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409 名無しだって面白い vol.3  増穂町平林と増穂町小室矢川を結ぶ林道
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.0km 未舗装区間:約3.9km 舗装路面:C 眺望:D 爽快感:D+ E 138.245 N 35.340
幅員:約3.2-4.0m 通年通行可能/ゲートなし 未舗装面:D+ 雄大:C 閉塞感:3 2006年07月30日 晴

名無しだって面白い!第3弾は増穂町の平林地区と増穂町の小室地区を結ぶ道で、当サイトでは仮の名称として七尾矢川(ななおやがわ)線としています。甲府市方面から七尾矢川線へ行くには、まず国道52号を南進して増穂町の青柳地区まで行き「青柳2丁目」交差点(写真左)を右折(西へと曲がる)して県道413号へと進みます。この道は丸山線や赤石高下線などへ行く際にも使うので通った方も多いのではないでしょうか。約400mも進むと増穂町役場(写真右)が左側に建っており更に西へと進みます。
青柳2丁目交差点から県道413号を道なりに約1.4キロほど進むと、右側に「消防署増穂分署」の建つ変形の十字路(写真左)があります。十字路の左側には「戸川レジャーセンター」の看板(写真右)が立っており、七尾矢川線は戸川レジャーセンターの直ぐ先から分岐している道なので看板に従い左へと進みます。注)この交差路はちょっと見には十字路に見えないので注意してください。 
県道413号を左折して約800m(国道52号からだと約2.2キロ)ほど進むと戸川に架かる八丁橋(写真左)となるので渡ります。八丁橋を渡りきると直ぐに右に分岐している道があり、戸川レジャーセンター方面へ行くには同地点を右へと曲がって行きます。ここには「→戸川レジャーセンターつりぼり」という案内板(写真右)が出ているので注意していけば分かると思います。
八丁橋を渡って右折すると町道八丁山線となり、ここから先は常に戸川が右手、或いは左手にと寄り添います。一帯は戸川渓谷という渓谷地帯となっていますが薄暗さは全くありません。渓谷なので特になにかを望むといったような景色はありませんが、暫くは優雅な戸川の流れを見ながら進みます。ちなみにこの河原には車で下りていくこともできます。広い河原なのでキャンプなどをする際には幕営地として使えるかもしれません。
そして八丁橋から約2.9キロ地点(国道52号からだと約5.1キロ)まで進むと戸川レジャーセンター(写真上)へと至ります。同センターには釣り堀(1300円)、温泉(大人300円)、休憩施設などがありバーベキューもできるようです。過去にはローカルテレビ(ラジオ?)でコマーシャルを放送していたので山梨県内の方なら聞いた方もいるのではないでしょうか。
そして八丁橋から約3.5キロ地点(国道52号からだと5.7キロ)まで進むと、左へと分岐していく七尾矢川線の起点へと行きつきます。同地点には戸川を渡っていく上七尾橋(写真左)が架かっており、橋を渡りきると折り返すようにして(写真右)左へと進みます。ちなみに同地点を真っ直ぐに行った道は平清水線で、約3.7キロで県営の赤石高下線へと抜けられます。ただこちら側から入った平清水線はやや勾配の大きな上り坂。狭い落下道にくわえ路面もややガレ気味なので一般的な4輪セダン型では入らない方が無難かもしれません。
上七尾橋を渡りきると、暫くは戸川やここまで走ってきた道(写真左)を左手に見下ろしながら進みます。しかし約200mも進むと樹林帯の道(写真右)となるため景色的なものは殆どなくなります。
暫くは戸川に沿って南東方向へと進んで行きますが、上七尾橋から約400m地点(写真左)からは九十九折れの道となって右へ左へと切り返しながら進みます。約600m地点(写真右)で九十九折れのほぼ最上部へ達すると標高も5、60mは上がっており、エンジンを停めると左手の谷側から微かながら戸川の流れる音が聞こえます。
上七尾橋から約700m地点(写真左)まで進むと左カーブの途中で小さな名無し橋を渡っていきます。右手は切り立つ山(写真右)が迫っており、左手には鬱蒼とした樹林帯だけが広がっています。
上七尾橋から約1.1キロ地点(写真上左)まで進むと谷止めダムの手前で左へと大きく曲がっていき、約1.2キロ地点(写真上右)まで進むと右へと延びている分岐路が現れます。ただこの入り口には「この道は行き止まり」と文字の読みとりにくい手書きの看板(写真下左)が立っており、その50mほど先には数戸の家屋(写真下中央)が見られます。地図上では登山道が西の1155.1m峰へと続いていますが、車輌で入っていくような道ではないようです。また看板の立つ分岐路の反対側にも狭い分岐路(写真下右)がありますが、こちらは約10mも進むと畑のような場所へと出て終わりです。
