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378 豊岡梅ヶ島林道 (2005年度版/ページ1) 身延町の県道808号から入り県境の安倍峠を越えて静岡へと抜けていく林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:14914m(山梨県側) ダート:0m 舗装路面:C+ 眺望:B 爽快感:B E 138.234 N 35.195
幅員:3.6-5.0m 12/10-5/20 不可 未舗装面:− 雄大:B 閉塞感:0 2005年06月27日 晴/雲

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豊岡梅ヶ島林道は身延町大城地区から県境の安倍峠を経て静岡県へと抜けていく林道です。甲府市側から豊岡梅ヶ島林道へ行くには国道52号を南進して身延町の小田船原地区まで行きます。身延町の小田船原地区まで行くと、大城地区へと入っていく「大城入口」交差点(写真左)があるので右へと曲がります。この同交差点には信号機の上に交差点名の看板(写真右)が出ているので注意していけば直ぐに分かると思います。
また逆の静岡側から行く場合は国道52号を北進して身延町の相又地区まで進みます。相又地区まで行くと左手に「ゆばの里(民俗資料館)」があり、その約100mほど先の右側にヤマザキデイリーストア(写真左)が建っています。「大城」交差点はそのコンビニの約100mほど先となるので同交差点を左へと曲がります。「大城」交差点の手前には「←県道808号/大城4キロ」という方面案内板(写真右)も出ているので分かりやすいと思います。
国道52号の「大城」交差点を曲がると県道808号(写真左)となり南西へと進みます。県道808号の左手には一級河川の大城川が沿っており、対岸は相又峡パークなどで知られる身延町相又地区となっています。国道52号から約1.6地点まで進むと大城川の支流である湯沢川の湯沢橋を渡っていき、更に約3.0キロ地点(写真右)では同じく支流である奥川の奥川橋を渡っていきます。
国道52号から約3.5キロ地点(写真左)まで進むと右カーブの先に大城砂防ダムが見え始めます。大城砂防ダムの提長は133.25m、提高23mという非常に大きなダムで、約4.0キロ地点でその横を抜けていきますが、豊岡梅ヶ島林道はその大城砂防ダムの右手から始まっており同地点には林道の杭(写真右)が立っています。
林道の杭はややガードレールに隠れる形で立っていますが普通よりも大きいので(写真左)見逃すことはないと思います。同地点の標高は380m前後といったところでしょうか。起点の左手には広大な大城川の河原(写真中央)が広がっており、前方には河原から一気に立ち上がっていく高い山々(写真右)がそびえます。これからの道筋としては正面の山(1400.3m)の右側(西側)を抜けて安倍峠(1416m)へと上っていく形です。
さてここからは豊岡梅ヶ島林道へと進みます。林道の杭から約700mほど進むと林道の看板(写真左)が現れます。その先は赤岩橋が架かっており、橋上からは右手に巨大な堰堤(写真右)を望みます。橋を渡ると大城川は左手から右手へと移り、豊岡梅ヶ島林道はその大城川に沿って続きます。
赤岩橋を渡り切ると直ぐに左へと折り返す分岐道(写真左)が現れます。ちなみにこの分岐道は全線未舗装路で何度かアップダウンを繰り返したあと大城川の対岸へと続きます。最終的には約1.0キロで大城川の河原へと出て終わりますが、途中では赤岩橋や豊岡梅ヶ島林道の道筋を望みながら進みます。道幅は約1.5車線弱ほどあり4輪でも走れますが、最後の200mは非常に大きな勾配なので2駆車やオンロード車では下らない方が無難です(戻る際に上れなくなる可能性があります)。

