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396 名無しだって面白い vol.1  茅ヶ岳広域農道から饅頭峠を経て県道27号へ
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約4.3km 未舗装区間:約4.3km 舗装路面:− 眺望:D+ 爽快感:C E 138.281 N 35.454
幅員:3.2m-4.0m 通年通行可能 未舗装面:D+ 雄大:C 閉塞感:2 2006年02月13日 晴

今回ここで掲載するのは茅ヶ岳広域農道から饅頭峠を経て県道27号の深田記念公園へと至る名称不明の林道です。ただ名無し林道では分かりづらいので、当サイトでは仮の名称として饅頭峠線としていきます。甲府市側から饅頭峠線へ行くには、まず中央自動車道の韮崎インターチェンジ側から県道27号を北上していきます。韮崎インターチェンジを約1キロほど北進すると「宮久保」交差点(写真左)が現れるので左折します。ここには交差点名の看板(写真右)が出ているので注意していけば直ぐに分かると思います。
左折すると県道615号の島上条宮久保絵見堂線となりますが、更に西進していくとやがて茅ヶ岳広域農道(写真左)へと変わります(道なりに西進していくと自然に茅ヶ岳広域農道へ載ってしまうので分岐点に気を遣う必要はありません)。県道27号から約3.6キロ地点(写真右)まで進むと長さ330mの大穴トンネルが現れます。ここが韮崎市と明野村の境界となっておりトンネルを潜ると明野村へと変わります。
県道27号から約5.5キロ地点(写真左)まで進むと長さ155mの大平トンネルが現れます。このとき注意していくとその手前から左へと分岐していく未舗装路(写真右)に気がつくと思います。これが饅頭峠への道となっており、饅頭峠へ進むには同分岐路を左折して未舗装路へと入ります。
茅ヶ岳広域農道を左折すると約10mほどが舗装されており、そこから先は舗装が切れて未舗装路(写真左)へと変わります。約50mほど進むと左手に下る分岐路がありますが入ってないので何処へ通じているのか、或いは行き止まりなのかは知りません。
茅ヶ岳広域農道から約200mほど進むと再び分岐路(写真左)が現れます。実はここまでの道筋としては饅頭峠とは全く逆の方向へと進んでいるのですが、この分岐路を鋭角的に切り返していくことでやっと饅頭峠の方角へと向かいます。ちなみに道なりだと左直線的に進んでしまうので同地点の分岐路は注意した方がいいと思います。分岐点を過ぎると両側に樹林帯が沿った道(写真右)となり景色的なものは殆どなくなります。
茅ヶ岳広域農道から約700m地点まで進むと左右の樹木が伐採された開けた場所(写真左)へと至ります。左には木立を通して八ヶ岳が見え、右には同じく木立を通して富士山が顔を覗かせます。ただ開けているといっても僅か100mほどの短い区間だけで、その先は再び樹林帯の道(写真右)となって景色は閉ざされます。
茅ヶ岳広域農道から約1.1キロ地点(写真左)まで進むと右手に分岐路が延びていますが、こちらも入っていないので何処へ続くのかは分かりません。ここまで概ね上ってきた道ですが約1.5キロ地点(写真中央)からは平坦となり、約1.7キロ地点(写真右)からは約100mという短い区間ですが緩い下りへと転じます。
いったん下った道も約1.8キロ地点(写真左)からは再び上りへと転じます。周囲には伐採された丸太があちこちに積まれており、その作業車が造った轍が深い段差となって路面に長く続きます。約2.2キロ地点(写真右)まで進むと周囲が開けます。左手に八ヶ岳、右手に富士山が顔を覗かせていますが木立の間からなのでスッキリと望むことは出来ません。
開けた場所は100mから200mほどの短い区間ですが、その途中には分岐路が右手に延びています。単なる伐採用の作業路と思いますが、こちらも入らなかったので詳細は不明です。約2.4キロ地点(写真右)からは再び樹林帯の道となり景色は閉ざされます。
茅ヶ岳広域農道から約2.9キロ地点(写真左)まで進むと道の両側が落下する尾根道へと至ります。木立を通してなのでスッキリとは見えませんが、こちらでも八ヶ岳と富士山を左右に見られます。約3.4キロ地点からの上りはかなりの急坂です。雨が降った後やオンロード車などではタイヤを滑らせながら上っていくことになるかもしれません。
茅ヶ岳広域農道から約3.5キロ地点(写真上)まで進むと急な上りは一時的に下りへと転じます。この辺りでの道幅は概ね約1.5車線弱ですが、場所によっては約1車線強と狭くなっている場所もあり4輪では狭さを感じると思います。
一時的に下った道は約3.6キロ地点(写真左)から再び上ります。同地点の勾配はかなり大きく路面はややガレ気味です。ガードレールがないので注意して進みましょう。そして茅ヶ岳広域農道から約3.8キロ地点(写真右)まで進むと饅頭峠へと至ります。
饅頭峠(写真上)は韮崎市と明野村の境界となっており、ここから先は韮崎市へと移ります。なお同地点には饅頭峠の看板(写真下左)が立っており、看板には峠名の由来や弘法大師にまつわる民話が書かれています。また饅頭峠の約10mほど先には北に位置する1034m峰への道(写真下中央)が左へと延びており、その道へ入っていくと約5分で1034m峰(写真下右)へと至ります。※この道については雑記館vol.14でどうぞ。
饅頭峠の先は当然のことながら下りへと転じます(写真左)。約100mも下っていくと、右手となる谷側には富士山(写真右)や甲府盆地が綺麗に広がります。
茅ヶ岳広域農道から約4.0キロ地点(写真左)まで進むと非常に大きな勾配となって右へ、そして直ぐに左へと切り返しながら下っていきます。急勾配となっているのは約50mほどの短い区間ですが、ガードレールのなく道幅も約1.5車線弱から約1車線強とい狭いので凍結時には注意が必要です。ここまで来ると残りも僅かで、最終的には約4.3キロ地点(写真右)で市営林道柳平線へ出て終わります。
同地点には「まんじゅう峠」と書かれた標識杭(写真上左と写真上右)が立っているので、逆側から入る場合はこれを指標にするといいでしょう。この先は左に曲がると約20mほど先で深田記念公園の四阿(写真左)の横を抜けていき、更に約50mほど先の分岐路に柳平線の林道杭(写真下)が立っています。この分岐路は茅ヶ岳への登山道入り口となっており、登っていくと、やがて前山大明神線を横切って茅ヶ岳1708.6mへと至ります(山頂まで3時間から3時間30分)。※柳平線へ突き当たった場所で右に曲がると約2.7キロで県道27号へと抜けていきます。
更に柳平線から約200m地点(写真左)まで下ると深田記念公園の駐車場へと至り、その約50m先で県道27号(写真右)へ突き当たります。突き当たる場所は明野村(現在は甲斐市明野町)と韮崎市の境界で、同地点を左(北)へと曲がっていくと約300mで前山大明神線の入り口です。

総評
道幅は概ね1.5車線弱ですが、最も狭い場所では1車線強。4輪ではやや狭さを感じると思います。また勾配がやや大きく、路面には深い轍の痕が目立つので一般的なセダン型では入らない方が無難です。冬場は盆地や富士山、八ヶ岳などをチラチラと垣間見ますが、夏場は枝葉に隠され陽射しも遮られます。樹林帯の道が続くので眺望的にはイマイチですが、柳平線や前山大明神線と併せると長いオフロードコースとなるのでオフローダーには面白いかもしれません。
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