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354 林道猿焼線 都留市朝日馬場の猿焼沢に沿って延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約1.5km ダート:約1.3km 舗装路面:C− 眺望:D 爽快感:D+ E 138.592 N_35.331
幅員:約3.0-3.6m 不明/ゲートなし 未舗装面:C− 雄大:D+ 閉塞感:3 2004年07月02日 晴
林道猿焼線は都留市朝日馬場にある林道です。林道猿焼線へ行くには県道35号で朝日曽雌地区まで行きましょう。朝日曽雌地区まで行くと富士急の「曽雌」バス停があり、その約100mほど東に分岐路があるので南東へと入ります。この道は林道盛里線へと続く道で、分岐路を南東へと入っていくと約1.3キロで林道猿焼線が右手に分岐しています(写真左)。同地点には朝日川キャンプ場の看板(写真右)が出ているのでこの看板を指標にするといいでしょう。※ここまでの詳しい道筋については林道盛里線のページを参照してください。
分岐路が現れたら右へと曲がって朝日川キャンプ場へと進みます(※林道の看板等は立っていませんが、当HPではこの分岐点を林道猿焼線の起点としていきます)。分岐路を右へと入った道幅は約1.5車線弱といったところでしょうか。路面はフラットで大きな段差等はありませんが、当日は入り口付近で水が染み出ておりタイヤが水飛沫を上げる場面が何ヶ所かでありました。また道の右側には朝日川が流れていますが樹木で川面を見ることは殆どありません。
林道の起点から約200mほど進むと朝日川に猿焼橋(写真左)が架かっているので渡って対岸へと進みます。猿焼橋の先はやや左へとカーブしており、そのまま約20mも進むと朝日川キャンプ場の看板(写真右)が出ています。
猿焼橋を渡って約100mほど進んでいくとキャンプ場の横(写真左)を抜けていきます。一帯は高原的要素を含んだ爽快な場所ですが人の気配は全くありません。実はこの朝日川キャンプ場は2003年10月6日から7日にかけ殺人事件が発覚した場所であり、現在は施設だけが残されて実質的な閉鎖状態となっています。このニュースは全国的にも大きく報道された事件なのでご記憶の方もあると思いますが、以下に新聞の抜粋記事▼を載せておきます。
猿焼橋から約200m(起点からだと約400m)ほど進むとコンクリート路(写真左)が左へと分岐しています。この左へと入った道については後述しますが、最終的には民家と思われる敷地で終わります。更にその約10m先では再びY字の分岐路(写真中央)となり、こちらも左へと上って行くと約50mで廃屋状態の山荘(写真右)で行き止まります。
林道の起点から約600m地点(写真中央)ではプレハブ小屋の横を抜けていきます。入り口には「(株)誠開発都留現場事務所」という木製の看板が出ていますが今は使われていないようです。そこから先は樹林帯の道となり暫くはフラットな直線路(写真右)が続きます。
林道の起点から約800m地点(写真左)まで進むと勾配が大きくなり、それと同時に頭上まで樹木に覆われるようにります。更に約900m地点(写真右)からは樹木が道幅いっぱいまで張り出している箇所が何ヶ所かであり4輪では少々厄介に感じるかもしれません。道の左側はV字の狭い猿焼沢を下る川となっていますが当日は水無しの状態で全く流れていませんでした。
林道の起点から約1.2キロ地点(写真左)からは大きめな石や段差がやや目立つようになり路面も少々荒れ気味となってきます。また実際の道幅は約1.5車線弱程度ほどはありそうですが、樹木の張り出しや下草が長く生えているため実質的な走行幅は約1車線ほどでより狭さを感じさせられると思います。
林道の起点から約1.3キロ地点(写真左)まで進むと直角に右へと曲がっていきます。ここからはコンクリート路の急登となっており、約10mほど進むと右側に朽ちた廃屋(写真中央)が現れます。コンクリート路となった道幅は約1車線強から約1.5車線弱。ここからの樹木の張り出しは非常に大きく、場所によっては2輪でも枝を払いのけながらの走行となります。しかしここまで来ると残りも僅かです。
