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372 旭山林道-別項 (ページ2)  韮崎市旭町から苗敷山(旭山)の穂見神社を経由して旭山林道と接続する林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約5.3km ダート:約5.2km 舗装路面:C− 眺望:B 爽快感:B− E 138.255 N_35.395
幅員:2.8-3.6m 通行期間不明 未舗装面:D− 雄大:C+ 閉塞感:3 2005年04月17日 晴
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電流ゲートから約2.4キロ地点(写真左)で一時的に緩い下りとなりますが、約2.5キロ地点(写真中央)で再び上りへと転じます。そして約2.6キロ地点(写真右)まで進むと2度目の九十九折れの道となり急坂を上っていきます。
こちらも最初の九十九折れと同じく鋭角的な切り返しと大きな勾配が続きます。路面には大きめな浮き石が目立ち、場所によっては谷側が垂直的に落ちこんでいるので注意して進みましょう。
2輪でも時速10キロから15キロで廻らないと切り返えせない場所があり、4輪での転回はいっそう難儀すると思います。殆どの場所には切り返し地点に車1台分ほど突っ込めるスペースがあるので(転回は不可)、曲がりきれない場合には「前進で上る→スペースへ突っ込む→後進で上る→スペースへ突っ込む→前進で上る」というスイッチバックで進むことになるかもしれません。
電流ゲートから約3.2キロ地点(写真左)では谷側にチラチラと韮崎市の景色を望みます。この先には一気に開ける場所もありますが、この辺りでは樹林帯を通してなのでまだスッキリとは見えません。
九十九折れの道は電流ゲートから約3.5キロ地点(写真左)で一旦は途切れます。が、ホッと息をつくのも束の間で、約3.6キロ地点(写真中央)からは3度目の九十九折れの道へと変わります。写真右でも法面固定用の木枠が見えると思いますが、同地点で見上げると延々と切り返し道が続いているのが分かります。
3度目の九十九折れ道の勾配はいままで以上の急坂です。しかも谷側は一気に落下しており(写真左と中央)、路面にも大きな石(写真右)が目立つのでハンドルを取られないように注意が必要です。
電流ゲートから約3.7キロ地点(写真左)まで進むと右へ切り返す地点で後方に八ヶ岳が広がります。また、更にこの切り返しを上りきった約3.8キロ地点(写真右)では谷側が開けて一気にパノラマの景色が広がります。
方向としては北東方向を望んでおり、足下には旭町上條地区。その先には釜無川や国道20号沿いの景色が広がり、更にその先は明神山へと上っていく韮崎市穂坂町の高台に東京エレクトロンや甲斐芙蓉カントリークラブなどが見受けられます。また、立つ位置をずらすと釜無川の岸辺にせり立つ七里ヶ岩や茅ヶ岳、金ヶ岳といった北西側の眺望も得られます。
九十九折れの道は約3.9キロ地点で終わります。そしてそのまま約1.5車線弱の道(写真左)を上っていくと、約3.95キロ地点(写真中央)で旭山支線の最高地点へと達し背後に韮崎市の景色が広がります。同地点の標高は1010m前後といったところでしょうか。入り口のエーワン精密付近が440m前後なので約560mほど上ってきた計算です。
左手の法面の奥は穂見神社奥宮となっているはずですが走行ライン上から見ることはできません。ここからは穂見神社奥宮を中心に反時計廻りに西から東へと廻って穂見神社奥宮へと進みます。最高地点へ達した後は約100mほど勾配の大きい坂を下っていきますが(写真左)、やがて緩やかな下り(写真中央)となり、約4.1キロ地点(写真右)の左カーブからは再び上りへと転じます。
電流ゲートから約4.1キロ地点の上り坂を上っていくと(写真左)、何度かの九十九折れ道が続いたあと約4.6キロ地点(写真右)でY字路が現れます。本線は右へと進んでいきますが、左へ曲がると約10mほどで苗敷山(旭山)の穂見神社奥宮が現れます。
穂見神社奥宮の社殿は1736年に再建されたと言われており、本殿、渡殿、拝殿が一体化された権現造りは韮崎市の重要文化財に指定されているそうです。※穂見神社については旭山林道を参照してください。
拝殿(写真左)は正面右手側にあり、そこからは急勾配な階段道(写真中央)が下っています。途中で出てきた参道の看板から続く道はここに繋がっているのかもしれません。穂見神社奥宮の裏手(写真右)は十数m四方の空き地となっており、その傍らにはお地蔵さんがひっそりと祀られています。奥にはハッキリとした道も見あたらないので行き止まりのようです。
穂見神社奥宮を後にして旭山支線を更に進みます。穂見神社奥宮まで上って来た道も、そこからは一転して下りへと変わります。穂見神社奥宮を約100mも進むと(写真右)前方から右手にかけての谷側が開けます。ただ対面の山が近いので景色的には単調です。
ただこの道は稜線上を縫っており、そのまま約200mほど下った約4.9キロ地点(写真上)では左手の谷側に盆地や富士山(写真下)が綺麗に広がります。同地点の路上はやや広くなっており、20mほど上部にはベンチも備わっています。稜線上なのでキャンプ等には適さないでしょうが盆地を眺めながら一息つくには良い場所かもしません。なお本線は鋭角的な切り返し道となっており、同地点を折り返すようにして右へと下っていきます。
電流ゲートから約4.9キロ地点の右カーブを切り返していくと山の西側へと移ります。右カーブを切り返して約100mも下ると(写真左)再び九十九折れの道となり、対面の山腹に目を移すと長く延びた県道613号(写真右)が望めます。
電流ゲートから約5.1キロ地点(写真左)まで進むと右手の眼下に一本の道筋(写真中央)が見えると思います。これはこれから接続する旭山林道で、ここまで下ってくると残りも僅かです。約5.2キロ地点(写真右)まで進むと右カーブとなり、旭山支線ではこれが最後のカーブとなっています。
最後は約5.2キロ地点の右カーブを曲がって約50mほど進むと旭山林道へと突き当たります。ここには恐らく通年を通して閉まっていると思われるゲートがありますが、このゲートは横からでも法面側からでも回避することが出来ます(4輪は不可)。なお旭山林道は約2.8キロのピストン林道となっており、右へ進むと旭山林道の起点側となって県道613号へと抜けられます。また左へ進むと約800mで旭山林道の終点へと至ります。旭山林道側から入る際には「←穂見神社奥宮」という看板が立っているので直ぐに分かると思います。

総評
道幅としては約1車線強から約1.5車線弱の道が続きます。路面には大きな石が目立ち、場所によっては深い段差もあるので一般的な4輪セダン型では入らない方が無難です。たとえ走れたとしても鋭角的な折り返し道が延々と続き、大型車では切り返しや転回でかなり難儀すると思われます。また2輪でも九十九折れ道では落下道が続きます。浮き石にハンドルを取られたりするので充分に注意して走った方が良いでしょう。なお今回の旭山支線に於いては「すず太さん」「若おじさん」から情報をいただき、林道まっぷのデータは「黒洋梨さん」からGPSデータを送っていただきました。「すず太さん」「若おじさん」「黒洋梨さん」にはこの場を借りて御礼申し上げます。
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