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345 林道金山線 大月市賑岡町奥山から浅利川に沿って金山峠へと向かっている林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.0km ダート:約400m 舗装路面:C− 眺望:C− 爽快感:C+ E 138.551 N_35.380
幅員:3.0-4.0m 不明 未舗装面:C− 雄大:C+ 閉塞感:0 2004年05月11日 晴
林道金山線へ行くにはまずJR中央線「大月駅」の裏手(北側)から延びている県道512号を北西へと進みます。県道512号の最終地点まで行くとY字路(写真左)になっているので直線する形で右の道へと進みます。なおこのY字路を左へ進むと遅能戸林道となっており遅能戸林道の看板や杭も立っています。また突き当たった正面には「金山温泉・山口館」の看板や「金山→」と書かれた案内板(写真右)が出いるのでそれを目印にしても良いでしょう。※ここまでの詳しい道筋については遅能戸林道のページを参照してください。
遅能戸林道の分岐するY字路を約100mほど進んでいくと、浅利川に架かる金山橋(写真左)となります。金山橋を渡ると矢貝商事という会社があり、その前を通っていくとY字路から約200m地点に林道金山線の看板(写真右)が左側に立っています。
道幅は約1.5車線というところでしょうか。林道の看板から先は北西方向へと向きを変え、暫くは浅利川に沿った道となります。周囲は山と樹林帯なので眺望するような景色はありません。林道の看板から約100mほど進んでいくと神沢橋(写真右)が架かっており浅利川を渡っていきます。
神沢橋の先は右カーブとなっており、そこからは若干ですが勾配が大きくなっていきます。林道の看板から約500mほど進むと大月市観光協会の出した周辺案内板(写真右)が道の右側に立っています。ただこの周辺案内板は大まかすぎて余り役に立つような物ではありません。案内板の右上にはこれから進んでいく道筋を仰ぎ見ます。
林道の看板から約600m地点まで進むと大月学園「カブトムシ村」が建っています(写真左)。大月学園「カブトムシ村」というのは障害児、知的障害者、痴呆性高齢者に対してのデイサービスを行っている特定非営利活動法人だそうです。道はその施設の左側を通過していき、約1.0キロ地点(写真右)まで進むと民家が現れます。この辺りでは緩やかな下りとなっていますが約200mも進むと直ぐに上り坂へと変わります。
林道の看板から約1.1キロ地点まで進むと正面に金山鉱泉の「森屋荘」の建つY字路となり、右手には浅利川を渡っていく「金山本沢橋」が架かっています。林道金山線は左へと曲がっていきますが、金山本沢橋を渡っていくと林道奥山線となりトヅラ峠を経由して西奥山地区へと抜けていきます。
林道の看板から約1.4キロ地点(写真左)まで進むと名無しの小さな橋を渡ります。橋を渡ると浅利川は左手へと移り、その先には民宿の河野園が建っています。河野園の横には小さな広場が作られており、ここでは渓流釣りやバーベキューなどが出きるそうです。河野園を過ぎると土沢沿いの道となり、暫くは渓谷に沿った山道が続きます。
林道の看板から約2.5キロ地点(写真左)まで進むと両側を岩の壁に狭窄された約1車線強の狭い道が現れます。ここでは4輪同士の擦れ違いはできませんが数十mと短いので問題となるようなことはないでしょう。岩の壁を抜けると直ぐに坂下橋(写真中央)が架かっており橋を渡っていきます。
坂下橋を渡ると直ぐに右カーブとなっており、その次の左カーブ(写真左)を曲がっていくと約2.7キロ地点で広い空き地(写真中央)が現れます。なんの空き地かは分かりませんが、ここには恩賜林の看板1枚が立てられています。空き地を過ぎた約2.9キロ地点では金山鉱泉の山口館(写真右)が現れます。山口館は金山鉱泉の中でも最も奥に建つ旅館です。
山口館の反対側には浅利川の源流が流れ下っており小さな渓谷美を作っています。山口館を約100mほど進むと駐車場を兼ねた登山口が右側に現れます。この登山道は雁ガ腹摺山や姥子山へと登る登山道で、駐車場の奥から川へ下りていくと木製の簡易的な橋があり登山道へと続きます。同地点には詳細な登山マップがあるので登山者には便利だと思います。
  
駐車場から先の路面はコンクリート路へと変わります。コンクリート路へと変わった道は約1車線強から約1.5車線弱という細い道となり、大きな勾配を伴って金山峠へと上っていきます。林道の看板から約3.2キロ地点(写真中央)では土盛りがされており、通行止めの看板がかかっています。その約100mほど先にはゲート(写真右)がありますが、赤く錆び付いており使用しているのかどうかは不明です。
林道の看板から約3.5キロ地点(写真左)まで進むとダート路へと変わります。しかしこのダート路は約100mと短く、約3.6キロ地点からは再び舗装路へと戻ります。この辺りの勾配はかなり大きく、場所によっては法面が崩れ土砂の堆積しているところもあるので気をつけて進みましょう。
林道の看板から約3.7キロ地点(写真左)まで進むと再びダート路へと変わります。ここから最後まではダート路が続きますが、当日はダート路となった約50mほど先で中規模の崩落(写真中央)を起こしていました。2輪では進めますが4輪での通行は微妙です(一般的なセダンタイプの車では難しいかもしれません)。仮に通れたとしても走行幅がギリギリなので注意して進みましょう。崩落箇所を過ぎると平坦な道となり道幅も約1.5車線ほどとなります(写真右)。  
崩落箇所を過ぎると残りも僅かです。最後は約4.0キロ地点の左カーブ(写真左)を曲がった約10mほど先で道が途切れて終わります。最終地点には「←金山・遅能戸」「金山峠→」と書かれた看板が出ており金山峠への登山道が右へと続きます。 
登山道の道幅は約50センチほどでしょうか。谷側は落下しており眼下には谷止めダムで出来た池を望みます。周囲は山に囲まれているため眺望するような景色はありません。

総評
全線で眺望するような景色は殆どありません。また林道そのものも約2.9キロ地点の山口館までは平凡な舗装路が続きます。道幅は約1.5車線から約1.5車線弱で、大抵のところでは車同士の擦れ違いも可能です。しかしそこを過ぎると急勾配の上り坂となり道幅も非常に狭くなります。崩落箇所は二輪では問題ありませんが、鋭角的な岩が多いのでタイヤの踏み抜きには注意が必要です。また四輪でも四駆なら乗り越えられないほどの堆積量ではないかと思いますが、路肩いっぱいまで堆積しているのでやめておいた方が良いでしょう(乗り越える際の責任は自己責任でお願いいたします)。
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