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432 甲府市営林道栃広線(ページ1) 南部町の上佐野地区から天子ヶ岳や長者ヶ岳方向へと延びていくピストン林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3.5km 未舗装区間:2.4km 舗装路面:C− 眺望:C− 爽快感:C E 138.30.10 N 35.19.16
幅員:約4.0-5.0m 冬季閉鎖:通年通行可/ゲートなし 未舗装面:C 雄大:C 閉塞感:3 2007年10月20日 晴/雲

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林道栃広線は南部町上佐野地区から長者ヶ岳1335.8mや天子ヶ岳1330m方向へと延びるピストン林道です。甲府市方面から栃広線へ行くには、まずは南部町内船地区の県道10号沿いに建つJR身延線「内船駅」を目指します。お勧めの道としては国道52号から県道9号へと入り、身延橋を渡って県道10号から向かうのが早いかと思います。身延橋東詰交差点から南部橋東詰交差点まで信号機がひとつもなく、国道52号を進むよりも快適です。 周辺まっぷ   元の画像に戻す 
南部町内船地区のJR身延線「内船駅」へとやって来ました。内船駅から栃広線へ向かうには、大きく分けて2つの方法が考えられると思います。ひとつは内船地区からバス道を使って上佐野地区へ行く方法と、もうひとつは栄北部線、栄中部線、三石山線、上佐野線、佐野峠、佐野峠線、西乗南線、上佐野地区、バス道、と経由して栃広線へと向かう方法。時間的にも労力的にもバス道を使った方が簡単ではありますが、今回はより多くの林道を巡れる佐野峠経由で向かってみたいと思います。さて内船駅へ着いたら敷地の南端を左折して東へと入ります。
左折すると「内船」踏み切り(写真左)となり、踏み切りを渡り切ると直ぐに変形の十字路へと行き着きます。この変形の十字路を右折した道が前述したバス道で、このバス道を使うと思親山1030.9mの南側を大きく廻り込み、やがて天子湖や下佐野地区を経由したあと上佐野地区へと至ります。ただ今回は佐野峠を経由していくので変形の十字路を左折します。左折すると内船駅の裏手の道となり、JR身延線の線路に沿って北へと向かいます。この道は約300mほど進むと金生屋商店(写真右)の建つT字路へ突き当たります。左折すると再び踏み切りを渡って県道10号へ出てしまうので、佐野峠へ向かうには右折して北東方向へと進みます。
内船駅から上佐野地区へと続くバス道↓
バス道を走るバスは南部町営の自由乗り降りバスで、内船駅と上佐野バス停を1日3回のピストン運行を行っています。内船駅から約5分くらいの場所には中村バス停があり、ここを東へ入ると栄中部線から佐野峠へと上れます。また井出地区からは広域林道の三石山線が分岐しており、三石山線を使うと栄北部線や栄中部線の狭い道を使うことなく佐野峠へと上れます。ただそこから先の上佐野線が狭いことや、佐野峠からの西乗南線が未舗装路であることを考えると普通にバス道を使って天子湖経由で上佐野地区へ行った方が早いと思います。4輪の場合だと内船駅から上佐野地区まで30分から40分くらいかかりますが、佐野峠経由に比べるれば半分くらいの時間で行くことが出来ると思います。
さて金生屋商店を右折すると約600m(内船駅からだと約900m)ほどで「うつぶな公園」の入り口(写真上左)へと行き着きます。うつぶな公園の看板を左手に見ながら更に約100mほど進むと、左下り右上りの二又路(写真上右)が現れます。左直進的に進むと(写真下左)内船温泉の寿楽荘や喜遊荘(写真下中央)、更には富岡地区の古草里線(写真下右)へ行くことができますが、佐野峠へ行くには同分岐路を折り返すようにして右へと上ります。なお同地点には「思親山→」と書かれた案内板が立っていますが、これから向かう佐野峠は思親山の登り口にあたります。この先も思親山の看板は多々出てきますが看板に従い進めば間違うことはありません。
うつぶな公園↓
うつぶな公園は標高220mの小山に造られた南部町営の公園です。入り口を約200mも上っていくと大きな駐車場があり、そこから徒歩1分で展望台へと行き着きます。展望台からは南部町の町並みを眼下に見おろし、その背後には篠井山や十枚山などの山々が爽快に広がります。また園内には2万株のアジサイや800本の桜が植えられており、毎年6月下旬には「あじさい祭り」が催されるそうです。
うつぶな公園の先にある分岐路を右折したら道なりに約800m(内船駅からだと約1.8キロ)ほど進みます。約800mほど進むと道の右側に「思親山→」の看板が出ており、細い分岐道が右へと続きます。前記したように佐野峠は思親山への登り口になっているので、ここも看板に従い右へと進みます。※ここを直進しても古草里線へ行くことができます。
右折した道は栄北部線となり、そのまま道なりに進むと約200mほどで栄中部線のY字路(写真左)へと至ります。右の栄中部線へ進むと倉ヶ平地区を経て最終的には再びバス道(前述した中村バス停)へと下りてしまいます。同地点にも「←思親山」という案内板が出ているので、ここも案内板に従い左の栄中部線へと進みます。
