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007 水ヶ森林道 甲府市北部の太良峠から荒川林道へと至る。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。経緯度は大体の目安です。
延長:20063m ダート:約3km+3.4km 舗装路面:B+ 眺望:C+ 爽快感:B+ E_138.363 N_35.430
幅員:4.0m 12/10-04/25 不可 未舗装面:B+ 雄大:B− 閉塞感:なし 2002年07月18日 晴/雲

水ヶ森林道の起点は太良峠にある。太良峠は三叉路になっており、甲府方面から上っていった場合、左折すると水ヶ森林道へと続き、右折すると山梨市の窪八幡神社へと抜けていく。道幅は全線で1.5車線以上あり4輪でも問題なく走れる。入り口から暫くはコンクリートの路面でフラットな道が続いている。
頭上を樹木が覆い隠す場所もあるが薄暗いという印象はない。ただ暫くは山間の道なので眺望は殆ど望めない。途中には帯那山林道(写真右)があり、左へと下っていくと上帯那町へと抜けていく。
ゲートは入り口から数キロ先にあり、ここから先は例年12月10日から4月25日まで閉鎖される。ただ実際には、この手前側も冬期には凍結(積雪)しているので通行するのは困難である。暫く進むと帯那山高原牧場への入り口(写真中央)があるが、牧場は閉鎖されており道も通り抜け出来ない。ゲートを過ぎると時々谷側の視界が開けて牧丘方面が顔をのぞかせる。
ダートは2カ所あり、最初のダートは起点から9.3キロ地点から始まる。路面は固く締まった砂利道でアップダウンは少ない。第1のダートは約3キロ続く。
最初のダート路は一ツ木水ヶ森林道に接続する数10m手前で終わっている。一ツ木水ヶ森林道は東山中部林道に繋がっており、最終的には県道206号(塩平窪平線)へと抜けることもできる。
舗装路は約2.1キロほど続き、その後は第2のダートが始まる。第2のダート路は約3.3キロの延長を持ち、第1のダートより多少荒れた路面になっている。途中には開設中の林道(写真右)があるが現在は通行止め(2002年07月現在)。
第2のダート路が終わると後は終点まで舗装路となる。途中には水ヶ森支線があり、水ヶ森支線は巨大な鉄塔のある原っぱに繋がっている。写真右は水ヶ森支線の最終地点に立つ鉄塔を水ヶ森林道から遠望したもの。
最後は荒川林道に突き当たる形で終わっている。突き当たった場所を左に曲がると黒平方面へと向い、右に曲がると乙女高原を経て焼山峠へと抜けていく。

総評
全長20063mという長い林道だけあって抜けるには時間が掛かる。眺望や景色という点でははやや劣るが、第2ダート直後の景観は高原のような清々しさがあって気持ちいい。余談だが、この道を最初に走ったのはだいぶ昔のことになる。当時は太良峠から数キロ進んだ地点で道が無くなっていた。もちろん当時は全てがダートで、その頃を思い出すと隔世の感がある。少し前までは長いダートだった道も近年では急速に舗装化が進んでいる。現在では約6.3キロを残すのみで、2002年中には更に改良工事が予定されている。全線が舗装化されるのも時間の問題だろう。
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