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337 荒倉山林道(ページ2) 韮崎市円野から荒倉山へと続く林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約8.7km ダート:約6.9km 舗装路面:C 眺望:B+ 爽快感:B E 138.233 N_35.460
幅員:約4.0m 通年通行可/ゲートなし 未舗装面:C 雄大:B− 閉塞感:1 2004年03月28日 晴

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約6.3キロ地点まで進むと広い空き地が右手に現れます。特に何かがあるわけではなく、またなんのためのスペースなのかも分かりませんが横幅50mx奥行き30mほどの広い空き地です。ここまで来たら前方に目を向けてみましょう。これから進む道が対面の山に長く続いているのを確認できるはずです(写真左の丸印の部分を回っていきます)。またこの辺りでの道は長く稜線に沿っており、右、或いは左側にと常に稜線が従います。
さて、約6.8キロ地点まで進むと先に触れた平川峠へと至ります。平川峠からは左に分岐する道が下っており、「平川峠」と書かれた峠の杭には「←穴山、韮崎」という表示板が掛かっています。道幅の狭さからして登山道と思われますが、同分岐路を左に曲がっていくと穴山や韮崎へと下りることが出来るようです(後述)。
平川峠から先は一転して上り坂となっていきます。また平川峠から約200mほど進んだ約7.0キロ地点では砂利が厚く敷かれた路面へと変わっていきますが、実は同地点は2003年に長さ約20m、深さ30mくらいの大崩落を起こしていた場所でもあります。当時は道ごと崩落しており、「1年くらいは掛かるのでは?」と思っていたのですが見事に復旧していました。
なお同地点からの景色は非常に素晴らしく、正面には茅ヶ岳や七里ヶ岩、更に眼下へと目を移せば国道20号沿いの景色や穴山橋といった眺望が広がっています。ただここから先は僅かに勾配が大きくなっていき、路面も若干ですが荒れ気味になっていきます。荒れ気味といってもコブシ大の石が転がっている程度なので4輪のセダン型でも充分可能です。
更に山を回り込むようにして約7.6キロ地点まで進むと、東の方角が一気に開けて甲府盆地や山梨市、更には大菩薩方面の大眺望が広がります。この辺りでの景色は鈴嵐林道の景色と良く似ており非常に爽快です。
約8キロ地点(写真左)では折り返すように向きを変え南西へと進みます。眼下には韮崎や須玉といった町並みが広がっており、足下にはここまで上ってきた道が長く続いています。ちなみに約7.6キロ地点の写真(2段上のパノラマ写真)は写真右の丸印の場所で撮影しています。
谷側の開けた爽快な道ですが、約8.5キロ地点まで進むと残りも僅かとなってきます。同地点では折り返すようにして上道が続いており、ここでちょっと後ろを振り返ってみるとその道が直ぐに曲がっているのが見えるはずです(写真上の丸印)。実はそのカーブが荒倉山林道の最後のカーブとなっており、そこを右へと曲がっていくと直ぐに終点へと突き当たります。また写真上の約20mほど先にはユニークな「かかし」が立っており来訪者を出迎えてくれています。                   
約8.7キロ地点の最後のカーブ(写真左)を右へと曲がって行くと約30mほどで終点です。終点から先には荒倉山へと続く登山道が延びていますが、道幅は1mほどしかなく車両が通るような道ではありません。なお4輪では最終地点での転回は難しいかもしれませんのでご注意下さい。

さて、ここからは先にも書いた約1.8キロ地点の分岐路を左へと下った道です。
分岐路を左へと曲がっていくと勾配の大きい下り坂が暫く続きます。しかし約300mも進むと上り坂へと変わり、そこからは短いアップダウンを何度か繰り返します。周囲は山に囲まれた樹林帯なので景色は殆どありません。また道幅も一部では約1車線強から1.5車線弱とやや狭い部分があります。ただし大きな段差はありませんので4輪のセダン型でもゆっくりと進めば下っていけると思われます。
荒倉山林道を左折して約400mほど進むと右手に円池(つぶらいけ)が現れます。当日は水の枯れた空池となっていましたが、古くは甲斐国志にも円井(つぶらい)という名称で出てくる古池だそうです。池の畔には第18代天皇の皇女「円姫(つぶらひめ)」を祀ってある石塔があり、円井(つぶらい)という郷名もこれに由来しているそうです。円池から先は概ね下り坂が続きます。道幅は約1.5車線弱というところでしょうか。こちらも周囲は樹林帯の道となるため眺望はありません。  
荒倉山林道から約1.2キロほど進むと、切り返して下っていくような細い道が右手に現れます。道幅は2mほどでしょうか。横には「←平川峠、円池↑」という道標があり、ここを右へと進んでいくと、先の平川峠へと登っていくことが出来るようです。更に100mほど進むと龍珠院の前から舗装路となり、荒倉山林道から約1.5キロ地点で円野町宇波円井地区の人里へと至ります。全体的にやや狭く、勾配も若干大き目な道が続きますが4輪のセダン型でも走行可能と思われます。
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総評
道幅は概ね約1.5車線ほどの道が続きます。ダート路に大きな段差は殆どなく、谷側が開けている場所が多いので非常に爽快です。見える景色は林道鈴嵐線の眺望に似ており、西の八ヶ岳方面から東の大菩薩方向までを一望することが出来ます。小武川林道の直ぐ東側にありながらも余り知られていない林道ですが、晴れていれば行って損のない林道だと思います。
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