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387 林道五開線 林道五開茂倉線から分岐して五開小塚線や足馴峠線へと接続する林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約2.7km 未舗装区間:2.7km 舗装路面:− 眺望:D 爽快感:C− E 138.225 N 35.320
幅員:約3.6m 12/10-04/25 不可 未舗装面:C− 雄大:C− 閉塞感:2 2005年09月29日 曇

林道五開線は林道五開茂倉線から分岐して林道五開小塚線や林道足馴峠線へと続く林道です。林道五開線へ行くには、まず鰍沢町の十谷(じっこく)地区まで行き林道五開茂倉線へと入ります。林道五開茂倉線へ入ったらそのまま約4.0キロほど進むと左へと折り返して行くカーブの先端で林道五開線が分岐(写真左)しています。以前は看板もなにも無い場所でしたが、現在では林道の看板(写真右)が立っているので直ぐに分かると思います。※ここまでの詳細は林道五開茂倉線を参照してください。
入口からの道幅は約1.5車線弱といったところで若干狭めです。路面は分岐地点から数mほどは舗装されていますが、そこから先は未舗装路(写真左)。道の左手には源氏山1827mを源流とする大柳川(写真右)が流れ下ります。
五開茂倉線から分岐した五開線はほぼ一貫して北へと進みます。一帯は大柳川渓谷と言われる峡谷地帯(写真左)なので何かを眺望するような景色は特にありませんが、大柳川の流れはあちこちに大小様々な滝(写真右)を造っており渓谷美は見ごとです。
林道の看板から約100m地点(写真左)まで進むと約200mの直線路が続いています。その直線路の途中では右手の山側から湧き出た水が滝(写真中央)となって落ちており、そこから先はやや石の目立つ路面(写真右)へと変わります。極端に大きな岩や段差等はないものの走っているとゴツゴツとした手応えがハンドルに伝わってきます。
写真左は林道の看板から約400m地点。大柳川との高低差は6mから7mといったところでしょうか。川の中には大きな岩(写真右)が無数に転がっており、バイクを走らせていても水の流れる音が大きく聞こえます。
林道の看板から約500m地点(写真左)まで進むと山側を下ってきた水で路面に小さな川ができています。流水箇所はこの先にも数多くあり、場所によっては水飛沫を上げながら走ります。約700m地点(写真右)まで進むと「1号橋」を渡っていき、橋上から左手に視線を移すと約10mほどの高さから落ちる細い滝が見られます。
1号橋の先には30mから50m間隔で「2号橋(写真左)」、「3号橋(写真中央)」が架かっており続けざまに渡っていきます。3号橋からの勾配はやや大きめで、ここからは一気に標高を上げていきます。
3号橋を過ぎると大柳川は高低差5mほどとなって右手へと移ります。周囲は両側から山が迫っており、場所によっては頭上まで木々に覆われる場面もあるので多少の閉塞感を伴います。
林道の看板から約1.3キロ地点(写真中央)まで進むと名称不明の橋を渡っていきます。大柳川との高低差は1mほどとなり、橋の直ぐ下を大柳川が流れ下ります。
林道の看板から約1.5キロ地点(写真左)まで進むと左手に小さな空き地が現れます。大柳川との高低差は殆どないので、空き地の先端から川原(写真中央)へと降り立つのも容易です。ちなみに同地点の右手は木々が伐採された植林地帯(写真右)となっており、五開線では割と開けている場所ですが景色的なものは特にありません。
林道の看板から約1.8キロ地点(写真左)まで進むと分岐道が現れます。この道はダム建設用の作業道で、約300mほど続いたあと沢の奥深くで行き止まります。分岐道を横目に約1.9キロ地点(写真右)まで進んでいくと左手の道横に林道の杭が現れます。高さが2mくらいもある大きな杭ですが、左手のやや高い位置にあるので注意していかないと見逃します。杭には「五開林道起点」と書かれており、以前はここが起点だったのかもしれません。 



林道の看板から約2.2キロ地点(写真左)まで進むと沢を左へと曲がっていき谷止めダムの横を通過していきます。左手に沿った大柳川との高低差は約30m。ここからは急勾配の道を一気に上ります。
ほぼ一貫して北へと進んできた道ですが、林道の杭から約2.4キロ地点(写真左)まで進むと鋭角的に右へと切り返してここからは南へと進みます。ここまで来ると五開線も残り僅かです。約2.5キロ地点(写真右)では、いま走って来た道を足下に見ながら進みます。
最後は約2.6キロ地点(写真左)で終点が見え始め、約2.7キロ地点(写真右)で変形のY字路へ出て終わります。同地点から右へと延びている林道は五開小塚線。五開小塚線の先は開設中の足馴峠線へと続いており、将来的には増穂町の箱平林道へ繋がるものと思われます。この足馴峠線は途中から甲府盆地を一望する素晴らしい景色が広がりますが、現在は同地点から約4.6キロほど進むと開設現場となり通り抜けることはできません。また左へ分岐しているのは丸山林道側へと繋がっていく足馴峠線で、約1.9キロほど進むと作業道十谷線(現在はゲート閉鎖)が右へと切り返すようにして分岐しています。丸山林道側へ延びる足馴峠線は途中から谷側の開けた広々とした道となりますが、現在は同地点から約3.5キロほど先で開設現場となり道が途切れます。

総評
全線で約1.5車線弱の道が続き勾配はやや大きめです。一般的な4輪セダン型でも走れますが、大柳川の渓谷に沿って進むので景色的なものは特にありません。場所によっては頭上まで樹林に覆われやや閉塞感も伴いますが、紅葉期には色とりどりに染まった鮮やかな渓谷美が見られます。
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