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433 林道古草里線 南部町富岡地区から樋の沢川に沿って北へと延びるピストン林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約1.8km 未舗装区間:1.7km 舗装路面:− 眺望:D− 爽快感:D− E 138.28.16 N 35.17.29
幅員:約4.0-5.0m 冬季閉鎖:不明/ゲートなし 未舗装面:C+ 雄大:D 閉塞感:5 2007年10月20日 晴/雲

林道古草里線は南部町の富岡地区から北へと延びるピストン林道です。ここまでの道順を簡単に書いておくと、古草里線へ行くにはまずは南部町内船地区のJR身延線「内船駅」を目指します。内船駅まで行くと、その直ぐ南側が内船踏み切りになっているので渡って直ぐに左折します。左折すると約300mほどで金生屋商店の建つT字路となるので、右折してそのまま約600m(内船駅からだと約900m)ほど進みます。約600mほど進むと左側に内船公園入り口があり、その約100mほど先(内船駅からだと約1キロ)で道が二又(写真上)に分かれます。右へ曲がっていくと思親山や佐野峠へ行くことが出来ますが、富岡地区へはそのまま直進的に進みます。※ここまでの詳しい道順については林道栃広線のページを参照してください。
分岐点まで行くと既に前方の約30mほど先で更にY字に分岐(写真左)している道が見えると思います。同Y字路には「←喜遊荘」という看板があり、左の道へ進むと内船温泉の寿楽荘や喜遊荘へと続きます。ただ道そのものは喜遊荘で行き止まるので、古草里線へ行くには同Y字路の右へと上っていく道(写真右)に進みます。
入り口はやや薄暗い勾配の大きな道ですが、直ぐに田園風景の広がる平坦な道となり、約400m(内船駅からだと約1.4キロ)地点まで進むと逆Y字路(写真左)で富岡地区へと行き着きます。右折すると最初の分岐点(このページの最上段)へ戻ってしまうので同地点は左へと進みます。約150mほど進むと左側に民家が建っており、一見するとここで行き止まりかに見えるような場所ですが、道は更に続いているので(写真右)そのまま進みます。
民家の横を抜けていくと少々薄暗い下り坂の道となります。そこから約200m(内船駅から約1.7キロ)ほど進んでいくと最初のカーブで名無し橋(写真上)を渡ります。橋を渡り切ると直ぐに二又路(写真下左)になっており、右へと上っていく道が古草里線(写真下右)になっています。なお左の道は約200mほど先の墓地で行き止まりで、最後は狭い落下道となっているので入らない方がいいでしょう。
入り口から約100mほどはコンクリートの舗装路となっていますが、そこから先は未舗装路(写真左)へと変わります。道幅は約1.5車線から約2車線弱と広めで路面はやや湿った土質。大きな段差等がなく走りやすい道ですが、周囲を厚い樹林帯(写真右)がスッポリと覆っているので景色的なものはなにもありません。
入り口から約300m地点(写真左)まで進むと大きく右へと切り返していきます。この右カーブの先端で左手側の谷下に視線を落とすと墓地(写真右)が見えると思います。これが入り口の分岐道を左に行った際にある墓地で、道はその直ぐ先で行き止まりです。
入り口から約400m地点(写真左)まで進むとコンクリートの舗装路へと変わり、その直ぐ先にある谷止めダム堰堤の前で左へと折り返します。いったんコンクリート路へと変わった道ですが、堰堤の前を折り返して行くと直ぐに再び未舗装路(写真右)へと戻ります。
入り口から約500m地点(写真左)まで進むと古草里線では珍しく約200mほどの直線路となっており、その直線路の終わる約700m地点(写真右)では右手へと折り返すようにして上っていく道が現れます。ただ入り口にはチェーンが張られており、道そのものも草に覆われ路面も見えない状態です。入らなかったので何処へ続くかは知りませんが、状況からして既に廃道となっているのかもしれません。
入り口から約800m地点(写真左)まで進むと左手の下部に小さな滝(写真右)を望みます。厚い木々に阻まれるため本線上から川面を見ることはありませんが、左手の約50mほど下には樋の沢川が流れ下っており、勢いよく流れ落ちた水は滝音とともに斜面を下って樋の沢川へと流れ込みます。
入り口から約1.0キロ地点(写真左)まで進むと珍しく谷側の樹林層が切れて僅かながらも展望が開けます。とはいっても開けている範囲が非常に狭く、なおかつ対面の山(写真右)が間近まで迫っているので景色としては非常に単調です。
いったんは切れた谷側の木々も、その直ぐ先(写真上左)で再び厚い樹林帯の道となり景色は閉ざされます。しかし入り口から1.2キロ地点(写真下)で右へ切り返していくとやや樹林層が薄くなり、左手には僅かながらも西側の山々(写真上中央)を望みます。また後方(写真下右)には木々を通して富岡地区と思われる家屋が顔を覗かせています。
入り口から約1.4キロ地点(写真左)まで進むと折り返すようにして上っている道が右手に現れます。入らなかったのでハッキリとしたことは分かりませんが、雰囲気としては上部の空き地に出て終わりのような気もします。同地点の谷側も樹林層が切れており(写真右)、左手には僅かながらも対面の山々を望みます。単調で面白くもない景色ですが、古草里線に於いてはここが最も開けた場所かもしれません。
さていよいよ終点が近づいてきました。先ほどの分岐道を過ぎると路面に若干ですが落石や伸びた草が目立つようになってきます。入り口から約1.6キロ地点(写真左)まで進むと左手の樋の沢川(写真右)との高低差も20mほどまでに近づきます。相変わらず木々に阻まれ川面は見えないものの、この辺りまで来るとバイクを走らせていても川音がハッキリと聞こえます。
最後はやや薄暗い道(写真上左)を進み、入り口から約1.8キロ地点(写真上右)で10mx20mほどの空き地に出て終わります。周囲は全て樹林帯が覆っているため景色的なものはありませんが、空き地の直ぐ左手には高低差2mほどまでに縮まった樋の沢川(写真下)が流れ下ります。なお林道そのものはここまでと思われますが、空き地の先端からは更に狭い道が続きます。
空き地から先の道↓
空き地からの道は1.5mから2mくらいの道幅です。左手の直近には樋の沢川が寄り沿っており、約200mほど進むと空き地で2mほどあった高低差も殆どなくなります。以前はここで樋の沢川をまたぐコンクリート道がそのまま対岸へと続いていたと思われますが、現在は川の途中で崩れておりその痕跡だけが残っている状態です。川幅が狭いので橋がなくても徒歩なら簡単に渡れてしまいますが、自身はここで引き返してきたのでその先のことは知りません。いずれにせよ車輌が通るような道ではなく、単なる治山用の作業路ではないかと思われます。
(了)

総評
道幅は概ね1.5車線で路面はやや湿り気のある土質。大きな石や段差等は殆ど無く、一般的な4輪セダン型車でも問題になるような箇所はないと思います。林道としては道幅が割と広めなので圧迫感はさほどありませんが、ほぼ全線に渡って樹林帯の道が続くので閉塞的な印象は否めません。なおこのまま延ばせば三石山線と繋がるはずですが、残念ながらここ1年で変わった様子はありません。いずれにせよ探索目的でもなければ走っても面白くはないと思います。
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