800円で宿泊もできるようです。同地点の周囲は見える限りが全て山。初めて見る人は余りに山深い場所の家屋に驚くかもしれません。
起点から約7.8キロ地点(写真左)まで進むと道の左右にゲート用の支柱が建っています。ゲートといってもチェーンゲート用の支柱で、固定化されたゲート類ではありません。約8.1キロ地点(写真中央)まで進むと先ほどの天空菜園の上部へと至ります。同地点の法面側には地蔵峠への登山道(写真右)が上っており、ここを上っていくと約2.5キロ(徒歩40分)で下部町の天然記念物である「地蔵峠のツガ」へと行くことができるそうです。
起点から約8.2キロ地点(写真上)まで進むと富士山の頭が僅かに顔を覗かせます。富士山の手前側左手が三方分山1422mで、右に辿っていくと竜ヶ岳1485mや雨ヶ岳1771.7mも遙か先に見えています。当然ながら同地点から見ることは出来ませんが、三方分山の稜線を越えた先には精進湖があり、竜ヶ岳の手前には本栖湖が広がっています。折八古関線は長い割に指標となる景色がないので方向感覚が掴みにくいのですが、この辺りまで来ると何処をどのように走っているのかが分かり始めると思います。
そして起点から約8.3キロ地点(写真左)まで進むと天空菜園の看板(写真右)が立つ分岐点へと至ります。この分岐道は約5mほど先で再び左右に分かれており、左へ折り返すように進むと天空菜園へ、右へ進むと勾配の大きな下り坂となってやがて県道416号へと抜けていきます。実はこの道からも折八古関線の終点へと下ることができ、単に折八古関線の終点へ行くだけなら本線を進むよりも遙かに短い距離で抜けられます(後述)。
それほど長い距離ではありませんが、暫くは県道416号へ下っていく下道(写真上左)と平行に進みます。約8.4キロ地点(写真上右)からは谷側が大きく開け、南側の雨ヶ岳など雄大な山々を見ながら進みます。また同地点から下方に視線を落とすと県道416号や終点となる沢地区の集落(写真下左)が見られます。直線距離では1.2キロほどの距離ですが、この先の折八古関線は山腹を大きく廻っていくので(写真下中央と写真下右)見た目以上に長い距離を走ることになります。
起点から約9.3キロ地点(写真左)まで進むと炭焼き用の窯(写真中央)があり、道の横には大量の薪が積まれています。ここから暫くは特筆することもなく、100mから200mほどの短いアップダウンを繰り返しながら概ね西へと進みます。
約10.8キロ地点(写真左)まで進むと西の沢へと至ります。同地点には中塚橋が架かっており、左手前方には一時的に姿を隠していた富士山(写真右)も再び顔を覗かせます。
起点から約11.1キロ地点(写真上)まで進むと左手から左手後方にかけての景色が大きく開けます。特になにかを眺望するといったような景色ではありませんが、背後の山腹にはここまでの道が長く続いており、立ち位置を変えると約8.3キロ地点で通ってきた天空菜園への分岐点(写真下左)や県道416号へと下っていく道(写真下右)などを遙か遠くに望みます。
起点から約11.9キロ地点(写真下左)まで進むと右カーブとなり、そのそのカーブを曲がり切ると道の下に軒を連ねるようにして建つ八坂地区の集落(写真上)が現れます。家屋は7、8軒くらいはありそうですが、実際に住んでいるのは一つの家族のみのようで、八坂地区としては天空菜園の方と併せ二つの家族が居住しているだけのようです。また以前は集落を約100mほど進んだ右手の法面上(写真下中央)に廃校(写真右)があったのですが、翌年の2004年に行ったときには既になく現在は空き地です。
集落からは短いアップダウンを繰り返しながら山腹を内回りに大きく廻っていきます。そして起点から約12.5キロ地点まで進むと左手となる対面の山腹(写真上)に約5.0キロ地点のピーク(写真下左)や天空菜園の分岐点、更には天空菜園から県道416号へと下っていく道や先ほどの集落(写真下右)などピークから先の景色を遙かに望みます。前述したように指標となる景色が殆ど無いので何処をどう進んできたのか分かりにくいのですが、ここに立つとこれまでの道筋が手に取るように分かります。
起点から約12.8キロ地点(写真上)まで進むと右カーブを切り返してここから暫くは西へと向かいます。背後には富士山が顔を覗かせており、その左側はパノラマ台1328m方向で、右側遙か遠くに見えるのが雨ヶ岳1771.7mや毛無山1945.5mのようです。
起点から約13.3キロ地点(写真上)まで進むと、左手となる南東側にこれから下っていくことになる下道を望みます。またその先には三ツ沢地区へと上っていく道も見え、この道は折八古関線の終点を約500mほど東へ進んだ場所から分岐している道ですが、最終的には三ツ沢地区へと行き着きます。
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