前述したように赤岩橋を渡った大城川は左手から右手へと移ります。赤岩橋を約50mも進んでいくと巨大な砂防ダム(2段上の写真右)が右側にあり、その上流は大城川の広大な河原となっています。4輪では段差があるため難しいと思いますが、2輪なら河原へと下りていくことができます。降雨時などでは注意が必要ですが、キャンプなどの際には使えるかもしれません。
大城川の河原(写真左)を右手に見ながら南西方向へと向かいます。周囲は山の狭間にあるため眺望するような景色はありませんが、河原が広く開けているため渓谷特有の薄暗さはありません。林道の杭から約1.2キロ地点(写真右)まで進むと右へと大きく曲がっていき、ここから暫くは西へと進みます。この辺りの河原には上流から流れてきたと思われる大きな岩がゴロゴロと転がっており、増水時の勢いの大きさを感じさせられます。
林道の杭から約1.7キロ地点まで進むと鋭角的な左カーブとなり、ここからはやや勾配の大きな坂道をZ字型に上ります。この坂は約1.9キロ地点(写真左)で上り詰めますが、上り詰めると約2車線の広い道となり正面には比較的平坦な土地が広がります。ここには看板が設置されており、戦国期には遠藤伊勢守の城があった場所だそうです。また一帯を乙女坂というそうですが、これは周囲の公林に分け入り草木の伐採を停止させる「御停=おとめ(甲斐国史では御留)」の山からきているそうです。 
乙女坂を更に進むと林道の杭から約2.3キロ地点(写真左)でゲートが現れます。右手には茶畑が広がり、その先には勾配の大きい分岐道(写真右)が右へと下っています。勾配の大きさや道幅の狭さから単に河原へと下りていくだけの道かもしれませんが、地図上では細い道が県境まで続いているので或いは途中から登山道となるのかもしれません。なお大城川は乙女坂を最後に豊岡梅ヶ島林道から離れていくため、これ以降は河原を見ることはなくなります。
林道の杭から約2.4キロ地点(写真左)まで進むと両側を樹林層に覆われた道へと変わります。約2.6キロ地点(写真右)では「古谷城橋」となり、橋下には沢を流れ落ちる細い水が川となって左から右へと下っています。ちなみに古谷城橋の橋名となっている「古谷城」は同一帯の山地を「古谷城(こやしろ)」と呼ぶことから付けられているようです。
古谷城橋を過ぎた路面はアスファルトからコンクリート路へと変わります。コンクリート路はやや古びており、約3.1キロ地点(写真左)で再びアスファルト路へと戻りますが、その手前の約30mほどはコンクリートが剥がれた未舗装路状態となっています。林道の杭から約3.6キロ地点(写真右)まで進むと前方に水呑沢1号橋が見え始め、その上部にはこれから進んでいく上道が見えると思います。
林道の杭から約3.7キロ地点(写真左)で「水呑沢1号橋」を渡ります。橋の左手(写真中央)には山肌を下ってきた水が滝となって流れ落ちており、右手にはこれまで殆ど見通しの利かなかった眺望(写真右)が徐々に広がり始めます。
水呑沢1号橋からは九十九折れの道が多くなり、それにつれて標高もどんどん上がります。林道の杭から約4.1キロ地点(写真左)まで進むと水呑沢2号橋となりますが、その左手には橋梁を取り外された昔の水呑沢2号橋(写真右)が橋脚部だけとなって残っています。
なおこの「水呑沢2号橋」は「水呑沢1号橋」のほぼ上部にあたります。水呑沢2号橋を約100mも進んでいくと、約3.7キロ地点で渡ってきた水呑沢1号橋をほぼ真下(写真左)に見下ろします。同地点での標高は660m前後というところでしょうか。林道の杭の周辺が380m前後なので約280mほど上ってきた計算です。安倍峠の1416mにはまだ遠く及びませんが、それでも前方が開けだして北から北東方向の山並み(写真右)が広がります。
水呑2号橋から約600mほど進んだ約4.7キロ地点(写真左)まで進むと鋭角的な右カーブとなり、ここから先は暫く西へと向かいます。なお走行ラインからは見えませんが、このとき左手の法面上へ上ると北東方向に続く雄大な山並み(写真右)を見られます。さてここからは更に九十九折れの道を上って安倍峠を目指しますが、ファイル容量が大きくなったのでページ2へと移ります。

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