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459林道貫ヶ岳線  旧富沢町万沢地区の大峠近くから北西へと延びるピストン林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/
平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約1.3km 未舗装区間:約1.3km 舗装路面:− 眺望:C− 爽快感:D+ E 138.29.07 N 35.12.40
幅員:4.0m 冬季閉鎖:不明/ゲートなし 未舗装面:D+ 雄大:D 閉塞感:1 2009年04月27日 晴/雲

林道貫ヶ岳線は旧富沢町(現在は南部町)万沢地区の大峠近くから北西へと延びるピストン林道です。甲府市方面から貫ヶ岳線へ行くには、まずは国道52号を南進して旧富沢町万沢地区にある「新万沢橋北詰」交差点を右へと曲がります。右へ曲がった道は県道10号となり、約400m地点でT字路となるので同T字路を左折して更に約700mほど進みます。国道52号から約1.1キロ地点まで行くと万沢川に萬澤橋(写真上)が架かっているのでその手前を右折して南西方向へと進みます。※ここまでの詳しい説明は林道万沢大峠線を参照してください。
萬澤橋を右折した道はやがて県道811号となり、萬澤橋から約1.6キロ地点(写真左)でY字路へと行き着きます。同分岐点には方面案内板(写真右)が出ており、左へ進むと県道811号の続きで日向地区や大城地区へと向かい、右へ曲がると林道万沢大峠線となって大峠へと抜けていきます。貫ヶ岳線は大峠近くから延びる林道なので万沢大峠線からでも行けますが、今回は左の県道811号を上った大城集落経由で行ってみたいと思います。
万沢大峠線との分岐点を過ぎると直ぐに万沢川の支流である大城川(写真上)を渡ります。大城川を渡った道は本格的な山道(写真下の3枚)となり周囲は樹林帯によって閉ざされます。道幅は概ね1.5車線。場所によっては狭くなっているところもありますが、たいていの場所では4輪同士でも擦れ違えます。
万沢大峠線の分岐点から約1.9キロ地点まで進むと左側に上道(写真上左と写真上右)が見え始めます。この上道が犬巻峠側へと折り返していく県道811号で、万沢大峠線の分岐点から約2.2キロ地点(国道52号からだと約4.9キロ地点)で大城多目的集会センターのT字路(写真下左と写真下右)へと突き当たります。同T字路を左折すると県道811号の続きで犬巻峠方向となりますが、今回は右折して大峠方向へと進みます。  現在地マップ     元の写真に戻す  
大城多目的集会センターを右折した道(写真上)は軽い上り坂となって北西方向へと向かいます。右側の緩斜面には茶畑(写真下左)が広がっており、その向こうには白鳥山567.7mや富士山(写真下右)といった景色を望みます。
同地点の標高は310m前後といったところでしょうか。一帯には十数戸の家屋(写真上)が建ち並び、茶畑とは逆の左手に視線を送ると貫ヶ岳897.3m(写真下)が高く聳えます。ちなみに貫ヶ岳も山梨百名山となっており、山頂からは富士宮市や富士山といった景色を望むそうですが、草木があるので思ったほどはスッキリと望めないようです。
大城地区で左折した場合の県道811号↓
大城地区で左折すると県道811号の続きとなり犬巻峠方向へと向かいます。犬巻峠付近まで進むと右手が大きく開け、西側の眼前に貫ヶ岳が大きく聳えます。道はやがて富士ロイヤルカントリークラブ沿いに南東へと進み、町道屋敷平線へと突き当たります。突き当たった場所で右折するとそのまま県道811号で静岡方面へと向かい、左折すると町道屋敷平線となって国道52号へと抜けられます。国道52号へ抜ける場所は県境にほど近い場所で、右折して約400mも進むと静岡県です。  県境の写真(山梨県側と静岡県側から各1枚ずつ)  
   周辺マップ     元の写真に戻す  
大城多目的集会センターからの道(写真上左)は何処にでもある平均的な山道で4輪同士でも普通に擦れ違えます。谷側に樹林帯が沿うため景色的には優れませんが、多目的集会センターから約900m地点まで進むと大峠橋(写真上中央)となり、このとき右手に視線を移すと富士山(写真上右)が顔を覗かせています。そしてその約200mほど先の約1.1キロ地点(写真下左と写真下右)まで進むと、やや折り返すような形で貫ヶ岳線が左へと分岐しています。
貫ヶ岳線へ入らず直進した場合↓
貫ヶ岳線へ入らずそのまま進むと約100mで大峠となり万沢大峠線との分岐点へと至ります。万沢大峠線は長さ約2.9キロの林道で、その内の約1.9キロが未舗装路。万沢大峠線へ下ると最終的には県道811号へと抜けていきます。
