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425 名無しだって面白い vol.5 仮称)鈴庫山支線。国道140号から林道鈴庫山線へ
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。 |
延長:約3.1km |
未舗装区間:2.4km |
舗装路面:C− |
眺望:D+ |
爽快感:C |
E 138.45.03 N 35.48.20 |
幅員:約4.0m |
通行期間不明/ゲート無し |
未舗装面:C |
雄大:C |
閉塞感:2 |
2007年04月27日 晴 |
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名無しだって面白いvol.5は、三富村(現在は甲州市)川浦地区の国道140号と鈴庫山(すずくらやま)線を結ぶ名無し林道です。ただ名無しでは都合が悪いので、当ホームページでは仮の名称として鈴庫山支線としていきたいと思います。さて鈴庫山支線へ行くには、まずは牧丘町の国道140号沿いにある道の駅「花かげの郷まきおか(写真上)」を目指します。 |
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道の駅「まきおか」からは更に国道140号を約7.5キロほど北進して三富村の川浦地区(写真左)まで進みます。川浦地区まで進むと釜沢橋が架かっており、その直ぐ先には「お伊勢宮」という看板(写真右)が道の右側に出ています。この看板からは東へと延びる分岐道が延びており、これが鈴庫山支線の入り口となっているので右折して分岐道へと進みます。 |
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ちなみにこの看板は逆側から来る場合でも同じように見ることができます。埼玉県側から来る場合もこの「お伊勢宮」という看板や、その直ぐ先に立つ釜沢橋の看板(写真左)を指標にするといいでしょう。 |
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国道140号からも見えますが、入り口には数多くの石仏(写真左)やお地蔵さん(写真右)が道横に並びます。この石仏はお伊勢参りをした信者が無事帰参した際に一体ずつ奉納したもので、多い時には100体以上も並んでいたそうです。補足)当HPではここを仮称鈴庫山支線の起点としていきます。 |
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国道140号を右折すると上り坂となり、建ち並ぶ石仏群(写真左)の中を通って東へと進みます。約50mほど進むと右手に分岐道(写真右)が現れ、その先には国道140号と同名の釜沢橋が架かります。この右へと延びる道は再び国道140号に戻ってしまうので、同地点の分岐道はそのまま左直進的に進みます。 |
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釜沢橋との分岐点を過ぎた道(写真左)はそれまでよりやや道幅を狭めながら釜沢に沿って上ります。国道140号から約300m地点(写真右)まで進むと再び二又路となって分岐道が現れます。直進的に進む左の道には簡易的なゲートがあり、その先は勾配の大きな坂となって最終的には行き止まりまります。よって同地点は折り返すようにして分岐している右の道へと進みます。 |
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分岐点を右折した道は直ぐに未舗装路(写真左)となり、それと同時に一時的な短い下り坂へと転じます。しかし直ぐに上り坂(写真右)へと戻り、暫くは釜沢を挟んだここまでの道を見下ろしながら進みます。道幅的には約1.5車線弱。勾配はやや大きめです。 |
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大きな段差や石等はありませんが、当日は国道140号から約400mほど進んだ場所で陥没箇所(写真左)がありました。左手の法面上には陥没を避けるようにして通ったタイヤ痕(写真中央)が残っていましたが、右手は10mほどの高さでほぼ垂直に釜沢へ落下(写真右)しています。軽自動車なら通れると思いますが、大型車種だと微妙な幅なので注意した方がいいでしょう。 |
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国道140号から約500m地点(写真左)まで進むと九十九折れの道(写真右)となり、ここから暫くは右へ左へと切り返しながら上っていきます。この辺りはやや大きめの勾配となっているので2駆車などではタイヤを滑らせながら上っていくことになるかもしれません。 |
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国道140号から約700m地点(写真上)まで進むと数戸の家屋が現れます。どれも同じ形をしたトタン張りの古い建物で、民家というより作業小屋なのかもしれません。いずれにせよ人の住んでいる気配はなく使われている様子もありません。さて家屋を過ぎて50mも進むと右手の谷側が開けます(写真下)。対面の山が近いためそれほど素晴らしいというような景色ではありませんが、同地点からは国道140号を挟んだ釜口地区と思われる集落(写真右)を見下ろします。 |
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国道140号から約1.1キロ地点(写真左)まで進むと勾配の大きな坂を左へと大きく曲がっていき、ここでも右手の谷側に景色が広がります。対面となるのは国道140号を挟んだ三富村方向で、背後には乾徳山2015mや黒金山2231.5mといった山々の稜線(写真右)が長く続きます。 |
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国道140号から約1.3キロ地点(写真左)からは一時的な下り坂となりますが、約1.4キロ地点(写真中央)からは再び上り坂へと転じます。対面には乾徳山を仰ぎ、その山腹には大平牧場から上っていく乾徳山南線の道筋(写真右)が見られます。 |
