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489 名無しだって面白い vol.8  北杜市明野町の茅ヶ岳広域農道から饅頭峠線(仮称)へ。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/
平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:3.7km(含む枝道900m+500m) 未舗装区間:3.7km 舗装路面:− 眺望:C+ 爽快感:B E 138.28.40 N 35.45.27
幅員:約2.0-4.0m 冬季閉鎖:なし 未舗装面:D 雄大:C+ 閉塞感:3 2011年02月07日 晴

※このページは夏場の写真とあわせて掲載しています。
今回の名無しだって面白いvol.8は、北杜市明野町の茅ヶ岳広域農道から(仮称)饅頭峠線へと抜けていく名無しです。ただ名前がないと少々不便でもあるので、当HPでは仮称饅頭峠支線(以下、饅頭峠支線)として書いていきたいと思います。さて甲府市方面から饅頭峠支線へ行くには、まずは県道27号を北進して韮崎市穂坂町へと向かいます。宮久保地区まで行くと宮久保交差点(写真上左)があるので左折し、左折した道は県道616号となってやがて茅ヶ岳広域農道へと続きます。宮久保交差点から約3.6キロほど進むと大穴トンネルとなり、トンネルを出た場所(写真上中央)から約200mほど進むとハッピードリンクショップ(写真上右)となるのでその駐車場へと右折(写真下)します。ちなみに直ぐ手前には韮崎市穂坂町の三之蔵地区へと抜けていく(仮称)三之蔵線もあり、そちらと一緒に廻っても面白いかもしれません。  現在地マップ     逆側からの拡大写真     元の写真に戻す  
饅頭峠支線へ入るにはハッピードリンクショップの先へと進みます。自動販売機(写真上左)の前をそのまま進んでいくと、約50mほど先(写真上右)で右へと曲がっていき、そのカーブを曲がり切った場所から路面が未舗装路(写真下左)へ変わります。道幅は1.5車線弱といったところでしょうか。車でも通れるだけの広さはありますが、周囲は厚い樹林帯(写真下右)によって閉ざされます。  夏場の厚い樹林帯     元の写真に戻す  
入り口からほぼ直進してきた道ですが、約300m地点(写真上左)で左へと大きく曲がっていき、その先の切り通しを抜けると再び右へと切り返します。当日は40日近く雨の降っていない乾燥状態でしたが、路面(写真上右)はやや軟弱な印象があり、場所によって後輪が振られる場面もありました。雨が降ったあとなどではヌタ道となっているかもしれませんので注意した方がいいでしょう。約400m地点(写真下左と写真下右)からは3mほどの高低差で沢が寄り添うようになり、暫くはその水無しの沢に沿って進みます。
入り口から約600m地点(写真上と写真下左)まで進むと2つの分岐道が現れます。この分岐道については後述しますが、右の道は約100mほど進んだ場所で倒木、左の道(写真下右)はヤブ道ながら再び本線上へと抜けられます。  夏場の分岐点     元の写真に戻す  
分岐点を過ぎた道は勾配を増しながら進みます。入り口から約700m地点(写真上左)まで進むと対面の山腹にこれからの道(写真上右)を仰ぎながら進んでいき、約800m地点(写真下左と写真下右)では左への分岐道が現れます。この分岐道についても後述しますが、最終的には先ほどの分岐道と合流したあと再び本線上へと戻ります。なお一帯は夏場になると深い草木で覆われます。場所によっては頭上まで木々が覆っており、人によっては少々閉塞的に感じるかもしれません。  夏場の深い草道  
入り口から約1.0キロ地点(写真上左)まで進むと左へと鋭角的に切り返します。同地点は入り口から寄り添ってきた沢の最上部にあたり、沢の上部を廻った道は約10mほど先で変形のY字路(写真上右と写真下)へと行き着きます。本線は右直進的に進みますが、左の道へ下ると先ほどの約600m地点と約800m地点の場所へと戻ります。ただ途中は完全な草道となっており、当日の枯れ草の量からして夏場などでは前が見えないほど生い茂っていると思われます。本線と沢を挟んだだけの道であり、特に面白いような道でもないので入らない方が無難かもしれません。  現在地マップ     元の写真に戻す  
