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430 クリスタルライン全線 (ページ3) 山梨県北西部の牧丘町と山梨県北東部の高根町を結ぶ林道群。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約58.6km(一部の県道含む) 未舗装区間:.0m 舗装路面:− 眺望:− 爽快感:− E ----- N -----
幅員:約4.0-5.0m 冬季閉鎖:12月10日-4月25日 未舗装面:− 雄大:− 閉塞感:0 2007年08月01日 晴
Page3:黒平町〜観音峠大野山線終点まで。 ページ1へ移動 ページ2へ移動 ページ3へ移動 ページ4へ移動 ページ5へ移動
荒川線の終点(写真左)からは池の平線へと進んで北西に位置する木賊峠を目指します。当面の目標となる木賊峠の標高は1670m前後。乙女高原から下ってきた道は池の平線で再び上り坂となり、荒川線で下ってきた560m前後とほぼ同じ標高を木賊峠に向けて上ります。池の平線の長さは5761m(甲府市営4422m/県営1339m)。10キロ以上の林道群が並ぶクリスタルラインの中では短い方ですが、その分、勾配はやや大きめです。荒川線で開けていた景色は樹林帯(写真中央と写真右)によって閉ざされ、暫くは単調な景色の中を淡々と進みます。
杣口線の起点から約27.1キロ地点まで進むと森林浴広場へと至ります。森林浴広場は標高1200mに造られた甲府市営のレクリエーション施設で、トイレや水道施設を備えた敷地内ではバーベキューやキャンプが出来るようになっています。景観的には森林地帯を切り開いただけですが、直ぐ横には精進川が流れ下っており水辺へ行くことが可能です。ただ同地点は完全な山の中。余りに奥深いためかキャンプをしている人は滅多におらず、管理施設や常駐する管理人もいないので夜にはかなり淋しい場所になると思います。
森林浴広場から約200m。杣口線の起点からだと約27.3キロ地点(写真上左)で奥御岳線のゲートへと行き着きます。奥御岳線は前述した乙女鉱山の対面を経て、最終的には御堂ミコノ沢方面へと続くピストン林道です。ただ残念ながら奥御岳線は1年を通しての通行禁止。路上の看板(写真上右)にも通行止と出ておりこの先も開くことはないと思います。なお同地点は二又の分岐路となっており、池の平線は同ゲートの手前を左折して伝丈橋(写真下左)へと進みます。ここからは市営池の平線(写真下中央)となり、伝丈橋を渡ったあとの池の平線(写真下右)は金石沢に沿って進みます。
市営の池の平線となってからの道は勾配を増しながらグングンと標高を上げていきます。杣口線の起点から約28.0キロ地点(写真上左)では特徴的な切り通しを抜けていき、約29.8キロ地点(写真上右)ではこれから進んで行く道を対面の山腹に見ながら進みます。またこのころになると背後には荒川線で直ぐ脇を通り過ぎてきた1488m峰方向の山並みが広がっており、その向こう側(写真下左)には長く荒川線の道筋(写真下右)が続いています。
杣口線の起点から約31.8キロ地点まで進むと池の平線のゲートが現れ、その手前からは木賊平線が右へと分岐しています。同地点には木賊平線の林道杭やゲートがあり、ここから入った木賊平線は約4.2キロほど先でこれから接続することになる観音峠大野山線へと抜けていきます。途中には大野山線も分岐しており、クリスタルライン周辺では珍しくなった全線未舗装林道です。なお同地点は甲府市と須玉町の境界になっており、同地点を境に池の平線は北杜市須玉町へと移ります。
ここまで一気に標高を上げてきた池の平線ですが、須玉町へ入ると穏やかな上り坂へと変わります。右手には1566m峰から1614m峰にかけての非常になだらかな森林地帯が広がっており、木々の隙間からは時おり金峰山(写真上左)も顔を覗かせます。そして杣口線の起点から約31.8キロ地点(写真上右と写真下左)まで進むとゲートが現れ、その直ぐ先で観音峠大野山線へと突き当たります。同地点は木賊峠となっており標高は1670m前後。突き当たった場所で右手側に視線を送ると、「↑黒森13km、↑増富温泉7km」という方面案内板(写真下右)が出ています。同地点を左折すると約50mほどで木賊峠の展望所がありますが、クリスタルラインへは右折して黒森や増富温泉側へと進みます。
木賊峠の展望所↓
池の平線を左折(南へ進む)すると50mから100mほどで木賊峠(とくさとうげ)の展望所へと至ります。木賊峠は新富獄百景にもなっており、同展望所からは1664m峰を通してほぼ正面に富士山を望み、その右下には僅かに甲府盆地が顔を覗かせています。ちなみに以前は展望所の先端には大きな木が立っていたのですが、2004年の落雷により倒れてしまいました。現在は下から3分の1ほどを残して切り取られてしまいましたが、周囲の景色と調和した雰囲気の良い木だっただけにちょっと惜しい気がします。
 
