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407 林道湯之奥猪之頭線(ページ2) 下部町の県道415号終点から県境を越えて静岡県の富士宮市へと抜けていく林道 評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。 |
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林道の杭から約4.5キロ地点(写真左)まで進むとゲートが現れ、左側には山梨百名山となっている毛無山1964mへの登山道が上っている。ゲートの手前には3台分ほどだろうか、それほど広くはないが駐車スペースが設けられており当日も1台の車両が停まっていた。登山道の登り口には毛無山と中山金山(湯之奥金山)の看板が立っており、同地点から中山金山までの距離は2300m。パノラマ台までは2800mで毛無山までは4670mということだ。ちなみに毛無山の山頂では前面に両裾を延ばした富士山、その背後には伊豆半島から駿河湾まで見渡せる素晴らしい景色が広がっているという。 | ||||||||||||||
なおゲート右側直下は下部川となっている。下り口は確認してこなかったが、高低差は5mほどしかない。河原(写真左)もあるのでちょっとしたキャンプくらいならできるかもしれない。ゲートを過ぎ、林道の杭から約4.7キロ地点では藤の木橋(写真右)を渡っていく。 | ||||||||||||||
林道の杭から約4.8キロ地点(写真上左)まで進むと楓橋を渡っていき、約5.1キロ地点(写真上右)では左へと切り返して行く途中で分岐路が現れる。この分岐路は入口から未舗装路となっており、約50mも進むと急勾配の坂となって上っていく。最終的には約200mほど進んだ谷止めダムの手前で行き止まる(写真下)。途中の坂は勾配が大きく、路面は大きな岩が転がる悪路なのでオフ車以外では入っていかないほうがいいだろう。 | ||||||||||||||
分岐路のある左カーブを切り返していくと下部川から離れて暫くは北へと進んでいく。ここからは九十九折れの道が何度か続き、林道の杭から約5.6キロ地点(写真左)では右カーブの途中で分岐路が左手に延びている。入り口から未舗装路となっているが当日はゲートが閉鎖。何処まで続いているのかは分からないが、直ぐ先で沢へと行き着くので単なる作業道と思われる。 | ||||||||||||||
ゲート地点の右カーブを曲がっていくと進路は北から東へと向かっていく。前方にはこれから進んでいく道(写真左)が長く続いており、林道の杭から約6.3キロ地点に架かる冷水橋を渡って対面の道へと廻っていく。冷水橋まで行くと左手の山側には二連の山止めダム(写真右)が連なっており、沢は更に深く奥へと続いている。 | ||||||||||||||
林道の杭から約7.1キロ地点で名無し橋を渡っていくと谷側が開け始める。約7.6キロ地点(写真左)の名無し橋では対面に続く道筋を長く望み、約7.7キロ地点(写真右)で沢の一番奥に架かる林班界橋を渡って進んでいく。 | ||||||||||||||
林班界橋を渡って対面の道へ出たらちょっと後方(写真上)を振り向いてみよう。写真では霞んでしまったが、ここまでの道を綺麗に見ることができる。林道の杭から約8.1キロ地点(写真下左)まで進むと若草里1号橋が架かっている。こちらの写真も霞んでしまったが、実際には4重、5重と重なり合った山々(写真下右)が遥か先まで続いている。 | ||||||||||||||
林道の杭から約8.2キロ地点で若草里2号橋、約8.3キロ地点で若草里3号橋と渡っていく。そして約8.7キロ地点(写真左)で見返り橋を渡っていくと、ここからは進路を南東、更には東へと切り返して一気に県境の湯之奥猪之頭トンネルへと上っていく。約8.9キロ地点(写真右)のころにはガードレールはガードロープへと変わっている。高低差が大きいだけに細いガードロープには些か心許なさを感じた。
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林道の杭から約9.0キロ地(写真上)まで進むと見返り橋2号橋を渡っていく。この辺りが下部川の最上流だろうか。左手の山側には山止めダムが4重、5重と連なっており、見返り橋の下を潜って右手の沢へと一気に落ち込んでいる。 | ||||||||||||||
林道の杭から約9.3キロ地点(写真左)からは樹林帯に沿った道となる。時おり樹木を通して谷川の景色を望むが、対面の山が近いため景色的には単調だ。約9.6キロ地点(写真右)ではゲート跡が現れる。以前は同地点にゲートが設置されていたようだが、現在は取り外されて支柱だけになっている。ここまで来ると山梨県側の終点は目前だ。 | ||||||||||||||
林道の杭から約9.7キロ地点まで進むと右カーブとなっており、そのカーブを曲がり切ると不意に湯之奥猪之頭トンネルが現れる。このトンネルが静岡県との県境になっており、林道の終点看板がトンネルの手前に立っている。ちなみにこのトンネルには昭和57年度という林道標が埋設されている。約9.0キロ地点の見返り2号橋が53年度なので、約700mほど延ばすのに4年もかかった計算だ。 | ||||||||||||||
なおトンネルの上部付近は猪之頭峠(下部峠)というらしい。猪之頭峠の標高が1365m前後なので、同地点は1350m前後といったところだろうか。林道の杭あたりが490m前後なので約860mほど上ってきたことになる。起点から随分と標高を上げてきたので景色もさぞやいいだろうと思いがちだが景色は期待しないほうがいい。周囲には1500mを超える山々が囲んでおり景色的にはかなり単調だ。 | ||||||||||||||
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補足として静岡県側もちょっとだけ触れておこう。山梨県側からトンネルへ入った場合、トンネルの途中で緩やかな坂となって静岡県側へと下っていく。このため出口方向に微かな光は見えるものの景色までは見通せない。ただトンネルの長さは400mから500mほど。車で走れば1分もかからず静岡県側へと抜けていく。静岡県側に出ると右60度くらいの角度で黄金橋が接続しており、湯之奥猪之頭線もそれに沿って下っていく。黄金橋は富士山のビューポイントになっており、当日(2005年11月12日)は数多くの人々がカメラを向けていた(駐車場はありません)。静岡県側の湯之奥猪之頭線の長さは7259m。各所で富士宮市の景色を見ながら下っていく。山梨県側の単調な景色とは打って変わって爽快なのだが、裾野に広がる数多くのゴルフ場は傷あとのようで残念だ。
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−総評− 全線舗装で道幅は概ね1.5車線。オフローダーにはやや物足りない気もするが、道そのものとしては最初から最後まで快適な道が続く。ただ景色的には下部川に沿った渓谷沿いとなるためやや単調だ。山梨県側では特に目を見張るような景色もなく淡々と上っていくことになる。最大の見せ場はやはりトンネルを抜けた富士山だろう。3月と9月には朝日がダイヤモンド富士となるようだ。興味のある人は行ってみては如何だろうか。 −補足− 当日(2006年6月29日)は湯之奥猪之頭トンネルのゲートで通行止めとなっていた。 理由は2006年6月15日の豪雨によりトンネル手前200m(静岡県側)の法面が崩れたということで解除は未定となっている(2006年7月14日現在)。時間帯通行規制を含め、通行止めとなることが多い林道なので情報には注意した方がいいだろう。 |
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