栄中部線は約1.5車線弱から約1車線強の狭い道が続きます。周囲は厚い樹林帯によって景色的なものはまったくありません。4輪ではガードレールのない落下道に気を遣い、2輪では路面に堆積した木の葉や浮き砂に絶えず気を配ります。全線に渡ってかなり閉塞感の漂う道ですが頑張って上っていきましょう。
内船駅から約3.8キロ地点(写真左)まで進むと三石山線へと突き当たります。同地点にも「←思親山」という案内板(写真右)が出ているので左へと曲がります。なお右に曲がると井出地区でバス道へと下りられます。距離的にはかなり長くなりますが、4輪では井出地区から三石山線へと入り同地点へ上ってきた方がいいかもしれません。
三石山線(写真上)は道幅が広いので4輪同士の擦れ違いでも気を遣うことはありません。暫くは左手に広がる南部町などの景色を見ながら進みます。三石山線に出て約800m(内船駅からだと約4.5キロ)地点まで進むと道の左側に「思親山→」の看板が現れ、その反対側には細い道が右へと分岐しています。この道は町道上佐野線で、上佐野線を上り詰めた先が佐野峠です。
快適だった三石山線とは対象的に、上佐野線へ入ると鬱蒼とした樹林帯の道(写真上左)が続きます。道幅は非常に狭く、場所によっては擦れ違いのできない落下道も数多く現れます。大型の4輪だと常に落輪を気にしながら進むような道ですが、ただこの道はそれほど長くは続きません。上佐野線へ入って約1.8キロ(内船駅からだと約6.3キロ)地点まで進むと佐野峠(写真下右と写真下)へと至ります。
佐野峠(写真上)は「関東の富士見100景」に選ばれている標高845mの峠です。峠には四阿や水洗式のトイレ(飲料不可)が設置されており、正面となる東側には大きな富士山(写真下左)も綺麗に見られます。また同峠からは佐野峠思親山線、佐野峠樋之上線、佐野峠線(写真下右)など多くの林道が分岐しており、前記したように思親山(山梨百名山)への登り口にもなっています。佐野峠から思親山までの所要時間は約30分から40分ほど。開けた山頂からは富士山や静岡県側の町並みが広がります。
ここまで佐野峠を指標として上って来ましたが、ここからは佐野峠線(写真上左)と西乗南線を下って上佐野地区へと進みます。佐野峠線は全線舗装林道で長さは2644m。時おりこれから下っていく上佐野地区(写真下左)や静岡県境の山々(写真下右)などを望みながら下ります。終点までいくと西乗南線の未舗装路(写真上中央)が続いており、ここには林道の看板や杭が立っています。上佐野地区まで長い割には余り分岐道のない道のりですが、佐野峠線の終点から約1.1キロ地点まで進むと唯一、西乗北線(写真上右)が左へと分岐しています。
西乗北線↓
西乗北線は道幅1.5車線弱のピストン林道です。全線未舗装路で勾配は大きめ。前半はさしたる景色もありませんが、中盤を過ぎると何ヶ所かで南側に爽快な山の連なりを望みます。後半は少々ガレた落下道になっており、最後はちょっとした空き地で終わります。また途中では三石線が分岐しており、こちらも約1.5車線弱の全線未舗装路が続きます。実は遙か北の本谷線からも同名林道が分岐しており、一瞬、繋がっているのか?と期待してしまいますが、最終的には唐突に道が途切れて終わりです。注)現在の西乗北線は入り口にチェーンが張られています。
西乗川に沿って西乗南線(写真上左)を下ってくると、佐野峠から約7.8キロ(内船駅からだと約14.1キロ)で上佐野地区へと行き着きます。同地点はT字路(写真上右と写真下)になっており、右へ進むと直ぐに西乗川を渡っていく佐野橋が架かっています。実はこの突き当たった道が内船駅からのバス道で、左折するとバス終点方向、右折すると天子湖や井出地区を経由して再び内船駅へと戻ります。栃広線へ進むには同T字路を左折してバス終点方向へと進みます。
佐野川橋から約500m(内船駅から約14.6キロ)ほど進むと上佐野バス停(写真左)が道の右側に現れます。この上佐野バス停がバスの終点で、ここで折り返したバスは再び内船駅へと戻ります(発着本数は1日3本)。同地点はバスがUターンするための空き地になっていますが、ここまで来ると前方100mほどの場所に栃広線の分岐点(写真右)が見え始めます。
内船駅から約14.7キロ地点(写真左)で栃広線の入り口へ到着です。同地点は左上り右下りのY字路になっており、栃広線へは右の道へと進みます。注意していくと分岐点に「東海自然歩道/長者・天子が岳/栃広方面」という案内板(写真右)が出ているので分かると思います。なお左へ進むと佐野線となり、その先には本谷線、本谷支線、本栃線、三石線といった長大な未舗装林道がありますが、残念ながら現在はゲートが閉まっており一般車進入禁止です。
佐野線との分岐点を右折すると約100mほどで佐野川に架かる栃広橋(写真上左)を渡ります。栃広橋からは既に栃広線の看板(写真下左)が見えており、内船駅から約14.9キロ地点(写真下右)で栃広線へと行き着きます。なお同地点は二又路になっており、右へ進むと東海自然歩道となって長者ヶ岳1335.8mや天子ヶ岳1330mへと続くようです。
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