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380 桜峠林道 三珠町にの「みたまの湯」から分岐して桜峠へと上っていく林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約1.9km ダート:約1.9km 舗装路面:− 眺望:B 爽快感:B− E 138.320 N 35.335
幅員:約3.6-4.0m 通行期間不明/ゲートなし 未舗装面:C 雄大:C 閉塞感:0 2005年07月18日 晴

※このページの写真は複数日に渡っています。
桜峠林道は西八代郡三珠町の「みたまの湯」から南へと進んで桜峠へと上っていく林道です。桜峠林道へ行くには、まず金川曽根広域農道を南進して三珠町大塚地区まで進みます。大塚地区まで行くと「みたまの湯」へ入っていく変形の十字路(写真左)があるので左折します。ここには「←みたまの湯」と書かれた看板(写真右)が立っているので分かると思います。※「みたまの湯」という案内板は三珠町までいくと至るところに出ています。
看板に従い「みたまの湯」方面へ進むと2005年に舗装されたばかりの綺麗な道(写真左)が南西方向へと延びています。金川曽根広域農道から約800mほど進むと「みたまの湯」の駐車場となりますが、注意していくとその手前に左へと分岐している道(写真右)に気がつくと思います。道幅1.5車線弱ほどの単なる農道ですが、桜峠林道へ行くにはこの分岐路を左へと進みます。
補 足
みたまの湯は2004年7月16日にオープンしたばかりの新しい温泉です。小高い丘陵地帯から望む景色が話題を呼び、近ごろは山梨市の「ほったらかし温泉」と並んで人気の高まっている温泉です。開館時間は年中無休の午前10時から午後11時まで。料金は大人750円、小学生500円、小学生未満は無料だそうです。自身は夜間に行ったことはありませんが、ここからなら夜景も素晴らしいと思います。

「みたまの湯」公式ホームページ http://www.mitamanoyu.jp/
また「みたまの湯」から南側の山を見上げると、桜峠林道や豊富村から上っていく大鳥居林道の道筋を見ることができます(写真は三段上の「みたまの湯」全景写真の左側駐車場から盆地を背にして撮影しています)。
さて「みたまの湯」の手前を左へ曲がると約100mほど先でY字路(写真左)となります。どちらも約1.5車線弱の農道ですが、桜峠林道へ行くにはこのY字路を左へと進みます。左へ曲がると「みたまの湯」や笛吹川沿いに建つ「清掃センター」の景色(写真中央)が後方には広がり、更に「みたまの湯」から約300m地点(写真右)まで進むと「9号調整池(写真右)」の左横を抜けていきます。
9号調整池までは周囲に果樹畑の広がる典型的な農道ですが、そこを過ぎると山林地帯となって約1.5車線弱の道だけが正面の桜峠線へ向かって延びています。そして「みたまの湯」から約600m地点(写真右)まで進むと右カーブとなり、その右カーブを曲がると直ぐに林道の杭が現れます。
林道の杭(写真左)はガードレールの外側にあり、夏場などでは背の高い草に隠されるようにして立っているので注意していかないと見逃すかもしれません。杭の先からは軽い下り坂となっており、路面は杭を境に未舗装路へと変わります。
一帯は山と山に狭窄されているため眺望するような景色はありません。やや単調な景色のなか、暫くは左手の山腹に延びる桜峠線(写真左)を見ながら進みます。林道の杭から約100m地点までは南西へと向かいますが、その先は太尾沢の谷止めダム(写真右)を廻り込むようにして東へと進みます。
道幅は約1.5車線弱から約1.5車線といったところでしょうか。場所によっては流水などによって出来た段差はあるものの、一般的な4輪セダン型でも走れると思います。当初は下り坂だった道も太尾沢からは上りとなり、林道の杭から約300m地点(写真左上)まで進むと右カーブの先で大きな空き地(写真右上と写真下)が現れます。
空き地の広さは20mx30mほどあり工事車両の駐車スペースと思われますが、その先端に立つと甲府市西部から山梨市、更には塩山市方面へかけての眺望が広がります。同地点の標高が450m前後とそれほど高くないので迫力という点ではやや劣りますが、空気の澄んだ日には茅ヶ岳から秩父山系までを見通しなかなか爽快です。
空き地から先は鋭角的に折り返して(写真左)西へと向かいます。右手は対面の山が近いため景色的なものはありません。暫くは左手の上部山腹(写真中央)に九十九折れとなって続く桜峠林道を仰ぎ見ながら進みます。
林道の杭から約800m地点(写真左上)まで進むと左手の谷側が再び開けます。標高が若干上がっただけで空き地からの景色と大差はありませんが、こちらでも石和町から山梨市、更には牧丘町から塩山市方面にかけての眺望(写真下)が広がります。
林道の杭から約1.0キロ地点(写真左)まで進むと先ほど下から仰ぎ見ていた上道へと至ります。夏場は草木がやや邪魔ですが、ここから暫くは西側をメインとした眺望が大きく開けます。
足もとにはここまで来る際に通ってきた「みたまの湯」や「9号調整池」がクッキリと見え、その先には甲府盆地はもちろん。南アルプス市から韮崎市までの爽快な景色が広がります。
眺望ポイントを過ぎると草木が大きく張り出した道(写真左)へと変わります。それほど長くは続きませんが、場所によっては前が見えないほど道幅いっぱいに張り出しており(写真中央)、バイクでも払いのけながらの走行だったので4輪では少々厄介かもしれません。林道の杭から約1.4キロ地点まで進むと左手の稜線(写真右)も間近に迫ります。或いはこの辺りの尾根が桜峠かと思ったのですが、残念ながら走行ラインからでは見分けがつきませんでした。
そして林道の杭から約1.7キロ地点で林道のピーク(写真左)へと到着です。同地点には工事関係者用に設置されたと思われる簡易トイレが設置されており、その手前には十数段の階段が登山道(写真中央)となって上っています。
この登山道を約200mほど東進した場所が桜峠でないかと思うのですが、100mも進まない内に足もとも見えないほど深い草地(写真左)となってしまいそれ以上は諦めました。このとき右手には大畠山1117.5mが間近まで迫っており(写真中央)、その山腹には畑熊地区と思われる家屋(写真右)が5、6軒ほど建っています。
林道のピークからは尾根の直下を桜峠のある東方向へと向かいます。しかし約50mも進むと道幅いっぱいに草が生い茂り(写真左)前も見えない状態。最後は林道のピークから約200mほど進んだ地点(写真右)で道が途切れて終わります。
終点ではただ単に道が途切れて終わっています。4輪では転回場所もないので最後まで行かない方が無難です。また夏場は周囲の全てが草に覆われており何も見えません。写真右は2005年6月13日の終点ですが、このときでも既に終点手前では1m近くまで草木が伸びている状態。終点まで行くなら5月中までかと思います。

総評
路面は概ねフラットですが場所によって多少の段差があります。一般的な4輪セダン型でも走れるとは思いますが底突きに注意して走った方がいいでしょう。眺望は各所で開けますが夏場は枝葉の張り出しで遮られがちです。道への張り出しもあるので行くなら冬枯れの時期がいいと思います。
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