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486広域基幹林道奥仙丈線(川窪工区側) 完成すると川窪町と黒平町を結ぶ1万2470mの広域林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。 |
現延長:約2.2km(川窪工区側)
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未舗装区間:約200m(川窪工区側) |
舗装路面:B+ |
眺望:B− |
爽快感:B |
N 35.45.39 E 138.35.04 |
幅員:5.0m |
冬季閉鎖:12月10日-4月25日(開設中) |
未舗装面:B |
雄大:B |
閉塞感:0 |
2010年12月19日 晴 |
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※黒平町側の奥仙丈線は 奥仙丈線(黒平工区側) と 荒川支線+奥仙丈線 でどうぞ。 |
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奥仙丈線は開設中の林道で、完成すると甲府市川窪町と甲府市黒平町を結びます。現在は黒平町側からも開設工事を行っていますが、今回は荒川ダム上部の川窪工区側の奥仙丈線を扱っていきたいと思います。川窪工区側の奥仙丈線へ行くには、まずは県道7号を北進して金桜神社方向へと進みます。甲府市川窪町まで行くと荒川ダムへの道が分岐しているので、同分岐路を右折して県道112号へと進みます。 現在地マップ 元の写真に戻す |
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県道112号は荒川ダムの北岸を廻っていく道で、約2.3キロほど進むとダム湖の能泉湖に架かる荒川大橋へと至ります。荒川大橋を渡り切ると直ぐに二又路となり、左へ進むとやがて林道野猿谷線となって黒平町の林道御岳線へ抜けていきますが、今回の奥仙丈線へ行くには右へと曲がって荒川ダムの東岸へと進みます。 |
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右折して約500mほど進むと蕎麦屋の轟屋が建っており、その直ぐ先で再び道が二又路(写真上と写真下)に分かれます。道なりの直進は市道左岸線で取水塔やダム公園へと行き着きますが、奥仙丈線へは同地点を切り返すようにして左へと折れ曲がります。なお直進した場合の市道左岸線はダム天端道路が通行止めとなっているので行き止まりです。 ダム公園、荒川ダム取水塔、行き止まり箇所(3枚) |
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二又路を切り返した道は次第に標高を上げていき、暫くすると能泉湖や、ここまで来る際に通ってきた県道112号、荒川大橋、などを見おろします。道幅は概ね2車線。場所によっては1.5車線くらいになることもありますが、一般的な4輪であれば普通にスレ違えます。 |
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そして県道7号から約5.5キロ地点まで進むと奥仙丈線の起点へと至ります。同地点は二又路となっており、左の道の入り口には林道の杭が建っています。ちなみにこの杭、夏場は草に覆われ殆ど見えなくなるので注意してください。 現在地と周辺マップ 元の写真に戻す |
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道なりに右へ進むと↓ |
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そのまま道なりに右へ上っていくと、やがて荷坂峠を経て林道高成線へと行き着きます。高成線は途中にやや段差の大きい未舗装路がありますが、最終的には高成町の集落へ、そして更に下って行くと県道7号へと抜けられます。 |
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END |
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さてそれでは奥仙丈線へ入ってみたいと思います。道幅は1.5車線強から2車線弱といったところでしょうか。写真だと落ち葉のため余り広く見えませんが、実際には広域基幹林道ということもあり一般的な林道よりも広めです。緩いカーブはあるものの、入り口から暫くはほぼ一貫して北東へと進みます。林道の杭から約400m地点まで進むと大きな右カーブとなり、そのカーブを曲がり切ると前方の山腹にこれから上っていく道筋が長く続きます。 |
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林道の杭から約500m地点まで進むと沢を大きく廻りこんで東へと向かいます。このとき前方に見えるドンブリを伏せたような山が中津森1475m。手前は板敷渓谷という深い渓谷地帯になっており、ちょうど正面のあたりがメインスポットの「大滝」付近になっているようです。
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少々木々が鬱陶しく感じるものの、概ね谷側が開けているので場所によっては景色が広がります。それほど素晴らしいというほどではありませんが、林道の杭から約700m地点まで進むと左手後方に能泉湖や荒川大橋を見通し、その上部に羅漢寺山、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山といった山並みが連なります。林道の杭から約800m地点まで進むと右へと鋭角的に切り返していき、ここからは先ほどの約400m地点で見上げた上部の道へと進みます。 現在地まっぷ 元の写真に戻す |
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標高としては1100m前後といったところでしょうか。林道の杭から約1.2キロ地点まで進むと、右手後方となる北西方向に、黒富士1633m、鬼頬山1540m、金ヶ岳1764m、茅ヶ岳1708mといった旧敷島町側の山並を見渡します。 |
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林道の杭から約1.5キロ地点まで進むと左へと鋭角的に切り返します。木々が遮るためスッキリとは見られませんが、前方のやや右手となる西側には再び能泉湖を見通し、ここから暫くは北西方向へと進みます。 |
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当日は林道の杭から約1.9キロ地点に工事中の看板が出ており、その約50mほど先に工事関係者用の簡易トイレとプレハブ小屋が建てられていました。写真だと左手の谷側が開けているように見えるかもしれませんが、山が近いので景色的なものは殆どなく、左手後方に能泉湖を僅かに見通す程度です。 |
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プレハブ小屋を過ぎた道は林道の杭から約2.0キロ地点で大きく右へと折れ曲がります。それと同時に路面が未舗装路となり、当日はそのカーブの先でショベルカーの重機です。日曜だったからでしょうか?重機は動いていませんでしたが、未舗装路の道や削ったばかりの法面など、遠目にもそこが開設現場であることが一目瞭然といった感じでした。 |
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そして林道の杭から約2.2キロ地点で重機が道を塞いでおり終わりです。重機の先は荒削りの状態で、道そのものも約30mほど先で途切れて終わっていました。景色的には後方の直ぐの場所に中津森。その横に黒富士が顔を覗かせていますが、対面の山が近いのでなにかを見通すといったような景色はありません。 |
総評 |
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奥仙丈線は反対側の荒川林道側からも開設しており、全てが完成すると12,470mの長さになるそうです。
ちなみに今回の川窪工区側は甲府市営分の2200mで、市営分は既に完成しており、あとは逆側から延びてくる県営分の10,270mを待っている状態のようです(こちら側からも県営分として延ばしていくかもしれませんけど)。
当初は今年度中(平成22年度)の完成予定だったそうですが、両者間の距離は未だ直線で900m強、路線長だと2,000mくらい離れており、完成にはまだ何年か掛かりそうな情勢です。
供用が開始されると奥昇仙峡から山梨市方面へ一気に抜けられる連絡路的な林道となり、ファミリー層向けにとっては紅葉狩りやちょっとした自然散策など、これまで以上に手軽に廻れるようになると思います。水ヶ森一帯の深い山を実感できる林道でもあり、早い時期の完成が望まれます。
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