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018 前山大明神林道 県道27号線より入り県道23号線へと至る林道
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約11.3km ダート:約10.9km 舗装路面:B+ 眺望:C− 爽快感:C+ E 138.304 N 35.461
幅員:4.0m 12/10-04/25 不可 未舗装面:C− 雄大:C+ 閉塞感:2 2002年08月27日 晴

前山大明神林道へは県道27号か県道23号から入れる。今回は県道27号から入った。入り口に目印や看板の類はないが、県道27号を北進していくと甲府と敷島の境界を示す看板が立っている(写真左)。入り口はそこから約300mほど先の三叉路を左折する(写真中央)。三叉路を左折すると約200m先にゲートがあり林道の看板が立っている(写真右)。
ゲート付近の道幅は約1.5車線で綺麗な舗装路が続いている。ゲートから約200mほど進むとダート路が右へと延びている。これは大明神林道のダートで、右へと曲がると最終的には観音峠大野山林道へと抜けられる。大明神林道へと入らず道なりに進んでいくと約100m先で前山大明神林道のダート路が始まる(写真右)。
ダート路の道幅は約1車線。勾配は大きめで土と砂利の路面は少し荒れている(写真左)。道は狭いが谷側が開けているので明るい。ただ眺望は余りなく、近隣の山々を望む程度の単調な景色が続く。約700m地点からは平坦な道となり道幅も1.5車線強と広くなる(写真右)。
平坦な道がしばらく続いたあと道は緩やかな下り坂となる。相変わらず眺望はないが比較的広い道なのでゆったりと走ることができる。約1キロ地点には深田記念公園に出る道があり、県道27号線へと下る事もできる。
途中から砂利が深くなり少し走りにくくなる。ゲートから約1.2キロ地点には「駐車場」と書かれた結構広いスペースがあるのだが周囲には何もない。なんの為の駐車場かと考えてしまうが、近くに芽ヶ岳への登山口があるのでその為かもしれない。
駐車場を過ぎるとクレパスだらけの道となる。大きい物では深さ約50センチ、幅約40センチ、長さ約100m。所々に4輪が敷いたと思われる木片が残っており、ドライバーの苦労が窺える(写真中央)。2輪にとってクレパスは問題ない。ただ砂利が厚いのでハンドルを取られ思わぬ方向に進んだりする。クレパスの道は500m以上続き、一度終わっても再び始まったりする。
ゲートから約3.1キロほど走ると谷側が開けて遠くに櫛形町方面を望む(写真中央)。ただそれほど素晴らしいという景色ではないので多くを期待しない方がいい。約3.9キロ地点で法面の崩落(写真右)。が、2輪では問題なく、4輪でも車高が高ければ通行可能な程度だった。
約4.2キロ地点と約4.4キロ地点で続けて三叉路の道となる。同程度の道幅でルートの選択に迷うが、どちらも道なりに直進していく。約4.4キロ地点直後は上りの狭い道となる。砂利が深くタイヤが埋まる感覚がある。
約4.9キロ地点では谷側の開けた走りやすい道となる(写真左)。ただ近隣の山々を望む程度の単調な景色で多少マンネリとする。約6キロ地点では3度目の三叉路となる(写真中央)。この三叉路は左右同角で道なりに進むという訳にはいかない。しかし突き当たった場所で振り返ると方面看板が立っている(写真右)。ここは右に曲がって「須玉町仁田平」方面へと進む。ちなみに左へ進むと明野村の「ふれあいの里」。
三叉路を右に曲がった地点からの道は非常に走りやすくなる。所々で大掛かりな工事をやったあとがあり、特に約6.6キロ地点の側壁には緑が敷き詰められ綺麗に整備されていた。将来的には舗装化されるのかもしれない。
ゲートから約7.1キロ地点まで進むと最大に頭を悩ます三叉路へ突き当たる。看板は何もなく、左は下り、右は上り。かなり迷うところだが、ここは右の道へと曲がっていく。約8.5キロ地点で対面の山に開設中の林道を望見して、約9.3キロ地点で「前山大橋」を通過。「前山大橋」の先は三叉路になっているので左へと曲がっていく。
約10.1キロ地点まで行くと先ほど見た工事中の林道と接続。工事しているのは金ヶ岳線の前山工区。ここまで来ると前山大明神林道も残り僅か。ゲートから約10.5キロ地点では「前山橋」を通過する。
終点側ゲートは約10.8キロ地点にある。その後、約11.2キロ地点から舗装路が始まり、最終地点の約11.3キロ地点に「林道前山大明神線」の立て看板が立っている(写真右の青い看板)。看板の立っている場所はダイワヴィンテージGC(ゴルフ場)の直ぐ脇であり、走ってくると左手にゴルフコースの芝生が青々と広がっている。
林道の看板からゴルフ場コース脇の道をたどっていくと、約900mでダイワヴィンテージゴルフ場の正面口(写真中央)に出る。更に約900mほど進むと県道23号線へと出て終わる。

総評
前半から中盤はクレパスと少し深い砂利道。後半は舗装路を考えているのか走りやすい道。眺望は余り無く、あっても近隣の山を望む単調な景色。しかし道幅が比較的広く閉塞的な薄暗さは感じない。難は分岐点の多さ。大きい分岐点だけで5箇所あり、その内の4箇所に看板がない。残りの1箇所も地域名を指す方面看板だから地理を知らないと役に立たない。全く知らずに行ったらどっちに曲がるか迷うだろう。ちょっと不親切だが考えようによっては迷路みたいで面白い。大明神林道から繋げば約17キロのダートとなる。浸食箇所が多いので4輪では難儀するかもしれない(バイクなら問題ない)。
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