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431 名無しだって面白い vol.6  北杜市須玉町比志の日向地区からへ樫山地区へと抜けていく名無し。
評価や閉塞感は季節によって異なります(A=良い/E=悪い/平均はC)。閉塞感は0から10で数字が大きいほど閉塞的。経緯度は大体の目安です。
延長:約2.6km 未舗装区間:2.0km 舗装路面:D+ 眺望:D- 爽快感:D+ E 138.31.03 N 35.51.29
幅員:約4.0-5.0m 通行期間不明/ゲート無し 未舗装面:C- 雄大:D+ 閉塞感:2 2007年10月10日 晴/雲

名無しだって面白い!vol.6は北杜市須玉町比志の日向地区から樫山地区へと抜けていく名無しです。仮の名称としては日向樫山線とするのが一番ピッタリするのですが、日向樫山という名称は既に県営林道に存在しているので、当ホームページでは仮称)日向線としていきたいと思います。さて甲府市側から日向線へ行くには、まずは県道23号を北進して北杜市小尾にある「みずがき湖(塩川ダム)」を目指します。県道23号で「みずがき湖」へ行くと県道610号が分岐するT字路(写真上)へと突き当たります。左折すると長野県境の信州峠方面へと続きますが、日向線へ行くには同T字路を右へと曲がります。ちなみにT字路の右側には農協が建っており、その一軒奥は交番、一軒手前は農協のガソリンスタンドです。
みずがき湖のT字路を右折した道も県道23号の続きです。T字路を右折すると約300mほどで「みずがき湖」の周回路が左へと分岐しており、その約100mほど先に1989年竣工の塩川トンネル(写真左)が見えると思います。周回路へ入ると本谷川に架かる増富大橋を渡って湖の裏側へと行くことができますが、今回は塩川トンネルを潜って更に東へと進みます。ちなみにT字路を左折した側の道は県道610号で、T字路から約100mほど先で桐山トンネル(写真右)を潜って塩川源橋(塩川ダムの堰堤)へと進みます。その先は鹿鳴峡大橋(ろくめいきょうおおはし)へと続き、最終的には長野県境となる信州峠へと至ります。
みずがき湖周遊道路↓
みずがき湖は西から釜瀬川(写真上左)、東から本谷川(写真上中央)が合流しています。周回路へ入ると湖の裏側(写真下)へ回ることができ、途中には展望所も設けられています。※写真上右はビジターセンターのトイレに貼ってあった貼り紙で、駐車場でのキャンプは黙認されているそうです。ビジターセンターには自動販売機や24時間使用可能なトイレがあるので便利かも?しれません。
塩川トンネルの長さは593m。塩川トンネルを潜ると約50mほど先(みずがき湖のT字路からだと約1.0キロ地点)で二又路となり、直進方向の道には長さ44.5mの通仙峡トンネルが現れます。かつてはこの通仙峡トンネル側の道が増富温泉へと続く県道23号でしたが、現在は恒久的な通行止めとなっており右の道へと進みます。右の道へ進むと直ぐに50mくらいの区間が落石防護用のトンネルとなっており、そこから先は本谷川の支流が右手に寄り添います。
通仙峡トンネルの先↓
ちなみに通仙峡トンネルから先の道は、トンネル手前を右折した道と約2.2キロほど先で繋がっています。
繋がる場所には日影大橋(写真上)が架かっており、橋を渡って左折すると通仙峡トンネルへと戻ります。

が、当然のことながらこちら側も規制されています。
固定式のゲートではありませんが、日影大橋から約400mほど進むと鉄柵のウマが道を塞いでおり、その横には通行止めの看板も出ています。
さて話しがそれましたが、みずがき湖のT字路から約1.7キロ地点(通仙峡トンネルからだと約700m地点)まで進むと右へと延びる細い分岐道(写真左)が現れます。道幅は1車線強(写真右)といったところでしょうか。うっかりすると見逃してしまうような道ですが、ここが日向線への入り口となっているので右折して分岐道へと進みます。
