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094 泉水中段林道(林道泉水横手山線) 泉水谷林道と国道411号線を結ぶ林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約7.6Km ダート:約6.9Km 舗装路面:B 眺望:C+ 爽快感:C+ E 138.501 N 35.463
幅員:約3.0-4.0m 不明 未舗装面:B− 雄大:B− 閉塞感:1 2002年08月21日 晴/雲

泉水中段林道は泉水谷林道の最終地点、もしくは国道411号から入っていく。国道411号から入った方が分かりやすいが、今回は泉水谷林道から入っている。なお国道411号から入る場合は、柳沢峠(写真左)を丹波山村側に約2.5キロほど下った場所が入り口になっている(写真中央)。ただ同地点の林道を表す看板は「林道泉水横手山線」となっている。写真右は泉水谷林道の最終地点にある看板(ここをクリックすると看板を大きく表示します。約81k)。※ 写真右の県道411号と書いてあるのは国道411の間違いです。
泉水谷林道の最終地点は広い空き地になっており数枚の看板が立っている。空き地を奧へと進んでいくと(写真中央)、やや右に曲がった場所に「牛首橋」という橋がある(写真右)。
牛首橋は10mほどの小さな橋で、そこから先は砂利が敷かれた路面が続いている。道幅は約1.5車線強あり4輪同士での擦れ違いも問題ないだろう。ただ眺望は余りなく、谷側が開けていても近隣の山々を望む程度で単調だ。
谷側が開けていることと道幅が広いことでかなり明るく感じる。段差が少なく走りやすい路面だが、先に進むと少しずつ大きめの石が混ざってくるようになる。ただ接続してきた泉水谷林道のように深い渓谷がないので安心だ。
まだ開設されて間もないだけに法面は綺麗に整備されいる。場所によっては木々の下枝も払われており爽快。約1.8キロほど進むと開けた場所に出る。特に何かを望めるというわけではないが、周囲に広がる山々の景色は気持ちいい。ただこの頃になると路面に浮き石が目立つようになり、最初に比べるとややゴツゴツとした感触の道になっている。
約3.5キロ地点まで進むと新横手山峠へと達し、鶏冠山や黒川金山への登山道が下っている(鶏冠山まで2.1キロ。黒川金山まで4.2キロ)。峠といっても山々が囲んでいるので眺望はなく、標識がなければ気がつかないような峠だ。峠から先は約2車線弱の下り坂となり、約4キロ地点では約700mの区間が舗装化されている。
後半の路面は若干荒れてくる。浸食によるクレパスや大きな浮き石が目立つようになり、余りスピードを出しているとタイヤを滑らせる。標高が下がると樹林帯の道となりRの小さいカーブが続く。景色に変化がなくなるのでややマンネリ化する。最後は右に曲がった途端、国道411号が現れて終わる。なお国道に出て左に曲がると約100mで大ダル林道の入り口となる。

総評
泉水谷林道と繋がっている道だが両林道の表情は対照的だ。泉水谷林道は深い渓谷沿いの道に緊張を強いられるが、泉水中段林道は広々としていて危険を伴うような場所はない。ただ景観的には泉水谷林道の方が遙かに優れており、泉水中段林道は同じ様な景色ばかりなので最後は飽きてくる。とはいえ泉水谷林道と乗り継げば約14キロのダート。ダート林道が次々と舗装化されている現在では貴重な存在だ。
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