さて池の平線の終点を右折して観音峠大野山線を進みます。木賊峠から約400m(杣口線の起点からだと約33.6キロ地点)ほど下ると左手にゲートが現れて樫山線が分岐(写真左)しています。樫山線は8583mの抜け林道で、ここから入った樫山線は須玉町比志樫山地区へと下っていきます。途中では樫山小森川線や日向樫山線が分岐しており、樫山地区からは岩下線で小森川線へと抜けることも可能です。なお同分岐点にも「↑クリスタルライン」という看板(写真右)が出ているので道を間違えることはないと思います。
観音峠大野山線は甲斐市上芦沢地区と北杜市須玉町小尾地区の本谷釜瀬線を結ぶ林道で長さは19737m。木賊峠がピークとなっているため、これから向かう本谷釜瀬線までほぼ一貫した下り坂が続きます。木賊峠から暫くは樹林帯の道なので景色らしい景色はありませんが、杣口線の起点から約34.0キロ地点(写真上)まで進むとチョキ山1883.3mから1566m峰にかけてのなだらかな森林地帯が広がり、その山腹には木賊峠へと向かっていく池の平線を望みます。
杣口線の起点から約34.4キロ地点(写真上左)まで進むと、大野山線が折り返すようにして右へと分岐しています。大野山線は1238mの全線未舗装林道で、ここから入った大野山線は先ほど池の平線で分岐していた木賊平線へと続きます。同一帯は非常になだらかな森林地帯となっており、同地点で振り向くと木賊峠へ出る直前の池の平線(写真上右)の道筋も見られます。大野山線との分岐点を過ぎてからの道は前方にチョキ山1883.3m、金峰山2595m、瑞垣山2230mなどの山々(写真下)が広がり、暫くはそれら爽快な景色を見ながら北東方向へと進みます。
杣口線の起点から約35.6キロ地点(写真左)まで進むと、前述した池の平線から分岐した木賊平線が合流してきています。木賊平線の長さは4240mで全線未舗装林道。同地点には林道の杭(写真右)が立っており、約50mほど先にはゲートが設置されています。なおそれほど多くはありませんが、池の平線側のゲートは開いているのに同地点のゲートが閉まっている、などということも希にみられます。
木賊平線との合流地点は標高的には1500m前後といったところでしょうか。木賊峠からは既に約170mほど下っていますが、杣口線の起点から約36.1キロ地点(写真左)でコンクリート路へ変わると更に勾配を増しながらに下っていきます。このころになると景色らしい景色はなくなり、左手の1752m峰(写真中央)や時おり前方に顔を覗かせる瑞垣山(写真右)を見ながら北へと進みます。
杣口線の起点から約37.6キロ地点(写真左)まで進むと右手に折り返していく形で本谷線との分岐点が現れます。本谷線は枇杷窪沢の本谷川に沿って金山沢へと続くピストン林道で、途中では本谷川を突っ切ったり高原的な樹林帯の中を進んだりとバラエティーに富んだ林道です。以前は通れていたのですが、残念ながら現在は約200mほど進んだゲートが閉まっており入れません。他とは違った雰囲気を味わえる林道だけにちょっと惜しい気がします。
そして杣口線の起点から約36.9キロ地点(写真上左)まで進むとゲートや林道の杭(写真上右)が現れ、その約50mほど先で本谷釜瀬線へと突き当たります。同地点の路上には「↑増富温泉/黒森、瑞垣山→」という方面案内板(写真下左)が出ており、クリスタルラインを進むに同分岐路を右折(写真下右)して黒森や瑞垣山方面へと進みます。ちなみに道なりだと左直進的に進んでしまいます。地理に詳しくない方や初めての方では戸惑うと思いますので、同分岐点は注意した方がいいかもしれません。
駐車場、通仙峡↓
なお観音峠大野山線の終点を右折せず真っ直ぐ進むと約50mほどで通仙峡の駐車場(写真上左)へと至ります。通仙峡は本谷川に沿って続く渓谷地帯で、増富温泉までの約3キロに渡って渓谷道が続きます。昇仙峡や西沢渓谷に比べると認知度の低い通仙峡ですが、秋には素晴らしい紅葉を見られ多くの観光客で賑わいます。注)シーズン中(10月中旬から11月中旬)は徒歩のみ通行可(何気なく通っていた気がするけどそうだったのか?)。北杜市がアナウンスしている駐車場は「みずがき湖ビジターセンター」だそうですが少々距離があります。シーズン中に行くなら時間的な余裕を持たせた方がいいかもしれません。
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