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320 林道日向日影線 須玉町日向地区から日影地区へと至る林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:4336m/実測約5.7km ダート:約3.6km 舗装路面:C− 眺望:C 爽快感:B− E 138.312 N_35.512
幅員:3.6-4.0m 12/10-04/25不可 未舗装面:D 雄大:C 閉塞感:4 2003年08月11日 晴

林道日向日影線へ行くには、まず県道23号を北進して須玉町の塩川ダム(みずがき湖)を目指そう。県道23号を北進して行くと必然的に塩川ダムへと突き当たる(写真左)。突き当たると左は県道610号となり信州峠へと抜けていく道だが、林道日向日影線へ行くには同T字路を右に曲がって県道23号をそのまま進んでいく。約400mほど進むと塩川トンネル(写真中央)となり、塩川トンネルを出ると直ぐにY字路(写真右)となっている。Y字路を左(左直進)へと進むと通仙トンネルとなり増富温泉や日影地区へと抜けていく県道23号の続きだが、林道日向日影線へは同Y字路を右へと曲がって日向地区へと向かっていく(右の道も最後は県道23号に合流します)。
Y字路を右に曲がっていくと約1.2キロ(塩川ダムのT字路からだと約2.2キロ)で左へと大きく曲がっていくカーブの先端で林道日向日影線が右へと延びている(写真左と写真中央)。林道の杭(写真右)は、その右へと入った10mくらい先の右側に立っている。
林道の杭から先には古びたコンクリート路が延び、周囲には長閑な田園地帯の景色が広がっている(写真左)。道幅は約1.5車線ほどあるが、約400mほど進んだ左カーブ(写真中央)からは山道となり道幅も約1.5車線弱とやや狭くなっていく。林道の杭から約800mほど進むと周囲を樹林帯に囲まれたやや薄暗い道となり、約900m地点(写真右)でダート路へと変わっていく。
林道の杭から約1.0キロほど進むとゲート(写真左)が現れる。同地点は三叉路になっており左に名称不明のダート路が延びている(近くには日向第2支線という林道もあるはずなのだが不明)。ゲートを過ぎると周囲を厚く樹林帯が覆うやや閉塞的な道となる。当然のことながら眺望できるような景色はなく、ひたすら樹林帯の中へと進んでいく。
林道の杭から約1.8キロ地点まで進むと道はY字に分岐する(写真左)。右へ進むと須玉町の管理する林道樫山伊利線となるので左へと進んでいく。林道樫山伊利線との分岐点を過ぎると路面はやや荒れてくる。路面には大きな石(写真中央)が目立つようになり、ハンドルにはゴツゴツとした手応えが戻ってくる。林道の杭から約1.9キロ地点(写真右)まで進むと約200mの直線路が続いており道の左側には出田川の流れが下っている。
出田川沿いの直線路の最後には出田川橋(写真左)が架かっており対岸へと渡っていく。ここまで樹林帯に囲まれてやや薄暗い道だが、林道の杭から約2.3キロ地点(写真中央と写真右)まで進むと広い空き地となり三叉路へと突き当たる。ほぼ等分に分岐している三叉路だが右は支線なので左へと曲がっていく。
ちなみに支線(写真左)へ入っていくと非常に勾配の大きい上り坂が約1.6キロほど続く。道幅は1.5車線弱ほどあるが路面には大きな石が転がっていてやや走り難さがある。終点間際で道は二股に分かれ、左の道は砂防ダムの下で行き止まり(写真中央)、右の道は違う砂防ダムの上方で行き止まる(写真右)。勾配は林道というより登山道に近く、バイクでも2速、3速で上っていくことになる。本線からは離れるがダート好きのオフローダーには面白い道かもしれない。
さて話しを本線へと戻し分岐路を左へと進んでいく。右の支線も荒れているが本線もやや荒れている。場所によってはガードレールのない約1.5車線弱のガレ道が続くので注意しよう。
特に約2.5キロ地点からは落石や法面の崩落箇所が数多く見受けられるようになり、走行幅も1車線ギリギリの場所が多々現れる。また土と砂が混ざったような路面はやや軟弱な印象を受け、路肩が崩れていたり流水によるクレパスが数多く見受けられる。また一部では道にまで水が流れ出ており、場所によっては水を跳ね上げながら進んでいく。
ここまで概ね上ってきた道だが約3.1キロ地点(写真左)からのやや荒れた坂を上っていくと、約3.3キロ地点で小さな空き地へと行き着く(写真右)。同地点には保安林区域図の看板が立っており、そこから先は一転して下っていく。
林道中で眺望が開ける場所は余りないが、約3.4キロ地点(写真左)で僅かに山々の景色(写真中央)が広がる。ただし木々の谷間から見える景色なので多くを期待しない方がいい。約3.8キロ地点では、いま下ってきた道を対面の山(写真右)に仰ぎ見ながら下っていく。
約3.9キロ地点からはやや勾配の大きい下り坂となり、路面には下草が長く延びている。また木々の張り出しが大きく、道幅は約1.5車線弱あっても枝葉を掻き分けるようにして進んでいく。バイクでも手で払いのけるように進んだので4輪では車体に当たるのは避けがたい。
林道の杭から約4.4キロ地点まで進むとゲート(写真左と写真中央)が現れる。ダート路はその先の100mほどの場所で切れており、そこからはコンクリート路が下っている(写真右)。
コンクリート路の道幅は約2車線と広いが勾配はやや大きめ。山間部のため眺望は余りなく、約4.9キロ地点でなぜか約100mという短い区間だけがダート路になっている。最後はコンクリート路面になってから約1.2キロ(林道の杭からだと約5.7キロ地点)で林道の看板が現れて終わる。なお看板に書かれた管理者名は須玉町となっており(入り口の杭は山梨県)、どうやら入り口からダート路の終わりまでが県営の日向日影線。ゲートを過ぎコンクリート路になってから看板までが町営の日向日影線となっているようだ。まぁ、その辺はどっちでもいいことですけど ^^A
なお林道の看板を約100mほど下っていくと鉄柵(写真左)が道を塞いでいる。鉄柵には電線が絡ませてあり電流が流れているので気を付けよう。この電線は取り外せるようになっており、横に説明書きの看板があるので注意して取り外そう(んー、前はなかったんですが・・・)。その先は鉄柵を約200m(林道の看板からだと約300m)ほど下っていくと町道へと突き当たる(写真中央と写真右)。町道に出る場所は林道日向日影線へ入った場所から約900mほど進んだ地点であり、左に曲がると塩川ダムへ約3.1キロ、右に曲がると増富の湯や通仙峡を横目に約5.0キロで観音峠大野山林道へと抜けていく。なお町道へと突き当たる場所には「比志・日影」という地区看板と「日影」バス停が立っており、逆から入る場合には同看板とバス停を目印にして行くといいだろう。

総評
概ね約1.5車線弱の道が続くが路面はやや荒れている。途中で崩落箇所や落石箇所があるので注意。眺望は近隣の山々を見渡せる場所もあるが、大抵は樹木に遮られてしまうので多くはない。オフローダーには面白い道かも知れないが眺望が余りないので好き嫌いが分かれるかもしれない。

左の写真は町道へと突き当たった場所を右へと進んだ通仙峡。増富の湯から観音峠大野山林道へと至る約4キロの区間には爽快な渓谷美が続いている。夏場の日曜には沿道で多くの家族連れが弁当をひろげている。
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