入り口から約1.1キロ地点(写真上)まで進むと谷側が大きく開け、左手には旧双葉町や韮崎市方向の景色が広がります。暫くは開けた山腹を東から西へと廻っていき、約1.2キロ地点(写真下左と写真下右)では逆Y字路へと行き着きます。同地点は左折しますが、右の道はループ状になっており、仮に右折したとしても最終的には同じ場所へと戻ります。この道についても後述しますが、急勾配の狭い道なので4輪は入らない方が無難です。
左折した道はほぼ等高線に沿って進みます。道幅は約1.5車線から約1.5車線弱といったところで、この手の道としては一般的な広さだと思います。入り口から約1.4キロ地点(写真上と写真下左)まで進むと再び谷側が大きく開けます。残念ながら当日はカスミと逆光で写りませんでしたが、こちらでも旧双葉町や韮崎市方向の景色(写真下右)が広がります。  旧双葉町方向の拡大     元の写真に戻す  
入り口から約1.6キロ地点(写真上左)からは樹林帯の道へと入ります。しかしこの樹林帯の道は長くは続かず、約1.7キロ地点(写真上右)の右カーブを曲がると谷側が大きく開けて開放的な道(写真下)へと変わります。谷側の山腹斜面は非常に緩やかで、暫くは西側から南側にかけて連なる甲斐駒ケ岳や鳳凰三山といった山並みを見ながら進みます。  現在地マップ     夏場の同地点の様子     元の写真に戻す  
入り口から約2.2キロ地点(写真上左)まで進むと再び樹林帯の道へと変わります。厚い樹林帯なので少々閉塞的に感じるかもしれませんが、ここまで来ると残りは僅かで、約2.3キロ地点(写真下左と写真下右)でT字路へと突き当たります。この突き当たった道が饅頭峠線で、右折すると饅頭峠を経て深田記念公園へ、左折すると茅ヶ岳広域農道や正楽寺地区の市町村道へと抜けられます。  夏場の同地点の様子     元の写真に戻す  
右折して饅頭峠、深田記念公園へ↓
右折すると饅頭峠線となり饅頭峠を経たあと深田記念公園へと向かいます。ただ現在の饅頭峠線は非常に荒れており、場所によっては前が見えないほどの枝葉や草木で覆われます。また路面は粘土質で滑りやすく、30センチから50センチの深い段差も無数に見られます。2輪のオフロード車でもタイヤを空転させたりテールを滑らせたりしながら上っていくくらいですので、一般的なセダン型車だと途中で上らなくなってしまうかもしれません。張り出した枝葉に行く手を遮られたり、深い轍に脱出できなくなることも考えられますので、4輪駆動であっても一般的なセダン型車は入らない方が無難です。
饅頭峠線へ右折すると約2.6キロで饅頭峠(写真上左)へと至ります。饅頭峠は韮崎市と甲斐市にまたがる峠で標高は940m前後。右手の韮崎市側には名前の由来などを書いた看板(写真上右)が出ています。饅頭峠から先は少々大きな勾配ですが、途中の富士山(写真下左)などを見ながら下って行くと、饅頭峠から約500mほどで深田記念公園(写真下右)へと至ります。
END
左折して饅頭峠線の起点方向へ↓
こちらは左折した側の道です。饅頭峠線へ左折すると約900mで逆Y字路(写真上左と写真上右)へと行き着きます。今回は右直進的に進みますが、同Y字路を折り返すようにして左折すると200mで茅ヶ岳広域農道の大平トンネルへと至ります。一方、右直進的に進んだ道は直ぐに厚い樹林帯に囲まれた道(写真下左)となり、左折た場所から約400m地点(写真下右)で用水路のような細い川を渡ります。
細い川を渡ると直ぐに舗装路(写真上左)となり、更にそのまま下って行くと左折した場所から約1.6キロで市町村道(写真上右)へと至ります。同地点は正楽寺地区となっており、抜けた場所で左折すると約2.3キロで最初のハッピードリンクショップ(写真下)へ戻ります。
   市町村道へ出る場所と周辺マップ     元の写真に戻す  
END
入り口から約1.2キロ地点の分岐路を右折すると↓
ここからは入り口から約1.2キロ地点(写真上左)にあった分岐点(これ以降、a分岐点とします)についてです。本線では左折しましたが、同分岐点を右折すると北東方向へと進んでいき、一時的に目の前の887.2m峰から769.6m峰にかけての稜線(写真上右)を目指します。a分岐点から約200mほど進むと左へと鋭角的に切り返し(写真下左)、その約100mほど先で再び分岐点(写真下右)が現れます。
