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016 一ツ木水ヶ森林道 水ヶ森林道と東山中部林道を繋ぐ補間的林道
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:2156m ダート:1.8km 舗装路面:− 眺望:C 爽快感:C E_138.365 N_35.454
幅員:4.0m 12/10-04/25 不可 未舗装面:B 雄大:C 閉塞感:2 2002年07月18日 晴/雲

一ツ木水ヶ森林道へは、水ヶ森林道東山中部林道、県道206号(塩平窪平線)から入ることができる。今回は水ヶ森林道から入ってみた。この林道を説明するには「王」という漢字に例えると分かりやすいかもしれない。王の字の1番上の横棒が水ヶ森林道。2番の目の横棒が東山中部林道、一番下の横棒が県道206号で、それを支える縦棒が一ツ木水ヶ森林道となる。
一ツ木水ヶ森林道の入り口は綺麗にならされた砂利道で路面も固くしまっている。奥に進むと若干荒れてくるが走りづらいということはない。道幅が広くカーブが少ないので或る程度のスピードが出せる。近隣の山が近いので眺望はないが、谷側が開けているので閉塞感はない。
林道の杭から約400m地点で一度コンクリートで路となるが約200mほどで再びダートとなる。舗装路には砂利やコブシ大の石がありダートより走るペースが落ちる。
閉塞感はないが景色は単調。概ね低い山の稜線に囲まれながら進んでいく。約1.9キロ地点まで下りてくるとゲートがある(写真中央)。そこから約100mほど舗装路が続くが再びダートとなる。ただそのダートも約100mほどで終わる。此の辺りは舗装路とダートが目まぐるしく入れ替わる。
ゲート後の景色は一変する。道幅が狭くなり勾配もきつくなる。周囲には背の高い木々が林立しており薄暗さを感じる。本来なら延長2156mの林道なので、この辺りが終点となるはずなのだが周囲にそれを示す物はない。
約3.0キロ地点で細い道は東山中部林道に突き当たる。つまり王の字の一番上の横棒(水ヶ森林道)から2番目の横棒(東山中部林道)へと下ってきた訳である。此の場所は変形の十字路になっており、更に県道206号(塩平窪平線)へと下れる。ただし周囲にそれを表す看板はなく、県道206号への道は非常に狭くて古いコンクリート路になっている。
東山中部林道からの道は急勾配な下り坂となっている。周囲は樹林帯で薄暗い。雨の日には木の葉やコケで滑りやすくなっているので注意したい。東山中部林道から県道206号までの道のりは約1.1キロなので時間はかからない。県道206号に出て右に曲がると山梨市方面(写真右の手前側)、左側に曲がると牧丘の塩平地区(同、奥側)となり川上牧丘林道の起点へと続く。なお、この場所に方面看板などはない。

総評
前半は周囲の稜線を仰ぐ景色。後半は樹林帯を下る景色。全線に渡ってさしたる景色のない単調な道である。ただ水ヶ森林道、東山中部林道、更には県道206号を繋ぐという役割がハッキリしていて面白い。これほどさりげなく自分の役割を主張している林道も珍しく思える。水ヶ森林道の舗装化が進んでいる近年だが、上手く使えばたダート路を10キロ以上楽しめる。補間的な林道ではあるが、他の林道と組みあわせて走ってみるのも悪くない。
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