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国道140号から約1.6キロ地点(写真左)からは再び九十九折れの切り返し道となり、約1.7キロ地点(写真右)では切り通し道を抜けて進みます。ここから暫くは樹林帯の沿った道となるので景色的なものはなくなります。 |
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ここまで短いアップダウンはあってもほぼ一貫して上ってきた道ですが、国道140号から約1.8キロ地点(写真上左)まで進むとハッキリとした下り基調の道へと変わります。周囲は厚い樹林帯が覆っており、陽射しのない日ではやや薄暗さを感じるかも知れません。右手下方にはこれから下っていく下道(写真上右)が見え、約1.9キロ地点で折り返すと約2.0キロ地点(写真下)でその下道へと行き着きます。 |
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国道140号から約2.2キロ地点(写真左)まで進むとダムの堰堤が前方に見え始めます。高低差としては50mくらいはあるでしょうか。右手の谷底には雷川(写真右)が流れ下っており、バイクを走らせていても勢いよく流れる川音が聞こえます。 |
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道はダム堰堤の10mほど奥へと廻り込み、国道140号から約2.3キロ地点で雷川を横切る形で進みます。当日の水深は最も深い場所でも5センチ程度でしたが、降雨時や降雨後では深くなっている可能性もあります。渡る際には注意した方がいいかもしれません。 |
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ダム堰堤の奥を廻り込むと直ぐに上り坂へと転じます。そして国道140号から約2.4キロ地点(写真左と写真右)まで進むとほぼ等分に分岐しているT字路へと突き当たります。右の道は下り坂で左の道は上り坂。同分岐点は上り坂となっている左の道へと進みますが、右の道へ進むと雷地区の国道140号へと抜けられます(後述)。 |
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分岐点からは勾配の大きな上り坂(写真左)となり、それと同時に路面は荒れたコンクリート路へと変わります。左手の谷底には雷川が流れ下り、分岐点から約300m(国道140号からだと約2.7キロ地点)ほど進むとダム堰堤(写真右)の横を抜けていきます。ここまで来ると鈴庫山支線も残り僅かです。 |
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最後は国道140号から約3.0キロ地点(写真左)で前方に鈴庫山(北)線が見え始め、約3.1キロ地点(写真右)で「つかお橋」の直ぐ手前で鈴庫山線へ出て終わります。同地点を左折すると鈴庫山線の終点方向へと向かい、右折すると鈴庫山線の起点方向となって最終的には塩山市(現在は甲州市)平沢地区の県道207号へと抜けていきます。補足)途中の分岐路から滑沢地区へ進むと再び国道140号へ戻ることが可能です。 |
鈴庫山線の終点へ |
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せっかくなので鈴庫山線の終点方向も簡単に記載しておきます。左へ曲がると直ぐに雷川の「つかお橋」を渡っていき、渡り切ると直ぐに分岐道が右手に現れます。この分岐道に入ったのはもう何年も前なのでハッキリとは覚えていませんが、最後は廃道同然の状態(木々が路面から生えた状態)で行き止まりだったように思います。補足)現在の鈴庫山線はこの「つかお橋」から先だけが未舗装路です。 |
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つかお橋からは北へと進みます。谷側の樹木に少々鬱陶しさを感じるものの、概ね開放的な道が続きます。対面となる乾徳山や黒金山が近いため景色的には単調ですが、何ヶ所かでは南側に塩山市方向の景色が広がります。 |
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当日は終点の200mほど手前(つかお橋から約1.7キロ地点)で大規模な崩落となっておりそれ以上はバイクで進むことは出来ませんでした。崩落地点からは徒歩で行ってみましたが、状態としては5年前とほぼ同じです。あと少し延ばせば仮称鈴庫山線と繋がるのですが、現状としてはこのままここで終わらせてしまうのかもしれません。
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2.4キロ地点の分岐路を下った雷地区への道 |
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最後に国道140号から約2.4キロ地点のT字路(写真左)を右折した道も簡単に書いておきます。約2.4キロ地点のT字路を右折すると雷川(写真中央)に沿って下ります。道幅は約1.5車線弱で樹林帯の道。景色的な物は殆どなく、暫くは頭上まで樹木が覆う道が続くのでやや閉塞的に感じるかも知れません。 |
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分岐点から約700mほど下ると雷(いかづち)地区の集落(写真上左)となり、約800m地点で雷大明神(写真上中央)へと至ります。ここからは幾つかの分岐道がありますが、そのひとつを下ると約1.7キロ地点(写真下左)で国道140号へと行き着きます。国道140号へ出た場所を右に曲がると約1.2キロで「お伊勢の宮」となり、左に曲がると約6.3キロで道の駅「まきおか」です。同地点には「雷」と書かれた看板や、「↑川浦口留番所/不動滝→」と書かれた案内板があるので逆側から入る場合はこれらを指標にするといいでしょう。 |
総評 |
道幅は概ね1.5車線弱。一般的なセダン型でも走れると思いますが、場所によっては深さ20センチほどの轍があるので注意した方がいいかもしれません。景色的にはこれといって特筆すべ眺望はありませんが、ゲートがないので鈴庫山線へ上るには都合の良い道です。滑沢地区側と結べば冬季でも周回できるので覚えておくと便利かもしれません。 |
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