今回は右折しますが、この分岐点(写真上左と写真上右。これ以降、b分岐点とします)はループ(写真上右)しているのでどちらへ進んでも構いません。右折すると約50mほど先で左へと鋭角的に切り返し(写真下左)、ここからは勾配の大きな坂(写真下右)を上って進みます。ただこの坂は急登なことに加え、軟弱な路面、狭い道幅、深い段差、など路面状態が良くありません。途中で止まると再発進が大変なので上る際は一気に上ってしまいましょう。
距離は長くはありませんが、ここからはやや勾配の大きな道が続きます。また道幅も狭く、走り幅としては1.5mから2mほどしかありません。路面にはうねったような段差があり、谷側がそれなりに落下しているので気を遣います。
勾配の大きい道はa分岐点から約250mほどで平坦な道(写真上左)へと変わります。ここからはほぼ等高線に沿って進み、約50mも進むと(写真上右と写真下左)谷側が大きく開け、左手には韮崎市方向の景色(写りませんでしたが写真下右)が広がります。  現在地マップ     元の写真に戻す  
暫くは山腹に沿って西へと(写真左)進みます。同地点付近は饅頭峠線の直ぐ南側にあたり、饅頭峠線までの距離は80mから100mほど。実は何年か前に同地点付近から饅頭峠線へ抜けた記憶があるのですが、今回はその道を見つけることが出来ませんでした。この辺りから抜けたのが勘違いだったのか、或いは道を見落としたのかは不明ですが、いずれにせよ歩いても数分で抜けられると思いますので、探索ついでに行ってみるのも面白いかもしれません。
a分岐点から約700mほど進むと一気の下り坂(写真上左)へと変わります。道幅の狭い急な下り勾配ですが、約50mも進むと鋭角的に左へと切り返して(写真上右)、ここからは平坦な道へと戻ります。平坦となった道は東へと進み、約100mで b分岐点が現れます。これでループを1周して来た形で、同分岐点を右へ曲がると約300mで最初のa分岐点へ戻ります。
END
600m地点の右分岐道と左分岐道、800m地点の左分岐道↓
ここからは各地点の分岐点です。まずは入り口から約500地点で右へと延びる分岐道。分岐点からの道は割としっかりとしており、一瞬、もしかして何処かへ抜けられるのかも?と思ってしまいます。が、残念ながら当日は約100mほど進んだ場所で倒木になっておりそれ以上進むことが出来ませんでした。地図上では広い沢の中にある山林地帯ですが、倒木の先にも道が続いていたので少々気になるところです。  現在地マップ     元の写真に戻す  
こちらはその直ぐ先にある左分岐道。本線を左折すると約10mでT字路が現れます。左は緩い上り坂で右はやや急な上り坂。今回は左へ進みましたが、実はどちらへ進んでも同じです。左へ進むと目の前の空き地を南側から廻り込むようにして入っていき、約100mほど先で右側の道と合流しています。合流した道は更に先へと続きますが、空き地の枯れ草の量から推測するに夏場だと入っていけないかもしれません。
道幅は1車線強といったところでしょうか。空き地から先の道も路面には枯れ草が厚く堆積しており、場所によっては絨毯のようなフワフワとした感触がハンドルに伝わってきます。空き地から約200mほど進むと800m地点からの分岐道が合流しており、同地点を右折すると約10mで本線の800.m地点です。そして分岐点を更に進んでいくと、空き地から約500mで本線の1キロ地点へと出て終わりです。つまりこの道は本線と沢を挟んで平行に上ってくるだけであり、探索目的でもなければ入っても余り意味の無い道だと思います。
END

総評
※上のそれぞれの写真はクリックで拡大します。
狭い道、軟弱で滑りやすい路面、深い轍、大きな段差、厚い樹林層、路面を覆い尽くして前が見えないほどの草木、などなど探索好きな人にとってはそこそこ楽しめる道かもしれません。
ただ抜けたあとの饅頭峠線が厳しいので、2輪のオンロード車や4輪のセダン型車では入らない方が無難です。特に1.2キロ地点を右折した側の道は夏場になると路面が見えないほどの草で覆われます。道幅を見誤って転落、などということも無きにしもあらずなので注意した方が良いでしょう。
延長がそれほど長くないので単独ではアッという間に終わってしまいますが、直ぐ南側にある三之蔵線や抜けたあとの饅頭峠線、更には柳平線前山大明神線などと併せれば何十キロという未舗装路となりそれなりに楽しめるかもしれません。
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