表示幅(要ie5.5以上):800x600の方 /1024x768に戻す 推奨ブラウザはIE5.5以上で、それ以外では表示が崩れたりスクリプトが動作しないことがあります。
トップへ戻る 林道まっぷ 簡易閲覧 4群選択 マップ選択 近接隣接 評価について
430 クリスタルライン全線 (ページ5) 山梨県北西部の牧丘町と山梨県北東部の高根町を結ぶ林道群。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約58.6km(一部の県道含む) 未舗装区間:.0m 舗装路面:− 眺望:− 爽快感:− E ----- N -----
幅員:約4.0-5.0m 冬季閉鎖:12月10日-4月25日 未舗装面:− 雄大:− 閉塞感:0 2007年08月01日 晴
Page5:県道610号から終点の清里地区まで。 ページ1へ移動 ページ2へ移動 ページ3へ移動 ページ4へ移動 ページ5へ移動
さて本谷釜瀬線の終点から県道610号へ出たら「みずがき湖/塩川ダム」方面へと左折して約2.0キロほど進みます。約2.0キロほど南進すると御塚橋(写真上左と写真下右)が塩川に架っており、その手前で右へと延びる分岐道(写真上右)に気がつくと思います。同地点の路上には「↑塩川/清里→」と書かれた方面案内板が出ていますが、クリスタルラインは清里へと抜けていく林道なので看板に従い右へと曲がります。なお逆側から来る場合は「←岩谷堂」という案内板(写真下左)が出ているので、路上の「←清里/信州峠↑」という方面案内板とあわせて指標にすると分かりやすいかもしれません。
県道610号を右折すると暫くは塩川(写真上)に沿って進みます。最初は特に景色もない道ですが、標高が上がるにつれ徐々に左手(東側)に眺望が開け始めます。杣口林道の起点から約51.1キロ地点(写真下)まで進むと戸野地区への道が分岐しており、このころになると「みずがき湖」から信州峠へと向かう県道610号や、その周辺に点在する御門地区の集落が左手に広がります。
杣口林道の起点から約51.2キロ地点(写真上左と写真上右)まで進むと、二又路の直ぐ先で三沢線(町営/現在は市営)の看板が道の左側に現れます。三沢線の長さは約1.0キロほど。対面の山が近く、なおかつ山と山に狭まれた道(写真下)を縫っていくので特別に目を見張るような景色はありません。
杣口林道の起点から約52.2キロ地点(写真上左と写真下)まで進むと道の左側に三沢高須線(町営/現在は市営)の林道看板が現れます。三沢高須線の長さは847mで、看板の数十mほど手前には名称不明の道(写真上右)が右へと分岐しています。入ったことがないので詳しくは分かりませんが、地図上では約1.8キロほど続いたあと破線となって横尾山線を横切ります。ちなみに公式的にはこの道を三沢線としているようですが、三沢線の看板が遙か手前にあるだけにハッキリとしたことはよく分かりません。
三沢高須線も三沢線と同様にそれほど景色の良い林道ではありません。ただ杣口林道の起点から約52.3キロ地点(写真左)まで進むと道の左側に谷側の開けた空き地があり、そこからは東側に瑞垣山などの山々(写真右)を望みます。
三沢高須線は847mという短い林道なのでアッという間に終わります。そして杣口林道の起点から約53.1キロ地点(写真上左と写真下右)まで進むと方伝地区となり、クリスタルラインでは最後の林道となる高須線(町営/現在は市営)へと至ります。同地点は一見すると二又路に見えますが、名称不明の細い道が右へと延びる十字路です。ここには高須線の看板や方面案内板(写真下左)が出ていますが、左の道へ進むと町営高須線の起点方向となり最終的には県道610号へと至ります。右へ延びる細い道は入ったことがないので何処へ続くのかは知りませんが、クリスタルラインを進むには同十字路を突っ切る形で真っ直ぐに進みます。
杣口林道の起点から約53.6キロ地点(写真左と写真右)まで進むとゲートが現れます。ゲートの奥には林道の看板が立っており、ここからは町営の高須線を終えて県営の高須線へと入ります。
県営高須線起点あたりの標高は1160m前後といったところでしょうか。暫くは樹林帯に沿った道(写真上左)が続くので眺望はありませんが、杣口林道の起点から約54.1キロ地点(写真上中央)まで進むと切り通し道となって左手が一気に開けます。同地点からは金ヶ岳1764mや曲岳1642.4mなどを望み、更にその遙か先には富士山も僅かながら顔を覗かせています。またその手前には「みずがき湖」から続く県道610号の霧山トンネルや鹿鳴峡(ろくめいきょう)大橋なども見通せます。
標高が上がるにつれ各所で瑞垣山(写真上)など爽快な景色が広がり、杣口林道の起点から約54.8キロ地点(写真下左)まで進むと岩屋堂の看板が道の左側に立っています。岩屋堂は如意観音を本尊とする北巨摩百観音霊場の第一番霊場で、古くは種々の売店が出るなど終日参拝者で賑わっていたそうです。現在では訪れる人も殆ど居ないそうですが、岩屋堂の内部には今でも仏像が鎮座しているそうです。そして約55.2キロ地点(写真下中央)まで進むと前方に須玉町と高根町の境界となる小尾峠(写真下右)が見え始めます。
