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446 林道奥仙丈線/荒川林道側 (ページ1)  甲府市黒平町の荒川林道から荒川支線や高成林道へ続く開設中の林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/
平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3.5km(12470m) 未舗装区間:0m 舗装路面:B 眺望:C+ 爽快感:B− E 138.35.30 N 35.48.14
幅員:5.0m 冬季閉鎖:12/10-4/25 未舗装面:− 雄大:C+ 閉塞感:0 2007年08月12日 晴

※川窪工区側の奥仙丈線はこちらでどうぞ。 ページ1へ移動 ページ2へ移動
広域基幹林道奥仙丈線は甲府市黒平町と甲府市川窪町を結ぶ開設中の林道です。現在、黒平工区側の奥仙丈線は水ヶ森林道へ抜けていく荒川支線までしか行くことができませんが、将来的には能泉湖(荒川ダム)から高成町へと続く高成林道側へ繋がるものと思われます。さて黒平工区側の奥仙丈線へ行くには、まずは甲府市の最北端となる黒平町へと向かいます。黒平町へは甲府市御岳町からの御岳林道(写真上)でダイレクトに行く方法もありますが、今回はより距離の短い野猿谷林道で向かってみたいと思います。※写真上は御岳林道入り口。
野猿谷林道へ行くには、まずは荒川ダムの能泉湖を目指します。昇仙峡方面から県道7号を北進していくと、甲府市猪狩町で県道112号が右へと分岐(写真左)しています。この県道112号が能泉湖へ続く道なので、同分岐点を右折して県道112号へと進みます。ちなみに分岐点の直ぐ手前には「↑韮崎/黒平→」という方面案内板(写真右)が路上に出ています。また入り口にも「荒川ダム→」という看板が立っているので直ぐに分かると思います。  別角度からの荒川ダム入り口  

県道112号へ右折して道なりに進むと数分で荒川ダムの能泉湖(写真左)へと至ります。荒川ダムは野猿谷を下ってくる荒川を堰き止めた多目的ダムで、洪水調整や上水道用水の確保が主な用途となっているそうです。完成は1985年。ダム湖の出現により川窪町が無人の町になったそうです。荒川ダムからは能泉湖を右手に見ながら進みます。やがて前方に荒川大橋(写真中央)が見えて始め、その上部には将来的に奥仙丈線と繋がることとなる高成線を望みます。能泉湖の北端まで行くとこの荒川大橋(写真右)へと至り、渡った先のT字路を左へと曲がって北へと向かいます。なお同T字路を右折すると先の高成線へと上っていき、最終的には高成町の集落を経たあと県道7号へと戻ります。


