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406 町営林道馬場線 須玉町江草地区馬場と須玉町下津金地区を結ぶ町営林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約2.7km 未舗装区間:0m 舗装路面:C+ 眺望:D− 爽快感:D+ E 138.280 N 35.501
幅員:約4.0m 冬季閉鎖:なし 未舗装面:− 雄大:D 閉塞感:2 2006年05月21日 晴/曇

林道馬場線は須玉町江草地区馬場(ばんば)と須玉町下津金地区を結ぶ町営林道です。甲府市側から馬場線へ行くには、県道601号を北進して(写真上左)江草地区までいくか、或いは茅ヶ岳広域農を西進して(写真下)江草地区までいく。県道601号を北進した場合は終点から先が県道23号となるのでそのまま北進を続け増富温泉側へと向かい、茅ヶ岳広域農道側から行った場合は県道601号との接続地点で塩川に孫女(マゴメ)橋が架かっているので右折して増富温泉側へと進んでいく。突き当たりには「←若神子/黒森、増富→」という道路標識(写真上右)や「増富の湯12km→」という案内板が出ているので間違うことは少ないはずだ。
県道601号と県道23号の接続地点の直ぐ先は孫女トンネル(写真左)となっている。孫女トンネルの長さは55m。昭和48年3月の竣工で2つのトンネルから形成されている。孫女トンネルから約1.2キロほど進むと左手に折り返すようにして上っている道(写真右の円内)があり、馬場線へ行くには左折してこの道へと入っていく。
県道23号を折り返して約100mも進むとY字路(写真左)となるので右へと曲がっていく。右折した道は農道だろうか。場所によっては横に菜園畑が広がっている。道幅は約1.5車線から約1.5車線強。割と広めの道で、時おり右手から正面にかけての眺望が広がる。孫女トンネルから約2.4キロ地点(写真右)まで進むと前方やや右手に金ヶ岳の北西にある1429m峰が大きく見え、その山腹には金ヶ岳線と思われる道筋が長く続いている。金ヶ岳線は前山大明神線側と江草地区側から開設しているが、残念ながら未だ工事中の林道で完抜はしていない。
孫女トンネルから約2.7キロ地点(写真左)まで進むと数m幅の川に架かる名無し橋が現れ、渡りきると直ぐにT字路となっているので左折する。左折すると約50mほど先に「馬場(ばんば)口番所跡」という看板が右手の電柱に出ており、その対面に馬場線の林道看板(写真右)が立っている。ちなみにこの馬場口番所というのは県内で唯一の建物が残っているものだそうで、番所の門は明野村の勝永寺山門に移築されているそうだ。
山と山に狭窄されているため入り口付近での景色は殆どないといっていい。林道の看板からは北西へと進むが、約300m地点(写真左)で切り返すと一時的に東へと進んでいく。約400m地点(写真右)には左手に水道施設の須玉第2増圧ポンプ場が建っている。
林道の看板から約500m地点で切り返すと進路は再び北西へと転じ、ここからは左右に樹林帯の沿った道(写真左)となる。左手の約20mほど下には沢が寄り添っているが、斜面も樹林に覆われているためその谷底を見ることは殆どない。
樹林帯に沿った道(写真左)はその後も続き、暫くは特徴のない道を淡々として進んでいく。林道の看板から約1.3キロ地点(写真右)まで進むと九十九折れの道となり、ここからは4度の切り返しを経て標高を上げていく。樹林層を伴うことが多い馬場線に於いても同地点周辺が最も厚くなっており、曇りの日などではやや薄暗さを感じるかもしれない。
林道の看板から約1.5キロ地点(写真左)で3度目の切り返しとなり、切り返すと直ぐに水道施設が建っている。約1.7キロ地点(写真中央)まで進むと最後の切り返し道を上り切るが周囲は相変わらずの樹林帯。法面は土壁となっておりやや閉塞感が漂っている。ここまで一貫して上ってきた道も約2.0キロ地点(写真右)からは下りへと転じる。
林道の看板から約2.1キロ地点(写真左)まで進むと、こちらにも水道施設が建っている。ピークを過ぎると一気に下っていく。左手には水無しの沢が沿っているが景色的には相変わらずの樹林帯。その後も変化の少ない景色の中を下っていく。
林道の看板から約2.7キロ地点まで進むと左手に農業用の貯水池(写真左)が現れる。終点はその貯水池の直ぐ横で町村道に突き当たる形(写真右)で終わっている。右側には林道の杭が立っているが古びて文字は読みとれない。ただその反対側に林道の看板が立っているので逆側から入る場合でも直ぐに分かるだろう。
なお同地点には「←車両通行不能/増富、江草、馬場→」と表記された道路標識(写真上と写真左下)があり、右折した道(馬場線を下ってきた側から見て)は車両通行不能と表記されている。しかし実際にはこの道は抜けることができ、同地点から約1.5キロほど先で比志海岸寺線(写真下右)へと突き当たる(全線舗装で道幅は約1.5車線)。比志海岸寺線も樹林層に覆われた道だが、馬場線よりも標高が高いので時おり韮崎市方向の景色を見渡せる。また比志海岸寺線そのものは全線舗装された道だが、途中で上津金地区へ抜けられる未舗装路が残っている。入り口は分かりにくいが探してみるのもいいだろう。
また、もう一方の馬場線終点を左折(南進)した道は約2.3キロで須玉町下津金和田の県道605号へと抜けていく。県道605号はやがて県道619号となり須玉市街地へと至るが、その途中では長閑な田園風景が広がっている。夏期には水田の緑が輝いており、秋の収穫期には垂れた稲穂が黄金色に染まっていて綺麗な風景だ。

総評
山と山の狭間を縫っていくため眺望するような景色はない。ほぼ全線で樹林帯に沿った道が続き、場所によっては木々が頭上までスッポリと覆う。やや閉塞感の漂う場所もあるが、晴れた日には緑が映えて気持ちいい。全体的には比志海岸寺線の縮小版といった印象。
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