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391 林道平清水線 県営林道赤石高下線から分岐して戸川レジャーセンター近くの町道八丁山線へと抜ける林道。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3.7km+約1.1km 未舗装区間:約3.4km+約1.1km 舗装路面:C 眺望:D 爽快感:D+ E 138.242 N 35.335
幅員:約2.8m-3.6m 通行可能期間不明/ゲートなし 未舗装面:D 雄大:C 閉塞感:4 2005年11月10日 晴

林道平清水線は県営林道赤石高下線から分岐して戸川レジヤーセンター近くの町道八丁山線へと抜けていく増穂町営の林道です。甲府市方面から林道平清水線へ行くには、まず旧櫛形町方面から国道52号を南進して増穂町まで行きます。国道52号で増穂町まで行くと「青柳二丁目」という信号機付きの交差点(写真左)があるので右折して西進します。ちなみに同交差点には信号機の横に「青柳二丁目」という交差点名を記した看板と、その手前(北側)50mほどの路上に「増穂町文化会館・増穂町役場・丸山林道・櫛形山→」という大きな案内板(写真右)が出ているので注意していけば分かると思います。
国道52号の「青柳二丁目」交差点を右折すると県道413号となり、約400mも進むと増穂町役場前(写真左)へと行き着きます。ここから先には「丸山林道・櫛形山」という案内板や看板が幾つも出てきます。途中までは丸山林道への道と同じなので看板に従い進みます。国道52号の「青柳二丁目」交差点から約2.1キロほど進むと変形の交差路(写真右)となり、吉野屋酒店へと突き当たるので左へと曲がっていきます。ここにも路上に「←平林、県道413号」という案内板や、「←丸山林道・櫛形山」という標識が出ているのでそれに従います。
国道52号の「青柳二丁目」交差点から約7.4キロ地点(写真左)まで進むと「平林」地区となり道が二又に分岐しています。同分岐点には「楮畠、栃窪、赤石」という標識や「平林」バス停(写真右)が立っており、右へ進んでいくと約1.3キロほど先で丸山林道の起点となりますが、平清水線へ行くには同分岐路を直進して「楮畠、栃窪、赤石」の方向へと進みます。なお、ここには「みさき耕舎」という手打ち蕎麦屋がありその奥には公衆トイレも設置されています。
分岐路を直進していくと、国道52号から約9.3キロ地点で左手の谷側(写真左の円内)に赤石温泉が見え始めます。そしてそのまま道なりに約10.4キロ地点まで進むと赤石温泉(写真右)の横を抜けていきます。ちなみに赤石温泉は源泉の成分で石が赤錆色に染まることから「赤石の湯」と呼ばれるようになったそうで、営業は3月中旬から12月中旬までだそうです。
赤石温泉の横を抜けていくと約100mほど先で戸川に架かる「赤石橋(写真左)」となり、同地点が県道413号の終点(実際はこちらが起点)となっています。赤石橋を渡って折り返すように進むと約10mほど先で林道赤石高下線の看板や杭(写真右)が立っており、同地点で道が二又に分岐しています。平清水線は県営林道赤石高下線から分岐している林道なのでそのまま赤石高下線へと進みます。ちなみに同分岐路を左に進んだ道でも平清水線の約2.2キロ地点へと抜けられます(後述)。なお赤石高下線は増穂町小室地区に同じ名前の町営の林道赤石高下線があります。両者は別物なので間違わないよう注意してください。補足)冬季は同地点のゲートが閉まっている可能性があります。その場合は左の道を進むとゲートを回避して平清水線の約2.2キロ地点へと抜けられます。
県営の林道赤石高下線は増穂町の平林地区から小室地区へと抜けていく林道です。全線舗装ですが起点から約2.5キロ地点には展望台があり甲府盆地を一望することができます。そんな赤石高下線を約1.4キロ地点(展望台の約1.1キロ手前)まで上っていくと、左へと下っていく林道平清水線(写真左と写真右)が分岐しています。
平清水線の分岐地点からの景色は爽快です。甲府盆地や富士山を望み、対面の山腹には林道北山線(写真上の四角内)や甲西線との分岐点などが一望です。ちなみに林道北山線は平林地区を東西に縫う約5.2キロの抜け林道で、稜線上とその直下を抜けていく非常に景色の良い林道です。 
さて赤石高下線から平清水線へと進みます。勾配は入り口からやや急坂。道幅は約1.5車線弱といったところでやや狭さを感じます。左手の谷側は草地が広がっていますが、その先端は一気に落ちこんでおり真下にはこれから進んでいく下道が延びています。
入り口付近は爽快な景色なのですが、約100mも下ると樹林帯の道(写真左)となり景色は閉ざされます。舗装路は約250mで未舗装路(写真中央)へと変わり、約300m地点(写真右)では左へと鋭角的に折り返して先ほど見えていた下道へと進みます。
