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322 横尾山林道 長野との県境にある横尾山の南面に延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約9.2km ダート:約9.2km 舗装路面:− 眺望:B− 爽快感:B− E 138.323 N_35.541
幅員:4.0-5.0m 12/10-04/25不可 未舗装面:B− 雄大:B− 閉塞感:0 2003年08月11日 晴

作成時には開設工事中のピストン林道でしたが、2005年に完抜して高根町の高須線へと抜けられるようになりました。
横尾山林道へ行くには、まず県道23号を北進して「みずがき湖(塩川ダム)」を目指す。みずがき湖まで行くとT字路(写真左)となっているので左へと進み県道610号へと進んでいく。横尾山林道の入り口は「みずがき湖」のT字路から約8.5キロほど北進していくと左側へと分岐(写真中央)しており、林道の杭が目立つ場所に立っているので見落とすことはないだろう。ちなみに同地点を更に約1.3キロ(みずがき湖のT字路からだと約9.8キロ)ほど北進していくと松平線が右手に延びており、県道610号は最終的には長野との県境である信州峠(写真右)へと続いていく。みずがき湖のT字路から信州峠までの距離は10.4キロ。信州峠側から横尾山線までの距離は約1.9キロである(みずがき湖→8.5キロ→横尾山線→1.3キロ→松平線→600m→信州峠)。
横尾山林道へ入っていくと約10mほどコンクリート路が続いたあとダート路(写真中央)へと変わる。ダート路は直ぐに右へと曲がっており、そのまま約100mも進んでいくとゲート(写真右)が現れる。
ゲートから先の道幅は約1.5車線から約1.5車線強。路面は土質で大きな段差は殆どないといっていい。行った当日は前日に雨が降ったこともあり水溜まりが出来ていたが、ぬかるんでいるようなことはなかった。ゲートから先は暫く草木に遮られて景色はなくなるが、約600mほど進むと谷側に近隣の山々が顔を覗かせる。
ここまで概ね緩く上ってきた道だが約1キロ地点からは平坦な道となり、その後は緩いアップダウンを繰り返しながら西へと向かっていく。約1.6キロ地点(写真左)まで進むと約300mに渡って直線路が続いており谷側が開けている。直線路の最後は左カーブとなっており、東から北東方向に広がる山々を見ながら山腹を回り込んでいく。
緩いアップダウンの道も、約2.1キロ地点(写真左)の右カーブからは下り基調の道へと変わっていく。路面はダンプカーが通るため非常にフラットになっており、道幅も約2車線弱と広いので軽快に下っていく。約3.1キロ地点(写真右)まで進むと正面に瑞垣山が顔を覗かせる。
その後しばらくは樹木によって景色は遮られるが、約3.4キロ地点まで進むと道の左側に工事用の広い空き地があり、そこからは瑞垣山や奥秩父の金峰山、朝日岳、国師ヶ岳といった山々が雄大に広がっている。また眼下には広大な森林地帯の中に県道610号が延びており、時おり車が走っていく様子を見てとれる。同地点からの景色が横尾山林道のメインスポット的な場所といっていいだろう。ここからの景色を動画館においてあります。
メインスポット的な場所を過ぎても谷側は概ね開けているが、景色的には近隣の山々が見える程度とやや単調。約4.4キロ地点では須玉町の黒森地区辺りと思われる家並みを望みながら進んでいく。
林道の杭から約5.7キロ地点まで進むと十字路(写真左)となる。左へ進むと約3キロで県道610号へと突き当たり、右に曲がると約150mで大平牧場の入り口(写真中央)となる。大平牧場は須玉町公営の牧場で敷地内にはトイレ(写真右)があり、入り口には「ご自由にご来場下さい」と書いてあるが、中は牧草が長く延びており余り手入れがされていないようだ。横尾山林道を進むにはこの十字路を真っ直ぐに進んでいく。
十字路から先も約1.5車線の道が続いており、約200mほどが緩く上っている。約200mほど進むと右カーブとなり、そこからは緩やかに下っていく。更に十字路から約600mほど進むと(林道の杭から約6.3キロ地点)、十字路に行き当たる前の横尾山林道を対面の山腹に見ながら下っていく。
林道の杭から約6.9キロ地点まで進むと左カーブの内側に工事用の資材置き場があり、その先端に立つと南南東の山々を望むことができる。特別に素晴らしいという景色ではないが開けていて気持ちがいい場所だ。ここまではアップダウンを繰り返しながらも概ね緩く下ってきた道だが、約7.5キロ地点では山の裏へと回り込みそこからはハッキリとした下り坂となっていく。
山を回り込んで約8キロ地点まで進んだら、ちょっと左手を見てみよう。谷を挟んだ対面の山に開設中の工事現場(写真中央)が見えるはずだ。ここまで来ると残りも僅かだ。当日は約9.0キロ地点で通行止めの看板。その先の左カーブを曲がると一転して上り坂。
最終的には看板から約200mほど進んだ約9.2キロ地点(写真右)でブルドーザーが道を塞いでおり、道そのものもその直ぐ先で切れていた。※2005年に完抜して高根町の高須線へと抜けられるようになりました。

総評
谷側が開けていることの多い林道だが、樹木に遮られていたり、近隣の山々を望むことが多かったりと景色的にはやや単調。しかし9.2キロという比較的長いダートや、途中で広がる瑞垣山の景色は素晴らしい。難はダンプカーの多さ。当日は10台以上のダンプカーと擦れ違った。道は1.5車線以上と広いが4輪だと擦れ違いは不可能なので辛いかもしれない。ただ日曜は休工となるようだ。

写真左は最終地点にいた犬。近くに民家などないから飼われているのだろうか。

写真右は高須林道入り口(清里側)に立つ横尾山林道の杭。将来は高須林道へ繋がるのだろうか。
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