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111 栄中部、栄北部、上佐野線 JR身延線の内舟駅裏から佐野峠へと至る林道群。
栄中部、栄北部、上佐野林道に関しましては、一気に佐野峠まで上ったため各線ごとのレポートを出来ません。よって一括して表記してあります。

評価や閉塞感は季節によって異なってきます(A=良い/E=悪い)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約8.9km ダート:0m 舗装路面:D 眺望:D 爽快感:C− E 138.282 N 35.173
幅員:3.0-4.0m 通行期間不明 未舗装面:− 雄大:C− 閉塞感:6 2002年09月19日 晴

※ この辺りの林道群は載っている地図が少ないので手書きで作製してみました。必要ならクリックしてください。
1.地図1 栄中部林道、栄北部林道、上佐野線、上佐野峠林道、上佐野峠思親林道、上佐野峠樋之上線、西乗林道南線(23k)
2.地図2 佐野峠林道、佐野林道、本谷林道、本栃林道、栃広林道、三石林道(16k)
3.地図3 地図1と地図2の総括図(19k)
栄中部林道へ行くにはJR身延線の内船駅を目標に走っていく。内船駅の直ぐ横(南側)が踏切になっており、渡ったら直ぐに右折する。右折後、約200mほど進むと「中村」というバス停があり、その正面に西へと曲がる道があるので左折する。
ご注意)佐野峠への道は内船駅の踏切を左折した方が分かり易いと思います。詳しくは[雑記館No.6−佐野峠から上佐野地区へ]をご覧下さい。
後はひたすら山に向かって走っていこう。約1.5キロほど進むと栄中部林道となり細い道を上っていく。
※2回くらい曲がったと思うんですが・・・・データを取ってありません m(_ _)m
栄中部林道の道幅は約1車線強から約1.5車線弱。4輪同士だと場所によっては擦れ違いに難儀するだろう。周囲は頭上まで厚い樹林帯が覆っており非常に薄暗い。
中村バス停から約2.4キロ地点まで進むと周囲の樹林帯が切れ、左手には富士川の景色が広がっている。なお同地点は三叉路(写真右)となっており真っ直ぐに進んでいく。
概ね上りだった道も約3.2キロ地点からは下っていく。勾配は小さいが道幅は約1車線強と狭い。約4.6キロ地点まで進むと鬱蒼とした樹林帯の中で三叉路(写真右)が現れる。左右均等なので一瞬迷うところだが、左は栄中部林道の続きで内船駅方面へと下ってしまう。佐野峠へ行くには右へと進み栄北部林道へと澄んでいく。
栄中部林道から栄北部林道へ進んでも狭い道が続き、周囲も鬱蒼とした樹林帯に覆われている。栄北部林道は暫く下っていくが、約5.0キロ地点からは一転して大きめの上り坂となり、Rの小さいカーブが連続するようになる。
狭い樹林帯の道は中村バス停から約6.3キロ地点(写真左)まで続き、その先の約100mほど進んだ約6.4キロ地点(写真中央)では三石山林道との広いT字路(写真中央)に突き当たる。右に曲がると最終的にはバス道(内船駅と上佐野を往復)に出てしまうので左へと曲がっていく。左折して約600mほど進むと右に延びる上佐野線があるので右折する(写真右)。ちなみに三石山林道は延長工事中で、将来的には下部温泉町側の開設区間と繋がると思われる。
上佐野線の道幅は約1車線。周囲は厚い樹林帯に覆われており非常に薄暗い。道幅が狭いので4輪同士での擦れ違いは不可能だ。約300mほど上ると上佐野線の杭が立っている。
中村バス停から約8.9キロほど進むと佐野峠に達する。上佐野線の終わりは突然やって来る。カーブを曲がった途端に富士山が正面に現れ、何も知らないで行くと「え?」と思ってしまうだろう。それまでが薄暗くて狭い道だっただけに、目の前に現れる富士山はちょっと感動的だ。
佐野峠は広場になっており、その一角には四阿が建てられている。ちょっとした休憩は勿論、キャンプするにも適している。なお同地点の南には佐野峠思親山林道が延びており、北には佐野峠林道佐野峠樋之上線が延びている。佐野峠思親山林道と佐野峠樋之上線は開設中だが、佐野峠林道を下れば西乗林道南線を経由して上佐野地区へと抜けられる。

総評
佐野峠へは内船駅からバス道を走って上佐野経由で上ってくることも出来る。ただそちらは非常に長い距離となり、とんでもない時間がかかってしまう。その意味でいえばこの林道群は佐野峠へと短時間で上れる素晴らしい道だ。しかしそれだけに勾配はやや大きく、道も全線が樹林帯に覆われている。眺望するような景色はないので最後まで淡々と上っていくことになる。
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