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015 観音峠大野山林道 韮崎昇仙峡線より観音峠と木賊峠を経て須玉町に至る
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
敷島側 5268m 須玉側 14469m ダート:0m 舗装路面:A− 眺望:B+ 爽快感:B+ E_138.321 N_35.454
幅員:3.6-4.0m 12/10-04/25 不可 未舗装面:− 雄大:B+ 閉塞感:0 2002年07月16日 晴

観音峠大野山林道へ行くには県道6号を西進し、敷島町の「西町」交差点を右折する。右折すると県道101号となり、約10.8キロほど北進していくと右側に農協がある。農協の約100mほど先にホッチ峠へと続くY字路(写真左)があるので右へと曲がっていく(左に曲がるとホッチ峠)。右へと入った道は県道27号で、そのまま約1.9キロほど進むと小さな橋(写真中央)があり、その手前に林道の杭(写真右)が立っている。※ 2003年になって林道の看板が新設されました(最後に掲載)。
林道の杭から先は約1.5車線ほどの道幅で、暫くは背の高い鬱蒼とした樹林帯の中を進んでいく。林道の杭から約1.9キロほど進むと大明神林道への入り口(写真右)が左手に延びている。大明神林道は5925mのダート路で最後は前山大明神林道へと繋がっている。※ 大明神林道の入り口には2003年になって林道の看板が立ちました。
夏場は枝葉の張り出しが大きく、カーブなどでは樹木によるブラインドコーナーになっている。観音峠の約300mほど手前には周辺案内板があり、接続する林道などが載っているので見ておくと便利。近くには巨大なNTTの中継所が建っている。
案内板を約300mほど進むと観音峠に到着する。山の間からは甲府盆地を遠望できるが、見える範囲が小さいのでそれほど素晴らしいというほどではない。同地点は敷島町と須玉町の境界になっており、観音峠から北は須玉町となる。須玉町側の林道の杭は地面に倒れており注意していかないと見落とす(右側の写真は敷島町側の杭)。※ 2003年に行ったところ、同地点の杭はなくなっていました。
峠を越えた後の道は非常に気持ちいい。車同士の擦れ違いも簡単に出来るほど広く、路面もまだ新しい舗装路だ。また景色も谷側が開けていて眺望がきく。晴れていれば遠くに秩父連峰を見ることができ、近隣の峰々も雄大な迫力を持って迫ってくる。
林道の起点から約10.6キロ地点には左手に小森川林道が延びている(写真左)。小森川林道の最後は須玉町江草へ抜けるが、小森川林道の途中には樫山林道へ抜ける樫山小森川林道(写真中央)などがあり、小森川林道から樫山林道へ抜けると再び観音峠大野山林道へ戻ってくることが出来る。また樫山林道には日向樫山林道(写真右)もあり、これらの林道を繋げば長いダートを楽しめる。
ここでちょっと季節の比較をしてみよう。左と真ん中の2枚は同じ場所で撮った写真。夏の美しい深緑も初冬を迎える頃には赤茶けてどこか物悲しささえ感じる。路面も既に凍結が始まっており、気温も一桁になる(2001年11月20日撮影)。一方、右の写真は2002年03月12日に撮影したものだが残積がまだ10センチくらい残っている。凍結の心配をしないで走れるのは11月初旬くらいまでで、残雪が完全に消えるのは4月の中旬くらいからだろう。
林道の起点から約14.3キロほど進むと木賊峠に到着する(写真左)。木賊峠には展望台があり、その先端からは富士山や甲府盆地の一部を望める(写真中央)。平日ならほとんど人影がなく、富士山を見ながら一服するのもいいだろう。木賊峠の直ぐ先は三叉路(写真右)になっており、右へ曲がると池の平林道となるので左へと進む。左へと進むと約400mほど先で樫山林道が左に延びている。樫山林道は須玉町江草へ抜けるが、先にも書いたように途中には日向樫山林道や、樫山小森川林道が延びている。
木賊峠から先の景色は素晴らしい。奥秩父の金峰山や瑞垣山を一望することができ、近くの山々のすそ野に広がる緑は色鮮やかに輝いている。木賊峠から約1.2キロ地点で大野山林道(写真中央)、更に約2.6キロ地点では木賊平林道(写真右)がともに右側に延びている。観音峠大野山林道から入る両林道は、どちらも池の平林道へと抜けていく。※ 一部の地図には木賊峠から先を木賊林道としているものもあります。
ここまで素晴らしい道だが、暫くするとコンクリート路へと変わって道幅も若干狭くなる。所々で瑞垣山の頂を望めるが、標高が下がるにつれ近くの山を望む程度の単調な景色となっていく。木賊峠から約5.6キロで終点に到着。林道の杭(写真右)は道の左側に立っている。
なおこの地点は三叉路になっており、右へ曲がると釜瀬林道みずがき林道、左方向に進むと増富ラジウムラインへと至る。この辺りは紅葉が美しく、秋になるとカメラ片手の観光客が何人も立っている。写真中央は2001年10月26日、写真右は2002年10月23日撮影。

総評
観音峠までは道幅がやや狭くて眺望も余りない。見どころは観音峠を過ぎてからで、観音峠を過ぎると有料道路のような素晴らしい景色が広がる。ただし標高が平均して1500mくらいあるので11月になると景色は急速に衰える。行くなら紅葉の映える10月末くらいまでが良さそう。

左は2003年01月初旬の写真。
入り口付近でも積雪は約20センチありタイヤチェーンは必須。

右は2003年05月初旬の写真。
入り口には看板が新設されました。
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