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052 豊岡梅ヶ島林道 (2002年度版) 身延町の県道808号から入り県境の安倍峠を経て静岡県へと抜けていく林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:14914m(山梨側) ダート:0m 舗装路面:B 眺望:B− 爽快感:B− E 138.225 N 35.195
幅員:4.0m 12/10-5/20 不可 未舗装面:− 雄大:B 閉塞感:0 2002年08月31日 晴/雲

2005年度版はこちらからどうぞ
豊岡梅ヶ島林道へ入るには国道52号から入っていく。甲府側からだと国道52号を身延町まで南進していき、県道808号と接続している「大城入り口」という交差点を右折する(写真左)。あとは道なりに走っていけば約3.9キロ先に豊岡梅ヶ島林道の杭が立っている(写真右)。
暫くは一面砂に埋まった大城川の横を走っていく(写真左)。道幅は約2車線と広いが、景色は近隣の山と大城川の単調な景色が続き、林道の杭から約800mほど走ると大城川に架かる赤岩橋(写真右)を渡って対岸へと抜けていく。
赤岩橋を過ぎると大城川は左側から右側へと移り、その後は標高が高くなるにつれ見えなくなっていく。木々の伐採された山道を過ぎ(写真中央)、林道の杭から約2.4キロ地点まで走るとゲートが現れる(写真右)。
約2.8キロの地点と約4.6キロの地点では工事をやっており、道には10台ほどの車が連なっていた。前方で重機が道を塞いでいたため約15分ほど待たされたが通ることが出来た。
約1.5車線の舗装路なので4輪でも問題はない。ただ他の林道に比べると交通量が多く、場所によっては木々がコーナーを覆っているので注意して走りたい。林道の杭から約7キロ地点まで進むと北側の山並みが開け出し(写真中央)、この頃から上り勾配も大きくなっていく。
約12.2キロ地点から振り返ると、ここまで上ってきた道が綺麗に見てとれる(写真左)。九十九折れの道は幾重にも重なっており、その横には遠方の山並みが美しく広がっている(写真中央)。
景色は綺麗なのだが、場所によっては垂直な断崖が谷底へと一気に落ち込んでいる。ガードレールの代わりにガードロープで安全が図られているのだが、その深さに些か心許なさを感じる。
林道の杭から約13キロ地点まで進むと道の横にちょっとしたスペースが設けられている(写真左)。その敷地内には四阿(東屋)が建てられており、展望台のように何かを望める訳ではないがちょっとした休憩所になっている。暫く進むと遙か遠くの山に一本の道筋を見ることが出来る(写真右)。近くにある道といえば山梨と静岡を繋ぐ井川雨畑林道くらいのもので、直線的には7キロから8キロしか離れていないので或いはそうなのかもしれない。
終点には石碑が建っている(写真左)。道路を注意して見ていくと僅かだが継ぎ目のある場所があり(写真中央)、これが山梨県と静岡県の県境になっている。境界の継ぎ目には石版(写真右)がハメ込まれており「平成元年度、県単独県境整備道路、静岡県中部農林事務所(一部省略)」と読み取れる。なお山梨県側に林道の杭や看板はなく、静岡県側に入って約300mほど進むと林道の看板が立っている。またその先にはトイレも設置されている。

総評
前半から中盤までは山が近いため眺望は余りないが、中盤から後半にかけては所々で遠方の山を望める。全線が舗装化されており、道幅も1.5車線はあるので4輪でも困難な場所はない。同じ県境越えの林道として近くに井川雨畑林道があるが、双方の表情はだいぶ違っている。井川雨畑林道の方がダイナミックであり景色も爽快だ。井川雨畑林道の終点には数多くの人々が景観を楽しんでいたが、豊岡梅ヶ島の方には誰1人おらず寂しい感じのする場所だった。とはいえ、それは井川雨畑林道と比べてのことであり、実際に走ればそれなりに雄大さを感じられるはずだ。
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