分岐路の地点から約100mも進んでいくと右手に家屋が建っていますが、既に外壁は落ち朽ちた状態なので無人と化して長い時間が経っているようです。更に上七尾橋から約1.5キロ地点(分岐路からだと約300m地点)まで進むと名無し橋(写真上)が架かっており、ここからは一時的に東へと進みます。ちなみにこの橋の下には川幅1mほどの上七尾沢川が流れ下っており、起点である上七尾橋の約400mほど下流で戸川と合流しています。
名無し橋を渡り約100mも進むと右へと切り返し(写真左)、ここからは再び南西方向へと進路を転じます。周囲は鬱蒼とした樹林帯が厚く覆っており、暫くは陽も射さないやや閉塞感の伴った道が続きます。上七尾橋から約2.3キロ地点(写真右)まで進むと軽井沢橋が架かっており、その約50mほど先では僅かに眺望が開けます。
眺望が開けるといっても特別なにかを見通せるというわけではありません。左手となる北側の樹林層が僅かに切れており、そこから増穂町側の山(写真左)が僅かに顔を覗かせている程度です。そんな僅かな景色も直ぐに樹林帯に沿った道(写真右)となり閉ざされます。
上七尾橋から約2.7キロ地点(写真上)まで進むと再び左手に眺望が開けます。こちらもそれほど大きく開けているといったわけではありませんが、対面の山腹には平林地区と思われる県道413号の道筋が延びています。
その後は一時的に薄暗い道や樹林帯の道になったりしますが、上七尾橋から約3.2キロ地点(写真左)まで進むと再び左手となる谷側の景色(写真右)が開けます。こちらもそれほど大きく開けているといったわけではありませんが、同地点からは手前の山を通して甲府市の西側から韮崎市方向の景色を望みます。
上七尾橋から約3.3キロ地点(写真左)まで進むと用途不明の建物が建っています。コンクリートで出来た数m四方の建物で、入り口のドアガラスは割れており使われているのかどうかは分かりません。約3.4キロ地点(写真右)からは樹林帯に閉ざされた道へと変わります。頭上までスッポリと覆われるので、晴れた昼間でも薄暗さを感じるような厚い樹林帯です。
上七尾橋から約3.6キロ地点(写真左)まで進むと分岐道が左手に現れます。分岐点には「森林総研実験林→」と記された看板が出ていますが、入らなかったので何処まで続いているのかは知りません。ちなみにこの森林総合研究所は森林の植生やそこで暮らす生き物の生態、資源の活用から管理経営まで様々な研究をしている独立行政法人だそうです。山梨県では4ヶ所に施設があるそうで、増穂町の戸川沿いにも看板が立っています。さてここまで来ると七尾矢川線も残りも僅かです。
上七尾橋から約3.9キロ地点(写真左と写真右)まで進むと小室の矢川地区集落となり、同地点には1軒の民家が建っています。同地点には右手に分岐する道がありますが、この道は単に集落を廻る道なので入っても意味がないでしょう。
そして最後は上七尾橋から約4.0キロ地点(写真左)で町道へ突き当たる形で終わります。同地点の右側側壁には矢川地区内を記した地図や「森林総研実験林→」と書かれた標識が立っているので、逆側からはいる場合はこれらを目安とするのがいいでしょう。
八雲池公園
なお町道に突き当たって右折すると約200mで県営の赤石高下線が右へと分岐(写真左と写真右)しています。県営の赤石高下線は全線舗装で延長は4359m。何ヶ所かで甲府盆地を一望することができ、また途中で分岐する平清水線へ入っていけば最初の上七尾橋へ戻ることも可能です。また赤石高下線へと入らず、そのまま真っ直ぐ進めば約2.8キロで箱平線八雲池公園(写真下右と写真下左)へと至ります。八雲池公園は殆ど人けのない静かな公園で、園内には四阿も設置されているので休憩場所には最適です。

総評
道幅は約1.5車線弱といったところで、ガードレールのない落下道が続くので4輪では少し狭く感じるかもしれません。路面に深い段差はないものの、場所によっては大きめの石が目立ちゴツゴツとした感触がハンドルに伝わってきます。また何ヶ所かではやや大きめの勾配となっているので2駆車では入らない方がいいでしょう。景色的には盆地を望むこともありますが、それほど大きく開けているわけではないので素晴らしいといった景色ではありません。閉塞感もあるので景色を見ながらのんびり走りたいといった人には向きませんが、オフロードが大好き、といった人なら楽しめるかもしれません。
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