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307 林道小菅線 県道508号から入り、途中には白糸の滝や雄滝などもある。
評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約3.4km ダート: 約3.0km 舗装路面:C+ 眺望:C− 爽快感:B− E 138.541 N_35.452
幅員:4.0m 期間不明/ゲートなし 未舗装面:C+ 雄大:C+ 閉塞感:1 2003年06月27日 雨雲

小菅林道へ行くには国道20号から国道139号へと入り北進していく。やがて松姫峠(写真左)を過ぎ、道なりに進んでいくと小菅村の役場前交差点(写真中央)へと突き当たる。ここまでは一本道なので間違うことはないはずだ。役場前交差点に突き当たった道は右が国道139号の続きで左が県道508号となる。林道小菅線へは左へと曲がり県道508号へと入っていく。役場前交差点を左折して200mほど進むと右側に小菅駐在所、左側に東京都水道局のある三叉路がある(写真右)。三叉路を右に曲がると県道18号となるが、そのまま直進して県道508号を進んでいく。ちなみに同三叉路を右に曲がり県道18号へと進むと、約700mで林道棚沢今川線、更に駐在所から約2.1キロ地点には林道大丹波峠線が共に右へと延びている。
県道508号へと直進していくと暫くは民家の建ち並ぶ道が続くが、やがて家並みが途切れて小菅川沿いの道となる。駐在所から約2.3キロ地点まで進むと右手に橋立林道(写真中央)が延びており、側壁に橋立林道の開設標が埋め込まれている。舗装は同地点から途切れ、そこから先はダート路になっている。一見するとここから林道小菅線が始まるかに思えるが、林道の杭は更に直進して行った先に立っている。
ダート路に入った道幅は約1.5車線から約1.5車線強。路面はやや湿り気のある土に薄い砂利が敷かれた感じの非常にフラットなダート路になっている。もちろんダートなので場所によっては小さな段差もあるが全く気にならないといっていいだろう。道の左側には常に小菅川が流れており川の流れる音が聞こえる。眺望は山林に囲まれているので望めないが、下枝が伐採されているうえに道幅が広いので閉塞感は殆ど感じない。
駐在所から約4.6キロ地点(写真左)まで進むと道の右側に石で出来た林道の杭が立っている。この辺りの水源は東京都が管理しているため林道の杭も管理者名は東京都になっている。林道の杭から約100mほど進むと舗装となるが、そこには道の左側に2本目の林道の杭が立っている。この林道の杭は近ごろ東京都が新たに立て始めた巨大な木組みの杭だ(写真中央)。山梨県でもリニューアルされた林道の看板を続々と立て始めているが、東京都でも次々と木組みの林道杭を立てている。2003年になってからのケースとしては、一之瀬林道や大ダル林道にも同様の杭が立てられた。さて、巨大な木組みの林道杭の直ぐ先には「白糸の滝」の駐車場が設けられている。やや周囲が開けているが、近隣の山々が迫っているので景色的には期待しない方がいいだろう。
林道の杭から舗装が続く道だが、約300mほど進んだ白糸滝橋(写真左)からはダート路となる。その直ぐ手前には白糸の滝へと続く遊歩道が右へと延びている。詳しくは「白糸の滝」のページで紹介するので述べないが、渓谷に沿った遊歩道を約5分ほど歩いていくと直瀑36mの滝を見ることができる。昔は「今倉の滝(昔の小字が今倉だったため)」と呼ばれていたが、明治十年に時の県令が白糸の滝と命名したという。また深山幽谷の淵には龍が棲んでいるという「龍伝説」が今でも残っている。
林道の杭から1.1キロほど進むと大菩薩峠登山口が右へと延びている。ここには以前、自転車でこの道を上っていき転落事故があったという看板が立てられている(自転車も含めた車両進入禁止)。林道は登山口の地点から大きく左へと曲がっていき、やや勾配も大きくなっていく。林道の杭から約1.7キロ地点まで進むと雄滝の駐車場があり、その約300m先で雄滝への上り口が延びている。こちらの滝には行かなかったが、雄滝までは約10分ほどの距離ということだ。
林道の杭から約2.3キロ地点まで進むとコンクリート路(写真左)となるが、約200mほど進むと再びダート路となる。林道の杭から約3.2キロほど進むと名無しの橋があり、ここにも「日向沢大菩薩登山口」が右手に延びている。ここまで来ると終点は間近だ。
最後は上段右の写真の場所を左へと曲がっていくと、約100mで今度は右へと曲がっていく。終点はそのカーブを曲がると唐突に現れる。最終地点は広い空き地になっているが特に何かがあるわけではなく、ただ単に山の中で終わっているだけである。

総評
林道そのものは約3.4キロと短いが、その前のダート路(橋立林道との分岐地点から)を含めると約6キロの延長があり、ダート路もそれに準じた距離がある。眺望はないが雰囲気が良く走っていて気持ちいい。また、白糸の滝や雄滝への観光客が来るのでダート路も整備されており4輪でも全く問題ない。難点はアクセスの悪さで、国道411号、国道20号のどちらを使っても小菅村までの距離がイヤというほど長い、ということくらいだろう。しかし爽快さではGood表記にワンポイントを付けられる林道だ。
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