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397 名無しだって面白い vol.2 山梨市矢坪地区と山梨市江曽原地区を結ぶ名無し林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。 |
延長:約3.0km |
未舗装区間:約2.6km |
舗装路面:D+ |
眺望:C− |
爽快感:C+ |
E 138.390 N 35.416 |
幅員:約3.2-4.0m |
通年通行可能 |
未舗装面:D− |
雄大:C |
閉塞感:2 |
2006年03月08日 晴 |
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今回の「名無しだって面白い」は山梨市矢坪地区と山梨市江曽原地区を結ぶ名無し林道で、当サイトでは仮の名称として矢坪江曽原線としています。さて甲府市方面から矢坪江曽原線へ行くには、まずは国道140号へ載って山梨市方面へと向かい東山梨郡春日居町にある鎮目地区を目指します。春日居町鎮目まで行くと「鎮目北」交差点(写真左)があるので同交差点を左折します。ちなみに同交差点には信号機の横に交差点名を示す表示板(写真右)が出ているので注意していけば直ぐに分かると思います。 |
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国道140号の「鎮目北」交差点を左折するとフルーツライン(東山広域農道)となり山梨市方向へと進んでいきます。ちなみにこのフルーツラインではほぼ全線に於いて春日居町や石和町、更には山梨市や塩山市といった盆地中央から東部にかけての素晴らしい景色が広がります。この道は一般的にも広く知られた道なので通られた方も多いことでしょう。 |
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国道140号の「鎮目北」交差点を左折して約4.3キロほど進むと変形の十字路(写真左)があり、その手前に「←永昌院、矢坪」と表記された案内板(写真右)が立っています。矢坪江曽原線は永昌院の西側から延びている林道なので、矢坪江曽原線へ行くには同十字路を案内板に従い左へと曲がります。 |
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ここから先は約1.5車線ほどの道となって幾つかの分岐点が現れますが、分岐する場所には全て永昌院の案内板(写真左)が出ているので看板に従って進めば道に迷うことはないと思います。さてフルーツラインを左折して約1.0キロ(国道140号の「鎮目北」交差点からだと約5.3キロ)ほど進むと道は永昌院へと突き当たりますが、注意していくとその約30mほど手前に左へと分岐している道(写真右)に気がつくと思います。約1車線強という狭い道ですが、矢坪江曽原線へ行くには同分岐路を左へと曲がります。なおこの永昌院というのは元々は真言宗の禅定院という寺だったそうですが、武田信昌が文明年間に一宮町の中山広厳院から一華文英和尚を招き、曹洞宗の龍石山永昌院として開山したのが始まりだそうです。 |
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永昌院の手前を左折していくと約200mほどで緑色のゲート(写真左と写真右)が現れます。同地点は永昌院の直ぐ西側にあたり、後方には春日居町方向の景色が広がっています。※当サイトでは同地点を矢坪江曽原線の起点としています。 |
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入り口付近はコンクリートの舗装路ですが、約20mも進むと未舗装路(写真左)へと変わります。しかしこの未舗装路は約100mほどしか続かず直ぐに舗装路へと変わります。この先も暫くは舗装路と未舗装路が断続的に繰り返されますが、いずれも50mから100mほどの短い未舗装路です。ゲートから約250m地点(写真中央)まで進むと分岐路が現れます。右は直ぐに行き止まるので同分岐路は左へと進んでいき、約350m地点(写真右)からは下り坂へと変わります。 |
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この下り坂は一時的なもので長続きはしません。ゲートから約400m地点(写真左)で幅2m、深さ10センチくらいの川を渡りきると上りへと転じます。ここからの上りはやや勾配が大きく、約450m地点(写真右)からは古びた舗装路へと変わります。 |
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ゲートから約550m地点(写真左)まで進むと分岐路が現れます。左の道は行き止まるので、同分岐路は道なりに右の道(写真右)へと進みます。ただ、右の道は深い段差や大きな岩があちこちに露出した急勾配の道となっています。ここから暫くはガレた道となっているので気合いを入れていきましょう。 |
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道幅は概ね1.5車線弱ほどありますが、中央が流水によって深く掘り下げられており実際の走り幅としてはそれほど広くありません。また写真では分かりづらいと思いますが、路面は湿り気のある土質に加え落ち葉で非常に滑りやすくなっています。下手な場所で停まると再発進に苦労するので一気に上ってしまいましょう。 |
