表示幅(要ie5.5以上):800x600の方 /1024x768に戻す
トップへ戻る 林道まっぷ 簡易閲覧 4群選択 マップ選択 近接隣接 評価について
382 下芦川林道 三珠町の琵琶首地区から入り釈迦ヶ岳の北西斜面を八坂沢方向へと延びる林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:2952m ダート:約500m 舗装路面:C 眺望:D+ 爽快感:C− E 138.341 N 35.315
幅員:4.0m 通行期間不明/ゲートなし 未舗装面:C 雄大:D+ 閉塞感:1 2005年08月15日 晴/雲

下芦川林道は三珠町琵琶首地区の県道36号から南へと上っていく林道です。甲府市側から下芦川線へ行くには、まず国道358号を南進して上九一色村の梯(かけはし)地区まで行きましょう。梯地区まで行くと料金所跡地(料金所は平成6年11月20日に無料開放されたため現在はありません)の先で信号機付きの交差点となり県道36号が西へと延びています。下芦川林道は県道36号から入っていく林道なので、同地点の信号を右折して県道36号へと進みます。
県道36号はやがて上九一色村から三珠町へと移っていき、約3.0キロほど進むと正面の山腹に一本の道筋(写真左)を確認できると思います。実はこの道筋が下芦川線であり、下芦川線を約2.5キロ地点まで上っていくとほぼ真下に現在地を見下ろします。下芦川線の道筋を見ながら約3.8キロ地点(写真右)まで進むと、芦川に架かる名称不明の橋が現れるので渡って対岸へと進みます。
橋を渡ったら直ぐに左を見てみましょう。個人所有のガレージ(写真左)を挟んで左へ下っていく道と右へ上っていく道が見えると思います。下芦川線はこの右へと上っていく場所が起点となっており、県道36号からでもガレージの右横に立つ林道の杭が見えると思います。
林道の杭から先は、いま走って来た県道36号や琵琶首地区の家屋(写真左)を見ながら進みます。勾配は最初からやや大きめで、約100m地点(写真右)からは2度、3度と大きく切り返すようにして上っていきます。当日は同地点に鉄柵が置いてあり、「路肩崩落のため通行はしないでください」との注意文が出ていましたが、既に道横に外されているので工事も終わっているものと思われます。
林道の杭から約200m地点(写真左)まで進むと左手に分岐路が現れます。道そのものは直ぐに途切れてしまいますが、その奥には鬱蒼とした木立の中に苔むした水道橋?(写真右)がひっそりと架かっています。
林道の杭から約700m地点(写真左)まで進むと九十九折れの坂を上り切って南東へと向かいます。約800m地点(写真右)には比較的平坦な土地に畑が広がっており、それほど広くはないものの、同地点が下芦川線において最も開けた場所となっています。
約800m地点を過ぎると比較的真っ直ぐな道が南へと続きます。途中から左手に前沢が寄り添いますが走行ライン上から見ることは殆どありません。見通しの利く直線的な道は約400mに渡って続き、林道の杭から約1.2キロ地点(写真左)で鋭角的に折り返して行くとこここまでの道筋を足下に望みます。
林道の杭から約1.4キロ地点(写真左)には10m四方の空き地(写真中央)が現れます。こんな場所でキャンプをする人も居ないでしょうが、待避スペースの少ない林道なので4輪の転回場所としては使えるかもしれません。約1.5キロ地点(写真右)まで進むと前沢の上部へと達しここまでの道筋を左手に見下ろします。
林道の杭から約1.6キロ地点(写真左)まで進むと谷止めダムの前で大きく左へと曲がっていき、ここからは前沢を離れて概ね北東へと向かいます。約1.8キロ地点(写真右)まで進んだところで過去に路肩崩落があったと思われる場所を通過。路肩とガードレールが真新しい状態になっており、約100m地点の鉄柵に貼り付いていた路肩崩落の注意文は同地点のことなのかもしれません。
林道の杭から約2.0キロ地点(写真左)まで進むと厚い樹林帯の道へと変わります。頭上までスッポリと覆われるのでやや閉塞感が漂いますが、この道はそれほど長くは続きません。約2.3キロ地点(写真右)まで進むと前方が開け、北側の茶屋平932m、七覚山946mといった山々を正面に見据えます。
林道の杭から約2.5キロ地点まで進むと谷側が開けて県道36号(写真左)を真下に見下ろします。同地点は下芦川線へ来る際に県道側から見上げた場所であり(このページ2段目の写真左)、その左側には起点となる琵琶首地区の集落(写真右)も見られます。※写真右はこのページの3段目にあるプッシュボタンで拡大できます。
その先でも谷側が開けており(写真左)、対面には県道36号から一気に立ち上がっていく茶屋平932mや七覚山946m、更にその奥には中道往還の縫う日陰山1025.3mといった山々(写真右)が連なります。
林道の杭から約2.6キロ地点(写真左)まで進むと舗装が切れて未舗装路へと変わります。道幅は舗装路と同じ広さがあるものの、路面には背丈の高い草が目立ち走行幅としては極端に狭まります。場所によっては前も見えないほど覆われるので4輪ではこれ以上進まない方が無難かもしれません。
林道の杭から約2.7キロ地点(写真左)まで進むと右へと大きく曲がってここからは南へと進みます。同地点は道幅がやや広くなっているので4輪での転回も可能です。
約2.7キロ地点の右カーブでは一時的に草のない状態でしたが、その先からは再び草の生い茂った状態(写真左)に戻ります。先へ進むにつれて草地はますます酷くなり、ここまで深くなると殆ど前が見えない状態で進みます。
と、林道の杭から約2.9キロ地点で倒木。倒れている木はそれほど太くはないのですが、押しても引いてもビクともしません。林道の杭に書かれている延長2952mからしても終点は近いので、ここからは歩いて行ってみることにしました。
歩くこと数分。距離にすると倒木地点から約150mから約200mほどで終点へと到着です。終点は約7mx8mほどのちょっとした空き地となっており4輪での転回も可能ですが景色的なものは特にありません。ほぼ正面となる八坂峠までは直線で約1.2キロ。八坂峠を越えると折八古関線が延びているので繋がれば面白いのですが、ここ数ヶ月で工事をやった形跡はありません。

総評
道幅は全線で約1.5車線。未舗装路は段差が少なく一般的なセダン型でも底突きするようなことはないと思います。ただ夏場は樹木の張り出しが大きいので、行くなら冬場の方がいいでしょう。


左の写真は2ヶ月ほど前の6月13日。
その時は終点まで行くことが出来たので倒木はそれ以降のようです。
トップへ戻る 林道まっぷ 簡易閲覧 4群選択 マップ選択 近接隣接 評価について