大峠までは軽いアップダウンを繰り返しながら進みますが、万沢大峠線から先は明確的な下り坂へと変わります。大城多目的集会センターから約2.3キロ地点まで進むと東根熊地区の集落へと行き着き、その約100m先で分岐路が現れます。本線は左へと進んで行き、大城多目的集会センターから約2.0キロ地点で県道801号へと行き着きます。ちなみに分岐路を右に曲がっても短い未舗装路を経たあと県道801号の東根熊バス停前へと抜けられます。  周辺マップ     分岐道の様子     看板拡大     元の写真に戻す  
さて貫ヶ岳線へと進みます。入り口(写真上左)付近での道幅は約1.5車線といったところでしょうか。少々草に覆われているため狭く見えますが、林道としては平均的な広さの道が折り返すようにして(写真上右)西へと向かっています。入り口付近に段差や大きな石等はありませんが、当日は入って直ぐの場所から水溜まり(写真下左)となっており、その先も約10mくらいにわたってヌタ道となっていました。特に景色はありませんが、右手にはこれから進んでいく道(写真下右)を僅かに望みます。
それほどすばらしいと行った景色ではありませんが、入り口から約50mほど進むと右手側に眺望(写真上)が開けます。遙か先に見えるのは山梨百名山の思親山1030.9mで、その左側に東熊根地区や県道801号(写真下左)の道筋を見通します。入り口から約100mほど進むと右カーブ(写真下右)となり、先ほど入り口付近で見えていた道へと進みます。  写真左下の拡大  
右カーブを曲がりきると(写真上左)再び右手が開けます。先ほどは北側の景色を一望しましたが、こちらでは東側の景色が開けており、すぐ間近に槫坪線の入り口(写真上右)や大峠、その先に山梨百名山の白鳥山567.7mや静岡県側に位置する越前岳1504m、位牌岳1457.5mといった山々を望みます。
林道の入り口から約200m地点からは軽い下り坂へと変わります。下り坂へ変わると樹林帯(写真上左と写真上右)に囲まれて場所によっては頭上まで覆われるので多少閉塞感を感じるかもしれません。約550m地点(写真下)まで進むと開設標(写真下の四角枠内)が道の右側に現れます。  開設標の拡大  
開設標から先は上り勾配となりますが、貫ヶ岳線がほぼ等高線に沿って進む道なので勾配的には軽い上りです。林道の入り口から約600m地点(写真左)で大きく左へと曲がっていき、約650m地点(写真右)では切り通しを抜けて北西へと進みます。
北西へと進んだ道は沢を廻り込むようにして(写真上と写真下左)山の北側へと向かいます。この辺りも道沿いには厚い樹林帯(写真下中央と写真下右)が沿っており景色的なものはありません。
林道の入り口から約900m地点(写真左)まで進むと、右手の樹林層がやや薄くなり北側の景色を望みます。木々の間からチラチラと見える程度なのでスッキリとは望めませんが、方角的には県道801号が通る東根熊地区や西根熊地区方向と思われます。
林道の入り口から約1.0キロ地点(写真上と写真下左)まで進むと切り通しの右側に2本のアンテナが立っています。1本はCATVのアンテナ(写真下右)ですがもう1本は何のアンテナかは分かりません。さてここまで来ると残りは僅かです。
アンテナの場所(写真上左)を過ぎ、林道の入り口から約1.2キロ地点(写真上右)まで進むと道の左側に空き地が設けられています。それほど大きな空き地ではありませんが、一般的な4輪なら展開するのに充分な広さだと思います。そしてその約50mほど先(写真下左)で道が途切れて(写真下右)終わります。その先は切り立った崖になっており、木々の間から僅かに東根熊地区方向を望みますが特に何かを見通せるといったような景色はありません。  逆側から見た終点     元の写真に戻す  

総評
道幅は概ね1.5車線といったところでしょうか。やや路肩の脆そうな場所や軟弱な路面などを見受けられましたが、入り口のヌタ道にさえ注意すればあとは一般的な4輪セダン型でも普通に走れると思います。といっても延長が約1.3キロと短く、景色的にも単調なので探索目的以外では余り面白くないかもしれませんが。なお貫ヶ岳を挟んだ反対側には貫ヶ岳(西)線という似た名前の林道があります。こちらは県営の林道で平成11年度から平成25年度までが開設工事予定となっているそうです。計画されている延長は3000m。繋がって抜け林道になれば面白そうなのですが、両線は直線距離でも3キロくらい離れており繋がる可能性は低そうです。  両線の周辺マップ  
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