さて杣口林道の起点から約55.7キロ地点(写真左と写真右)まで進んで小尾峠(樫山峠)へとやって来ました。前記したように小尾峠は須玉町と高根町の境界です(現在はどちらも北杜市)。樹木で遮られるため景色的には単調ですが、東側には僅かながらも瑞垣山や金峰山などを望みます。同峠が高須林道のピークで標高としては1335m前後。ここから先は高根町へと移り、長かったクリスタルラインもいよいよ最後の町村へと入ります。
小尾峠(樫山峠)からは西へと進み、ほぼ一貫した下り坂が続きます。高根町へ入るとそれまで見えていた瑞垣山は見えなくなりますが、それに代わり南アルプスの山々(写真上左)や巨大な八ヶ岳(写真上右と写真下)を随所で望みます。
杣口林道の起点から約57.1キロ地点(写真上左)まで進むと林道の杭と看板が現れ、その約100mほど先で横尾山線との分岐点(写真上右と写真下)へと至ります。クリスタルラインを進んで清里地区へ行くには同分岐点を左へと曲がっていきますが、右折すると直ぐに未舗装路となって横尾山線へと続きます。
右折した場合の横尾山線↓
前にも書きましたが横尾山線の長さは20724m。その約9割以上が未舗装路となっており、道筋からは巨大な八ヶ岳や瑞垣山を随所で見られます。
直ぐ近くにある松平線と併せると25キロ近い未舗装路が残っているので、オフロード好きの人ならそれなりに楽しめるかもしれません。


横尾山線からの八ヶ岳も素晴らしいですが、分岐点を右折してからの高須線でも各所で巨大な八ヶ岳(写真上)を見ながら下ります。杣口林道の起点から約57.7キロ地点まで進むと県営の見晴台(写真下左)があり、ここからはほぼ正面に大きな八ヶ岳(写真下右)を仰ぎます。かなり広い空き地なのでテント泊などで活用してもよいのではないてでしょうか。
そして最後は杣口林道の起点から約58.6キロ地点(写真上左と写真下右)でゲートが現れ高須線が終わります。同地点には「↑清里駅7km、国道141号6km」という方面案内板(写真上右)が出ており、ゲートの直ぐ先には横尾山線の林道杭(写真下左)も立っています。これで牧丘町の杣口線から始まったクリスタルも全て終了です。
高須線終点からの道↓
さてその先も簡単に書いておくと、高須線の終点からは道なりに進んで西へと向かいます。終点の一帯は清里地区の八ヶ岳ビレッジという別荘地帯になっていますが、建物を見ることは殆どなく周囲には広大な田園風景(写真上)が広がっています。道なりに約1.0キロほど進むと変形のT字路(写真下左)へと突き当たり、正面には「←国道141号、須玉/長野県、南牧村→」という方面案内板(写真下右)が出ています。
T字路を右折すると↓
同T字路から長野県との県境までは約500mほどしか離れていません。T字路を右折すると長野県方向となり、道幅1.5車線ほどの道が長閑な田園地帯に続きます。残念ながらこの道に県境を示す看板はなく、長野県へ入ったと分かるのは数本目のカーブミラーに「南牧村」と書かれていることくらいです。
なおT字路の看板には国道141号は左折となっていますが、右折した道からも国道141号へと抜けられます。長閑な農村地帯の道を進むと長野県南牧村群平沢地区となり、5kmも走ると再び山梨県へと入って国道141号へと突き当たります。清里駅までは400mほどの距離で、周囲には美し森、川俣峡、吐竜の滝など多くの観光地が点在しています。
T字路を左折すると↓
T字路は左折しても右折しても国道141号へ出られますが、甲府方面へ戻る場合には左折した方が早いと思います。T字路を左折すると約200mほど先でY字の分岐路(写真上左)になっており、ここには「←国道141号」という案内板が出てます。案内板に従い左の道へと進むと、幾つかの分岐道はあるもののT字路から約1.4キロで久保川に架かる県道605号(韮崎須玉線)の日影田橋へと至ります。国道141号や清里方面へ向かうには道なりに直進していきますが、甲府方面や韮崎市方面へ向かうには折り返すようにして左へと切り返します。切り返すように左折するとやがて須玉町の津金地区を抜け、最終的には韮崎市へと至ります。また甲府市へ向かうなら、その途中の万年橋から小倉地区へと進み茅ヶ岳広域農道で戻るのが早いかもしれません。

総評
東の杣口地区から西の清里地区まで実走行で約58.6キロ(一部の一般道を含む)。長い割には観光道路化しているので案内板が充実しており、道を間違えそうな場所はそう多くはありません。また道幅も割と広めで、一般道のようなわけにはいきませんが全線で4輪同士の擦れ違いが可能です。なお冬季閉鎖時や台風以外でゲートが閉まることは殆どなく、工事も杣口林道以外で行われることは滅多にありません(杣口林道も完全規制になることは滅多にありませんが、その場合は川上牧丘林道の塩平地区側が開いているはずです)。全線舗装なのでオフローダーには面白くないかもしれませんが、オンロード派にとっては気軽に山深さを実感できる林道で、時間的な余裕があれば川上牧丘線で大弛峠へ行ったり「みずがき林道」で巨大な瑞垣山を見るのも面白いかと思います。
ページ1へ移動 ページ2へ移動 ページ3へ移動 ページ4へ移動 ページ5へ移動
トップへ戻る 林道まっぷ 簡易閲覧 4群選択 マップ選択 近接隣接 評価について