約300地点の鋭角的な左カーブを折り返していくと、約500m地点(写真左)で先ほど下りてきた上道の直下となり北から北西方向へと進みます。正面には平林楮畠地区(写真中央)や平林新梨地区を僅かに望みますが、約600m地点(写真右)からはススキに覆われた道となり景色はなくなります。
更に赤石高下線との分岐地点から約800m地点(写真左)からは厚い樹林帯に覆われます。当日は快晴のまだ陽射しの高い時間帯でしたが、この辺りでは薄暗さを感じる道となっておりやや閉塞感が漂います。ここから暫くは同じような道が続き、約1.2キロ地点(写真右)まで進むと鋭角的に折り返して東へと進みます。
時おり木々を通して対面の山腹に県道413号(写真中央)を見ることもありますが、景色的には殆どないと思って間違いありません。赤石高下線との分岐点から約1.5キロ地点(写真右)まで進むと廃屋、或いは神社でしょうか?が、右手の林の中にひっそりと建っています。
赤石高下線の分岐点から約1.6キロ地点(写真左)まで進むと逆Y字型に分岐しています。先ほどの廃屋、或いは神社へと続く道と思われますが、地図上では登山道となって更に先へと続いているようです。なおその分岐点の約10mほど先には2軒目の廃屋が建ち、道はその手前を右へと曲がりながら先へと進みます。
廃屋のある場所はやや平坦な土地になっていますが、赤石高下線の分岐点から約1.9キロ地点(写真左)まで進むと急激な下り坂へと変わります。道幅は約1車線強から約1.5車線弱と狭くなり、路面にはゴツゴツとした石が転がっています。右手の谷側は落下道となっており、場所によっては段差もあるのでハンドルを取られないよう注意して進みましょう。
赤石高下線の分岐点から約2.0キロ地点(写真左)まで進むと前方が僅かに開けて県道413号を望み、約2.2キロ地点(写真右)まで進むとT字路へと突き当たります。ほぼ等分に分かれている分岐路ですが、本線を進むには右の道へと進みます。なお左へ進むと前述した赤石高下線の看板の立つ起点へ約1.1キロで戻ります。この左への道は1車線強から1.5車線弱という狭い道で勾配もやや急坂です。ガレた場所もあるので一般的な4輪セダン型では入らない方が無難です。
T字路を右に曲がって約150mほど下っていくと、今度は左へと折れ下っていきます。このときカーブの先端から下を見ると橋が見えると思います。これは約2.7キロ地点で渡っていく「新忍沢橋」で、ここまで来ると谷底を流れる戸川の川音も大きくなりバイクを走らせていても水音が大きく聞こえます。
新忍沢橋の下を流れているのは戸川で、この川は赤石高下線の起点に架かっていた「赤石橋」の下を流れ下っていた川です。橋の周囲は山に囲まれているため景色は殆どありません。川下となる東側が僅かに開けていますが景色的には単調です。
新忍沢橋を渡ると戸川は右手へと移り暫くは勾配のない平坦な道が続きます。しかし約200mも進んだ約2.9キロ地点(写真左)からは緩い下り坂となり、約3.2キロ地点(写真右)では提高23m、提長91mの「戸川荒廃砂防ダム」の横を抜けていきます。
約3.3キロ地点(写真左)まで進むと右下にこれから進んでいく下道が見え、その先には橋や家屋が見え始めます。ここまで来ると残りも僅かです。起点からずっと続いてきた未舗装路は約3.4キロ地点(写真右)の鋭角的な右カーブで舗装路へと変わり、その先は先程の下道へと進みます。
最後は戸川に架かる上七尾橋(写真左)の横へと出て終わります。その約100mほど先には忍沢養殖場(写真右)が建っており、増穂町の中心部へ進むにはそのまま真っ直ぐに進みます。補足)終点の上七尾橋を渡っていくと小室地区矢川へ抜けていくことができます。こちらは「名無しだって面白いvol.3」の増穂町平林地区から増穂町小室地区へで扱っています。
上七尾橋から約600mほど進むと戸川レジャーセンターの前を通っていき、そのまま道なりに進んでいくと来たときに通ってきた県道413号へと抜けられます。今回は赤石高下線から下りましたが、逆側から入る場合は増穂町役場から県道413号を約1.1キロほど東進して戸川渓谷入り口の看板を目標にすると分かりやすいかもしれません。

総評
全線で約1車線強から約1.5車線弱のやや狭い道が続きます。周囲を山に囲まれるため景色的に乏しく、場所によっては薄暗い道に閉塞感が伴います。周囲に景色がないので高低差をさほど感じませんが、実際は赤石高下線から一気に戸川渓谷へと下っていくため勾配は大きめです。道幅が狭いうえ一部ではガレた落下道にもなっているので注意して走りましょう。
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