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434 林道京戸岩崎山線/笛吹市側(ページ3)  笛吹市一宮町から京戸川を遡り二本木山を廻る林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/
平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:7939m / 実走8.5km 未舗装区間:約5.8km 舗装路面:C 眺望:B 爽快感:B E 138.43.25 N 35.38.17
幅員:4.0m 冬季閉鎖:12月10日-4月25日 未舗装面:C+ 雄大:B 閉塞感:0 2007年11月25日 晴

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さて休工になるであろうと予想した翌々日の日曜日(2007年11月25日)。再びプレハブ小屋の建つ約6.7キロ地点(写真下)へとやって来ました。到着した時刻は午後2時39分。写真の整合性を図るために同じ時間帯を狙ってきたのですが、一昨日に比べると約30分ほど遅れてしまいました。夏場なら特に問題のない時間帯ですが、初冬の山間部はアッという間に陽が陰るので急いで終点へと向かいます。
なおプレハブ小屋の前は駐車用の空き地になっており、その先端に立つとこれから進んで行く道筋(写真上)や山梨市方向の景色を望みます。それほど大きく開けているわけではないので素晴らしいというほどの景色ではありませんが、左手の山裾を通しては山梨市の笛吹川フルーツ公園(写真下)を望み、その右側には旧塩山市方向の町並みが広がっています。
当日の日没は午後4時36分前後。写真を撮っていた時間は5分ほどでしたが、その僅かな時間にも辺りはいつの間にか陽が陰ってしまいました。ということでここからは急ぎ終点へと向かいます。プレハブ小屋(写真左)から約300m(起点からだと約7キロ)地点まで進むと大口沢支流橋(写真右)を渡ります。
大口沢支流橋を渡り切ると直ぐに左へと折り返し、ここから暫くは沢を挟んでそれまでの道と平行に走ります。起点から約7.2キロ地点(写真上左)まで進むと先ほど渡ってきた大口沢支流橋(写真上右)を左手に仰ぎ、約7.4キロ地点(写真下左)ではプレハブ小屋(写真下右)仰ぎ見ながら進みます。ちなみにこの沢を下った先には大口沢があり、甲州市側側から開設している京戸岩崎山線はその大口沢に沿って延びています。
起点から約7.5キロ地点(写真上)まで進むと鋭角的な右カーブとなり、カーブを曲がり切ると前方の北西方向に眺望が広がります。ここからの景色としては旧塩山市の塩ノ山552.8mや、牧丘地区の杣口地区から柳平地区へと上っていく杣口線などの景色(写真下)が見られます。やや距離があるので迫力という点では少々欠けますが、それなりに開けているので景色的には爽快です。
この眺望は暫くは続きます。起点から約7.8キロ地点(写真上左と写真上右)まで進むと右カーブとなり、カーブを曲がり切るとそれまで一時的に見えなくなっていた勝沼町方向の宮宕山や高尾山方(写真下)も見え始めます。
起点から約約7.9キロ地点まで進むと、左手の谷側(写真左)に甲州市側から開設している京戸岩崎山線の道筋(写真中央)を見下ろします。余りハッキリとはしませんが、大口沢を遡ってきて折り返した箇所なのかもしれません。
起点から約8.0キロ地点(写真上)まで進むとここまでの中で最も眺望の開けた場所へと至ります。もちろん進んだ距離が僅かなので見える景色としてはそれほど違わないのですが、正面には734m峰や茶臼山948.3mを通して春日居町から旧塩山市方向の町並みが広がっており、更にその上方には金峰山や小樽山などといった山々が連なります。 立体マップ   元の画像に戻す   写真下の拡大 
さて起点から約8.1キロ地点(写真上左)の右カーブを曲がると現時点(2007年11月25日)での終点も間近となってきます。ここからは法面も荒削りのままの道となっており、当日は約8.3キロ地点(写真上右)で重機が道を塞ぐようにして停められていました。ただ重機の先にも道が続いているようなので、ここからは徒歩で終点まで行ってみることにしました。
重機から約200m地点(写真上)で長さ約10m、高さ約3mほどの盛り土。写真では左手の谷側(写真下)が開けているように見えますが、実際には山が幾重にも重なっているので景色的なものはありません。
盛り土からの道(写真上)は右へとカーブしながら一気に下ります。そしてカーブを曲がり切って約50mほど進むと道は山腹に溶け込むようにして(写真下)終わります。今回の起点から同地点までの距離は約8.5キロ。GPSがないので正確な位置は分かりませんが、甲州市側から開設している京戸岩崎山線とはもう残り1キロ(?)くらいの距離になっていると思われます。完成予定は平成20年度。供用時には再び訪ねてみたいと思います。
釈迦堂遺跡博物館の周辺↓
中央自動車道沿いの道を京戸岩崎山線へ入らず、そのまま真っ直ぐ進むと約300mほどで釈迦堂遺跡博物館へと至ります。この釈迦堂という名称は中央自動車道に釈迦堂パーキングエリアがあるので既知の方も多いのではないでしょうか。ユニークなのは中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアからそのまま釈迦堂遺跡博物館へ上ってこられることで、博物館の入り口に立つと真下にパーキングエリアを望みます。車でそのまま乗り入れるというわけにはいきませんが、パーキングエリアから博物館までは専用の階段があり歩いても約1分ほどと手軽です。
ちなみに釈迦堂遺跡は先土器から平安時代までの複合遺跡で、中央自動車道の建設に伴い発見され、昭和55年2月8日から昭和56年11月15日まで延べ2万人以上の人々によって発掘されたそうです。現在は土偶、土器、石器など5599点が国の重要文化財となっており、入館料は大人と大学生が200円、小学生から高校生までが100円とのこと。2階には喫茶ラウンジや展望ロビーがあり、春には桃の花でピンク色に染まった甲府盆地も一望することができるそうです。
博物館の裏(北側)は縄文の森公園と名付けられた広場になっています。広さは50m四方ほどでしょうか。園内には休憩用の四阿や遊歩道が設けられており、敷地の一郭には中期中頃の住居址も残されています。
一帯は京戸川扇状地の高台に位置します。標高が460m前後なので迫力という点では欠けますが、西側には塩山市、山梨市、甲府市など気持ちの良い景色が広がります。ちなみに足下は中央自動車道の釈迦堂パーキングエリア。そのほぼ正面が売店です。

総評
前半から中盤にかけては京戸川を遡る形で上ります。中盤までは対面の山が近いので眺望するような景色は余りありませんが、後半の勝沼町側へ入ると各所で開けた景色を望みます。道幅は概ね1.5車線。場所によっては多少の段差や岩はありますが、一般的な4輪セダン型であればそれほど支障になることはないと思います。なお京戸岩崎山線の完成予定は平成20年度。勝沼町側と繋がると15キロを超える延長となり、近場の林道では代表的な林道になるのではないでしょうか。
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