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この急勾配の道はそれほど長くは続きません。ゲートから約800m地点(写真左)まで進むと勾配が緩くなり、それと同時に左へと延びる分岐路が現れます。左の道は暫く約1.5車線弱の道が続きますが、最終的には急勾配のガレた道となって登山道へと変わります。従って同分岐路は道なりに真っ直ぐに進みます。勾配は緩くなったといっても岩の露出(写真右)したガレ道は依然として続くのでハンドルを取られないよう注意して進みましょう。 |
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同地点は「ほったらかし温泉」の南西にあたり、直線距離だと約900mといったところでしょうか。沢ひとつ越えた場所にある「ほったらかし温泉」ですが、周囲が樹林帯(写真左)に囲まれているため確認することは出来ません。ゲートから約950m地点(写真右)まで進むと荒れた道も一段落がつき、それと同時に分岐路が左手に現れます。入り口から登山道と分かる道なので入ってはいませんが、この先は約800m地点の分岐路と合流して棚山1171m方向に向かっていくものと思われます。 |
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ゲートから約1.0キロ地点(写真左)まで進むと一時的に下りますが、その約50mほど先(写真中央)からは再び上りへと転じます。木々の間からなのでスッキリとは見えませんが、このとき樹林帯に閉ざされていた景色が僅かに開け、右手の谷側には山梨市から塩山市方向にかけての町並み(写真右)が広がります。 |
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ゲートから約1.4キロ地点(写真左)まで進むと右手となる対面の山が急速に近づき、約1.7キロ地点(写真右)では右手やや後方に「ほったらかし温泉(写真右)」を確認することができます。 |
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ゲートから約2.0キロ地点(写真左)まで進むと約1.5車線強の割と広い道へと変わり、路面もそれまでゴツゴツしていた石の路面から土質の走りやすい道へと変わります。ゲートから約2.1キロ地点(写真右)まで進むとY字路へと突き当たります。左は上り勾配で右は下り勾配となっており、本線を進むには右へと下ります。ちなみに左の道は途中で盆地などを望みますが、最後は非常に急勾配となって山の中腹で道が途切れます。 |
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分岐路を左へ進むと一時的に下り勾配となっており、約2.3キロ地点(写真左)で沢の一番奥を廻って対面の山腹へと移ります。同地点が矢坪江曽原線で最も北に位置しており、ここからは東進して終点となる「ほったらかし温泉」を目指します。 |
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沢を廻りきると暫く平坦な道(写真左)が続いたあと、約2.4キロ地点(写真中央)から緩い上り坂へと変わります。木々を通してなのでスッキリとは見えませんが、右手の谷側には山梨市方向の景色(写真右)がチラチラと見え隠れしています。 |
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ゲートから約2.8キロ地点(写真左)まで進むと「ほったらかし温泉」も右手に見え始め、最終的には約3.0キロ地点(写真右)で「ほったらかし温泉」の西側にある空き地へと行き着きます。 |
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なお同地点へ出る場所は逆Y字路(写真左)となっており、ほったらかし温泉側から入る場合は二又に分岐している左側の道へと入っていきましょう。同分岐路の入り口には手書きの「←棚山、フルーツ公園→」と書かれた案内板(写真右)があるのでこれを目印にしても良いでしょう。ちなみに右の道は中で幾つかに分岐していますが全て行き止まり。最後は幅1mほどの小川で道が途切れます。 |
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空き地からは旧、塩山市方向の景色(写真上左)を見下ろし、その上には大菩薩の山々が連なります。また空き地から約100mも進んでいくと「ほったらかし温泉」の駐車場(写真上右)となり、更に約100mほど先で「ほったらかし温泉」へと行き着きます。「ほったらかし温泉」にはちょっとした展望所が設けられており(イスやテーブルもあり)、温泉に入らなくても展望所からの景色(写真下)を見ることができます(自動販売機、軽食、トイレなどもあります)。 |
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ほったらかし温泉から続く道は1本だけなので間違う心配はありません。「ほったらかし温泉」からそのまま道なりに下っていくと、約500mほどで笛吹川フルーツ公園の駐車場(写真下左)となり再びフルーツラインへと抜けられます(写真上は笛吹川フルーツ公園からの景色)。フルーツラインから春日居町方向へ進路を取ると、約2.7キロで再び「永昌院」入り口(写真下右)となりこれでグルッと1周した形です。なおこちらにも「永昌院」入り口という看板が出ているので逆側からでも分かると思います。 |
総評 |
道幅は概ね1.5車線から1.5車線弱ほどありますが路面はやや荒れ気味です。特に約550m地点から約800m地点までの路面には大きな岩や深い段差があり、2輪ではオフロード車、4輪でもそれなりの車種が必要です。眺望的には余り優れませんが、本線上からは幾つもの道が分岐しているので探索してみるのも面白いかもしれません。 |
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