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343 遅能戸林道 大月市賑岡町奥山から中村川に沿って延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3314m + 約2.1km ダート:約1.5km 舗装路面:C+ 眺望:D+ 爽快感:C− E 138.552 N_35.375
幅員:約3.0-4.0m 通年通行可 未舗装面:C− 雄大:C− 閉塞感:0 2004年05月11日 晴
遅能戸林道へ行くにはまず県道512号を北西へと進みます。県道512号というのはJR中央線「大月駅」の裏手(北側)から北西へと延びている道で、遅能戸林道はその最終地点から始まります。入り口までを簡単に書いておくと、県道512号の道沿いに誰でも気がつく浅利小学校(写真左)が左側に建っています。県道512号の最終地点は浅利小学校から約1.6キロほど先(写真右)にあり、同地点はY字路となっています。ここまではほぼ1本道なので間違うことはないでしょう。
Y字路は富士急行の遅能戸バス停となっています。バス停の横には様々な看板(写真左)が並び、その中には遅能戸林道の看板も立っています(看板の下には林道の杭も設置されています)。Y字路を真っ直ぐ進むと金山線や同林道から分岐する奥山線への道となりますが、遅能戸林道は左へと曲がります(写真右)。左へ曲がると軽い上り坂となり、右側には田園地帯の長閑な景色が広がります。
林道の杭から約400mほど進むと道の右側に2枚の林道の看板(写真左)が立っています。1枚は大月林務事務所の立てた青い看板で、もう1枚は山梨県が立てた白い(昔の)林道の看板です。林道の杭から約600mほど進んでいくと富士急行の「西奥山」バス停が左側にあり、その直ぐ先では林道橋倉線が左手へと分岐しています(写真右)。林道橋倉線は橋倉温泉を終点とする林道で、その先の村道を進んでいくと真木地区へと抜けていきます。
バス停があることからも分かる通りここまでの道はバス道です(西奥山バス停が終点で、バスはバス停前のロータリーを折り返していきます)。地図上で見るとバス停のある地点は十字路となっていますが実際には十字路とはなっていません。実はバス停の50mほど手前に左へと上る道があり、途中から非常に細い道となって県道512号の「西奥山公民館前」バス停近くへと続いています。ただこの道は車両が通行するような道ではないので地図上の十字路は無視した方がいいでしょう。
林道の杭から約700mほど進むと「うど沢橋(写真左)」があり、その約200m先には民家が建ち並びます(写真中央)。このころから右手には中村川が寄り添うようになり、暫くは中村川の流れを見ながら進みます。ここまでは勾配も小さく穏やかな道ですが、林道の杭から約1.6キロ地点(写真右)まで進むと右へと折り返すような大きなカーブとなり、勾配も若干大きくなっていきます。
林道の杭から約1.8キロ地点(写真左)では戸沢地区への道が左手に分岐しています。この道は戸沢地区で行き止まりとなる道で、道幅1車線強の急登が続きます。林道の杭から約2.1キロ地点まで進むと民家が見え始め、約2.3キロ地点(写真右)でその横を通過していきます。この辺りで左側の側壁に注意していくと林道の開設標を見つけられることと思います。
林道の杭から約2.6キロ地点まで進むと石で出来た平井製作所の看板(写真左)が立っています。ここまでは上り坂の続いてきた道ですが、その直ぐ先の右カーブからは約300mほどの下り坂となっていきます(写真右)。  
約3.3キロ地点(写真左)まで進むと奥の沢橋が架かっています。奥の沢橋を渡ると中村川は左手へと移り、その直ぐ先には人家としては最後の家屋が現れます。林道の杭から約3.4キロ地点(写真中央)まで進むと道の右側に廃屋が建っており路面はダート路(写真右(白飛びしてます))へと変わります。※延長表記(3314m)からして山梨県の管轄している遅能戸林道はこの辺りまでと思われます。
ダート路へと変わった道ですが、ここから先はコンクリートの舗装路とダート路が目まぐるしく入れ変わります(上の図。※50m以下の短いものは除いています)。約3.8キロ地点には写真右のような看板もありましたが、まぁ道の横に落ちていただけなので解除されたという解釈で ^^;
ダート路の道幅は約1.5車線弱といったところでしょうか。周囲は山と樹林帯に挟まれており眺望するような景色はありません。林道の杭から約4.1キロ地点では折り返すような右カーブとなり、その先端には保安林区域図が立っています。現在地も示されているので位置の確認には便利かもしれません。
約4.1キロ地点の右カーブを曲がっていくと直ぐに舗装路となっており、今度は左へと大きく曲がっていきます。ここからの勾配はかなり大きくなっており、写真を撮るべく前輪ブレーキだけで止まろうとするとズルズルと滑り下ります。
林道の杭から約4.8キロ地点(写真中央)まで進むと右手に分岐路が現れます。折り返すようにして上っていく名無しの支線ですが、この支線はそれほど長くはありません。約300mも進むと広い空き地となりその先は谷止めダムで行き止まります(後述)。分岐路を右手に見ながら約5.3キロ地点(写真右)まで進むと最後の舗装路が切れてダート路へと変わります。その先は直ぐに右カーブとなっており、このカーブが遅能戸林道の最後のカーブとなっています。
最後は右カーブを曲がった約100mほど先で谷止めダム(写真左)に突き当たります。同地点は中村沢という沢になっており周囲は全て山に囲まれています。左手の斜面には登山道なのかダム補修用の道なのかは不明ですが、簡易的な階段(写真右)がありダムの上方へと続いています。
以下は林道の杭から約4.8キロ地点の分岐路
さてここからは約4.8キロ地点にある分岐路の道ですが、前述したように本線からは折り返すようにして上っていきます。しかし直ぐに弧を描くようにして北へと向かい、約100mほど先で谷止めダムの横を通過していきます。
最後は約300mほど進んだ谷止めダムの空き地で行き止まります。ダムの前面には土砂が分厚く堆積しているためダムの直下まで行くことは出来ません。本線より広い空き地ですが、こちらも周囲を山に囲まれているため景色的には単調です。

総評
約3.4キロ地点までは林道というより普通の生活道路といった感じです。約3.4キロ地点を過ぎると林道っぽい道となりますが沢沿いの道なので面白みという点では劣ります。※延長表記には分岐する道の長さは含めてありません。
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