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090 鈴庫山林道(ピストン編) 県道207号線から入り終点の更に先は山の中で途切れる。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:9562m ダート:0m 舗装路面:B 眺望:C 爽快感:C+ E 138.455 N_35.451
幅員:4..0m 冬季閉鎖:12/10-4/25 未舗装面:− 雄大:C+ 閉塞感:0 2002年09月10日 晴/雲

甲府側から鈴庫山林道へ行くには国道411号を北東方向へと進んでいく。すると塩山市の千野地区(新千野橋)で、三富村へと入っていく分岐点があるので左折する(写真左)。同地点には方面看板(写真中央)が出ているので注意していけば分かるはずだ。左折した道は県道207号となり、道なりに約6.1キロほど走っていくと林道の杭(写真右)が右側に立っている。県道207号からの道は一本道なので間違うことはないだろう。
入り口からの道幅は約1.5車線で、4輪同士でも擦れ違えるだけの道幅が確保されている。道の両側には樹木が立ち並ぶが薄暗さは余りない。ただし眺望は樹木に遮られるため殆ど望めず単調な景色が続いていく。
林道の杭から約2.1キロほど上ると右手に竹森林道が延びている(写真左)。竹森林道は約4.4キロ先で延長工事中となるため今のところ(2002年09月10日現在)通り抜けはできないが、将来的には柳沢峠パーキングエリアに繋がるものと思われる(写真右は柳沢峠側の竹森林道)。
約4.1キロ地点まで進むと谷側が開けて眺望が広がる。鈴庫山林道は遠くまで見渡せる場所が少なく、ここは数少ない遠望できるポイントだ。その直ぐ先の約4.4キロ地点には四阿があり、休憩所を兼ねた望所になっている。たださしたる景色はないので期待しない方がいいだろう。
更に約100mほど進んだ約4.5キロ地点では小屋敷林道との分岐点が現れる(写真左)。入り口からダート路の続く小屋敷林道だが、現在は延長工事中で通年通行止になっている。鈴庫山林道へはこの分岐点を右へと折れていく。なお同地点は坂脇峠となっており、右折すると暫くは下り坂となって滑沢地区へと向かっていく。
林道の杭から約7キロ地点まで進むと大きなY字路へと突き当たる(写真左)。左へ進むと滑沢地区を通って国道140号へと出てしまうので右へと進んでいく。なお同地点には鈴庫山林道の分岐杭が立っており、この分岐点を終点と間違いやすいので注意が必要だ(写真中央と写真右)。※ 左へと進む道も面白いので鈴庫山林道別項として掲載しています。
分岐点を右に入ってからの道は、ほぼ一本調子に上っていく。勾配のやや大きな上り坂で一気に標高を上げていく。道の両側には早くもススキがそよいでいた。
分岐点を左折して約2.3キロ、起点からだと約9.3キロで林道の終点杭が現れる。周囲には何もなく、ただ単に道の途中で終わっているだけである。ただ同地点の数m先からは更にダート路が延びており、当然その先へと進んでみることにした。
林道の終点杭から約1.8キロほど走ると谷側が開けて一気に爽快な景色となる。国道140号を挟んだ対面の山は雄大で、その麓には三富村や牧丘町の家並みが広がっている。
約1.5車線のダート路は概ねが土。場所によっては大きめの石やクレパスもあるが走りやすい道だ。終点杭から約3.8キロほど進むと雷川となり「つかお橋」が現れる。つかお橋の直ぐ手前には左へと下る仮称鈴庫山支線があり国道140号へと下ることが可能だ。ただ今回は鈴庫山線の終点へ向かうので「つかお橋」を渡って真っ直ぐに進む。つかお橋から先は下草の伸びた道となり、余り車が入ってこないことが窺える。
終点杭から約5.1キロ地点では国道140号沿いに建つ三富村の家並みが眼下に広がる。
最後は終点杭から約5.7キロ地点で道が切れて終わっている。周囲には何もなく、眺望も樹木と山に囲まれ望めない。この先を延長させるのか、もし延ばすなら何処と繋げようとするのかは不明だ。

総評
全線舗装の鈴庫山林道だが眺望は余り望めない。途中の分岐路は間違いやすいので気を付けたい。むしろ全線舗装の鈴庫山林道よりも、終点から先の道の方が景色が良くて爽快だ。ピストンなので行くのを躊躇いがちだが、最終地点まで行ってみるとそれなりの価値がある。


鈴庫山線にゲートが新設されました。
冬季閉鎖は例年だと12月10日から4月25日までです。
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