最後は林道の起点から約1.5キロ地点で折り返すように右へと上り詰めた空き地(写真中央と写真右)で道が途切れて終わります。空き地の大きさは10mx10mほどで4輪でも転回できますが、周囲を樹木と山に囲まれているため景色的なものはありません。
以下は起点から約400m地点にある分岐路を左へと進んだ道です。
左へと分岐している道(写真左)は入り口こそコンクリート路ですが、約20mも進むと未舗装路(写真中央)へと変わります。道幅は1.5車線弱といったところで路面はフラットです。分岐点から約100mほど樹林帯の道(写真中央)を上っていくと、門?と思われる物体(写真右)が左右に並んでおり、道は更にその先へと続きます。
門から約100m(分岐点からだと200m)ほど進むと、右へと折り返していく急登(写真左)となり、そのあと直ぐに左へと折り返します。そのまま進むと民家?(写真中央)が現れ正門前を抜けていきます。民家の正門前を抜けて行くと直ぐに右カーブとなり、道はその家屋の左側で行き止まります(写真右)。分岐点からの距離は約300m。家屋に人の住んでいる気配はありませんでしたが直ぐに退散です。

総評
道幅は概ね約1.5車線弱ですが場所によっては約1車線強の狭い道となります。猿焼沢に沿って延びている林道のため景色的なものは全線に於いて殆どなく、朝日川キャンプ場を過ぎてからの道は樹林帯に覆われるためやや閉塞感が漂います。面白いというような林道ではありませんが林道盛里線へ行くついでに寄るのもいいでしょう。
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遺体が発見されたキャンプ場を調べる県警の捜査員山梨県都留市朝日曽雌の朝日川の渓流沿いにあるキャンプ場の駐車場で7日朝3人目の遺体が見つかった。地元では今年の夏ごろから「キャンプ場に遺体が埋まっている」とうわさになっており、付近の住民らは「うわさが本当になった」と不安と衝撃に包まれた。県警捜査本部によるキャンプ場内の捜索は午前9時から始まった。3人目の遺体は捜査員ら約50人が重機1台を使って、前日に2人目の遺体が見つかったすぐわきを掘り返した直後に深さ1.5メートルの地中から人の黒い上着とズボンがのぞいた。しかし大量の地下水が流れ出ているため遺体の収容は難航している。
捜査本部では既に収容された2人の遺体の身元は、同市大幡にあった建設会社「朝日建設」の元従業員の可能性が高いとしており、新たに見つかった遺体も同社の元従業員と見ている。捜査本部は、ほかにも遺体が埋められている可能性が捨てきれないとしてキャンプ場内の捜索を続けることにしているが、全てを掘り返すのには3日ほどかかるという。
このキャンプ場は土地を同市内の鉄工会社が所有し朝日建設が経営していた。同社では今年6月、作業員宿舎で従業員4人が重軽傷を負う火事があり、同社は8月に倒産したため、キャンプ場も実質的に閉鎖されている状態だった。地元では、同社が倒産する前の今年7月ごろから複数の元従業員が行方不明になっているといううわさが広がり、「キャンプ場に遺体が埋められている」という文書もキャンプ場近くの民家に投げ込まれていた。都留署には同月、「5年前、従業員が殺されたらしい」との情報が入り、8月には元従業員と名乗る人物から「社長に指示されて3年前、自分がキャンプ場に重機を使って穴を掘り箱のような物を埋めた」との情報も同署に寄せられた。
同キャンプ場は富士急線禾生(かせい)駅から東に5キロの朝日川沿い。近くの住民によると、冷夏の影響でこの夏はほとんど利用者がなかったらしい。近くの民宿経営者(68)は「管理人がいたりいなかったりで、うちに問い合わせが来たりしていた。遺体が埋まっているとのうわさが流れていたが本当に見つかって驚いた。いったいどれくらいの遺体が埋まっているのか」と不安げに話していた。
民間の信用調査機関などによると朝日建設は都留署に横領容疑で逮捕された元社長(54)が92年ごろ創業し、97年に有限会社となった。全国から労働者を集め多いときで約100人の従業員を抱え、土木工事の下請けを行っていたが経営は厳しく、一昨年6月に元請け会社が経営破たんしてからは受注も減り事実上倒産していた。都留労働基準監督署によると朝日建設を巡っては従業員から「給料がきちんと支払われない」との相談が過去5年で約80件寄せられていた。

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