荒川大橋を渡って左折すると約400mほどで大渡トンネルとなり、左手の野猿谷(写真左)を見ながら北へと進みます。約900m地点まで進むと中津森トンネルとなり、その手前には板敷橋(写真中央)が架かっています。同地点は板敷渓谷の入り口になっており、板敷橋の右手前にある階段を下っていくと約10分ほどで段爆30mの大滝へと行き着きます。ちなみに普段はそれほど多くの人が詰めかけるような場所ではないのですが、当日(2007年8月12日)は盆休前の日曜日ということもあり道沿いには数10台の車輌が停まっているという賑わいでした。※荒川大橋を渡った直ぐ先には専用の駐車場もありますが、駐車場から板敷渓谷までは徒歩で約10分ほどかかります。
  紅葉シーズンの昇仙峡と板敷渓谷の一帯  
板敷渓谷と大滝↓
板敷橋からは遊歩道が設けられており、約15分も歩くと大滝へと至ります(遊歩道は大滝で終点)。途中には大小様々な滝が流れ落ちており楽しませてくれますが、一帯は薄暗いV字渓谷で普段はそれほど多くの人出があるというわけではありません。陽射しがないと少々不気味に感じるかもしれませんので、行くなら晴れた日に行った方がいいかもしれません。  大滝の拡大  
中津森トンネルを出ると(写真左)、いよいよ本格的な野猿谷の渓谷地帯へと入ります。そして荒川大橋から約1.3キロほど進むと県道112号の終点となり、同地点から野猿谷林道(写真中央)が始まります。ちなみに野猿谷林道は御岳林道よりも早く黒平町やクリスタルラインへ抜けられるように開設された道です。以前はやや狭い箇所や古びた舗装部分があったため周辺の地理を知らないと少々不安になる道でもありましたが、現在は度重なる改修工事により4輪でも快適に走れます。
林道の起点からは荒川に沿ってほぼ一貫して北へと進みます。秋には見ごとな紅葉(写真上)を見ることができますが、一帯は非常に深いV字渓谷になっており、野猿谷林道はその谷底のような場所を走ります。夕方になるとアッという間に日が陰るので、行くなら早い時間帯に行った方がいいと思います。荒川大橋から常に荒川(写真下左)に沿って進んできた道ですが、林道の起点から約2.4キロ地点に架かる東橋(写真下中央)を最後に荒川から離れ、約3.3キロ地点(写真下右)で御岳林道へと合流して終わります。合流地点を左に曲がると約8.5キロで金桜神社近くの県道7号(このページの最上段の写真)へと抜けていきますが、今回は黒平町の集落へ向かうので右直進的に進みます。※県営の野猿谷線(延長2502m)は東橋までで、東橋から先は市営の野猿谷線(延長808m)になります。
さて御岳林道へと移った道は野猿谷林道の終点から約2.7キロで黒平町の集落(写真上)へと至ります。黒平町は甲府市で最も北に位置しており人口は27人で戸数は17戸(平成17年度調査)。歴史的には1600年ころ「金桜神社だった神領を分村して黒平村にした」とか、「室町時代に長野県川上村から移住者が移り住んだのが始まり」、とか幾つかの伝承があるようです。  黒平町集落の拡大  
御岳林道はその黒平町の集落を突っ切る(写真上左)ようにして進みます。野猿谷林道の終点から約3.3キロ地点(写真上右)まで進むと右から荒川林道が合流してきており、同地点には「←増富温泉、木賊峠/牧丘、乙女高原→」という案内板(写真下左)や「↑恵林寺、金峰牧場、乙女高原」という案内板(写真下右)が出ています。左直進的に進むと池の平林道へと続き最終的には観音峠大野山線の木賊峠へと抜けていきますが、奥仙丈線へは「↑恵林寺、金峰牧場、乙女高原」と書かれている右の荒川林道へと進みます。
荒川林道に入って約100mも進むと上黒平橋(写真左)を渡ります。上黒平橋の下には荒川が流れ下っており、野猿谷林道の東橋で分かれた荒川と再び交差した形です。荒川林道に入って約700m地点(写真右)まで進むと左カーブの先端で荒川支線が右手に分岐しています。荒川支線は道幅が2mから3mと狭い林道で、路面は非常に荒れています。途中にはガードレールのない垂直落下の場所もあり、転落すると数10m下の谷底まで一気に落下してしまいます。現在は一般車両進入禁止となっているため入ることはできませんが、これから向かう奥仙丈線から先にも同名の林道があり少々紛らわしく感じます。
いつもながらに前説が長くなってしまいましたが、荒川林道へ入って約1.2キロ地点(写真左と写真右)まで進むと右へと分岐していく奥仙丈線の起点へと至ります。同地点には林道の看板が立っているので直ぐに分かると思います。ちなみに数年前までの看板には、開設中の為この先で通行禁止になります、という趣旨の説明書きが書かれていましたが、現在は消されており特に問題はないようです。
荒川林道から奥仙丈林道へ入った道は南へと向かいます。分岐点からゲートは見えませんが、林道の看板から約50m地点(写真左)で軽い左カーブとなり、そのカーブを曲がりきった約100m地点(写真右)まで進むとゲートが現れます。同地点での道幅は約5mといったところでしょうか。奥仙丈林道は広域基幹林道なので道幅が広く造られており、一般的な4輪セダン型であれば擦れ違いでも問題になるようなことはないと思います。
林道の看板から約200地点(写真上左)まで進むと切り通し道となっており、ここを過ぎると正面から右手方向にかけての景色が徐々に開け始めます。約500m地点(写真上右)まで進むとその対面の山腹へと移っていき、約800m地点では右手となる西側に先ほど通ってきた御岳林道の道筋(写真下左)や黒平町の集落(写真下右)といった景色を見通します。  黒平町集落の拡大     写真下右の拡大  
林道の看板から約1.2キロ地点(写真左上)まで進むと道の右側に広さ20m四方くらいの空き地(写真上右)が現れます。地図上ではこの空き地の直ぐ近くまで先ほどの荒川支線が延びてきています。高低差があるので車輌では無理でしょうが、徒歩なら或いは空き地から荒川支線へ下っていけそうな気もします。空き地からは沢に沿って進み、約1.5キロ地点(写真下左)では谷止めダム(写真下左)の横を過ぎていきます。谷底との高低差は40mから50m。後方には黒平集落背後の山々が広がります。
  荒川支線の終点から先に続く道     現在地マップ     元の写真に戻す  
ここまで概ね南東方向へと進んできた道ですが、林道の看板から約1.8キロ地点(写真上左と写真上右)まで進むと約100mほどだけですが一時的に西へと向かいます。同地点からはやや勾配を増しながら上っていき、約1.9キロ地点(写真下)まで進むと今度は左へと鋭角的に切り返して北東方向へと向きを転じます。
北東へ転じた道は1462m峰の南側から廻り込むように進み、逆側の右手には御巣鷹山1521.8mからの岩峰(写真上左)が目線の位置へと迫ります。ここから暫くの景色は非常に爽快で、林道の起点から約2.3キロ地点(写真下左)では高原的な雰囲気のある場所へと至ります。奥仙丈線はこの直ぐ先で再び切り返すことになり、法面上に視線を上げると切り返したあとの道(写真下右)が続きます。さてこのあとは約2.4キロ地点で折り返し林道の最高所へと上っていきますが、ファイル容量が大きくなったのでページ2へと移ります。
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