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366 旭山林道 県道613号から旭山の方向へと延びる林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約2.8km ダート:約2.8km 舗装路面:− 眺望:D+ 爽快感:C− E_138.243  N_35.411
幅員:約3.6-4.0m 通行期間不明/ゲートなし 未舗装面:C+ 雄大:D+ 閉塞感:1 2004年10月22日 晴
旭山林道は県道613号(甘利山公園線)から分岐している林道です。旭山林道へ行くには県道613号の起点から約5.3キロほど甘利山方向へ進んでいくと左へと分岐しています(写真左)。同地点には「甲斐甘利の森」の看板(写真右)が建っているのでそれを指標にするといいかもしれません。※ここまでの道筋は甘利山のページを参照してください。 
旭山林道の入り口付近(写真左)は約1.5車線の道幅といったところでしょうか。県道613号から西へと延びており入り口から未舗装路が続いています。右手の谷側は開けていますが前方の甘利山稜線に遮られているため眺望は余りありません。暫くは山腹に沿って平行に進んでいくため勾配のない道が続きますが、約200mほど進んだ右カーブ(写真右)から徐々に上り坂となっていきます。
約200m地点の右カーブを曲がってからの道は(写真左)両側を樹林帯に覆われるようになっていきます。時おり谷側の木々(写真中央)を通して対面の山が僅かに見えますが、チラチラと見える程度なので景色的には単調です。約400m地点(写真右)には車3、4台ほど停められる空き地がありテント泊に使えそうです。
林道の入り口から約800m地点(写真左)まで進むと樹林帯が一時的に切れて右手の谷側が開けます。ただ対面の山が近いため思ったほどの景色は得られません(写真中央)。またその直ぐ先の900m地点(写真右)には恩賜林の看板があり、旭山林道の道筋も載っています。ただそれほど詳しい看板ではないので余り参考にならないかもしれません。 
入り口から上ってきた道ですが、約1.1キロ地点(写真左)の左カーブを曲がっていくと緩い下り坂へと変わります。このあとは短いアップダウンが何度かありますが概ね下り基調の道となっていきます。この辺りでの道幅は約1.5車線弱とったところでしょうか。段差は殆どないので一般的なセダン車でも問題なく走れると思います。
林道の入り口から約2.1キロ地点(写真左)まで進むとやや開けた場所を大きく右へと曲がっていき、その右カーブを曲がりきった約2.2キロ地点(写真右)には苗敷山の穂見神社奥宮へと続く道が左へと分岐しています(看板あり)。
苗敷山には古来より鳳凰山を拝する斎場があったそうですが、西暦724年、長く同地域に続いていた天災から六度仙人と山城王子が救い、穂見神社はその徳に感謝し造営されたそうです。現在の社殿は1736年に再建されたと言われており、本殿、渡殿、拝殿が一体化された権現造りは韮崎市の重要文化財に指定されているそうです。現在は県内唯一の山岳信仰の神社で、本殿を囲むモミ林は県指定の自然記念物になっている他、アスナロ(県の天然記念物)やコウヤマキ(市の天然記念物)などもあるそうです。なお一帯は景色が良く甲府盆地から南アルプスまでを一望できるそうですが、残念ながら同地点からの入り口にはゲート(写真右)が設置されています。ガッチリとしたゲートなので4輪で入ることは不可能ですが、2輪のツーリング仲間である「すず太さん」の話しでは、狭く荒れた九十九折れの道ながら穂見神社奥宮から5キロ〜6キロで「(株)エーワン精密(韮崎市旭町大字上条南割字川原石3191)」の裏手へと抜けていくことが出来るそうです(こちら側にもゲートがあるそうですが開閉可能だそうです)。 ※2005年4月に行ってきましたので(仮)旭山支線としてアップしました。
さて話しを戻して本線を進みます。穂見神社奥宮との分岐点の直ぐ先には大型車同士の擦れ違い用と思われる待避スペース(写真左)があり、右手の谷側が開け南アルプスの山々(写真右)を望みます。それほど素晴らしいというほどの景色ではありませんが、眺望に恵まれない旭山林道に於いては最も開けた場所といえるかもしれません。
実は当日は最終地点と思われる約2.7キロ地点(写真左)で工事をやっており、終点を完全に把握することが出来ませんでした。しかし望見するところ約50mほど先に柵があり、その先で道は途切れているようです。ハッキリとしたことは分かりませんが、同地点が最終地点ではないかと思われます。

総評
道幅は約1.5車線から約1.5車線弱。勾配は緩やかで路面も段差がないので一般的なセダン車でも走れると思います。ただ当日は工事をやっていたためダンプカーと数回擦れ違いました。眺望も余りないので面白いというような道ではありませんが、途中で分岐する穂見神社側へ抜ければ楽しめるかもしれません。



2005年4月14日に再度行ってみたところ、やはり約2.8キロ地点が最終地点となっていました。
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