入り口から暫くは南東へと下ります。道の両側には4、5軒の家屋(写真左)が建っており、その中を抜けていくと約100m地点で右へと大きく折り返します。ここからは暫くは西へと進んでいき、折り返しを完全に曲がり切った約200m地点では名無し橋を渡ります。下り坂は橋を境に上りへと転じ、ここから先には人家もなくなります。
入り口から約400m地点(写真左)まで進むと左へと延びる分岐道(写真右)が現れます。この分岐道は左手の1014m峰を巻くようにして入り口近くの一般道へと続きます。長さは約700mほどで、その内の約400mが未舗装路。当日は途中で工事をやっていましたが、工事が終わればこちら側から入ってきた方が簡単かもしれません(道幅も割と広めです)。
入り口から約500m地点(写真左)まで進むと沢を大きく右へと廻り込みます。ここからはやや勾配を増しながら上っていき、カーブを曲がり切ると沢を挟んだ右手に先ほどの分岐道(写真右)を望みます。
入り口から約600m地点(写真上左)まで進むと左カーブとなり、ここから暫くは南へと進みます。約650m地点からは未舗装路(写真上右)となり、ここまで続いてきたガレた舗装路は土質の路面へと変わります。ちなみに一帯は樹林帯の道がずっと続いており景色的にはかなり単調です。時おり右手の木々を通して谷底を見おろしますが、山が近いのでなにかを見通すような景色は一切ありません。
入り口から約900m地点(写真上)まで進むと景色は更に閉ざされます。厚い樹林帯に陽も陰り、場所によっては閉塞感を感じるかもしれません。約1.2キロ地点(写真下左)からは九十九折れの道となり、約1.3キロ地点(写真下中央)で左へ、約1.4キロ地点(写真下右)で右へ、と鋭角的に切り返しながら上ります。
そして入り口から約1.9キロ地点(写真上左)まで進むと切り通しの道となり、その約20mほど先で林道のピーク(写真上右と写真下左)へと至ります。標高的には1070m前後といったところで、入り口からだと約100mほど上ってきた計算です。周囲は相変わらず厚い樹林帯が覆っているので景色的なものはありませんが、同地点からは道幅1.5車線の道(写真下右)が右手へと分岐しています(後述)。
ピークを越えてからも樹林帯に覆われた道が続きます。時おり右手に対面の山や谷底を木々の間からチラチラと望みますが、全体的に景色は優れず、ほぼ一貫した下り坂を淡々と下ります。
最後は入り口から約2.6キロ地点(写真左)で樫山地区と県道23号を結ぶ道に突き当たって終わります。なお終点の10mほど手前は墓地(写真右)になっています。逆側から入る場合はこの墓地を指標にすると分かりやすいかもしれません。
終点から先も簡単に書くと、終点を右折すると約1.7キロで県道23号(写真上)へと抜けられます。県道23号に出る場所は「みずがき湖」の約300mほど南側で、同地点を右折すると1分もかからず「みずがき湖」へと戻れます。また逆に終点を左折すると約300mほどで岩下地区の集落となり、その先は木賊峠の近くへと上っていく樫山線へと続きます。なお樫山地区からは岩下線(写真下)も分岐しており、岩下線へ入ると約3.4キロで小森川線の起点(終点)へと抜けられます。
400m地点の分岐道↓
さて前記した約400m地点の分岐道ですが、約700mほど進むと再び日向地区へと抜けていきます(その内の約400mが未舗装路)。出た場所を左へ曲がると約400mで日向線の入り口へと戻り、右へ曲がると約100mで日向日影線です。当日は一部の区間で工事をやっていましたが、4輪ではこちらからの方が道幅が広いので簡単かもしれません。
ピークからの分岐道↓
ピークから分岐する道についても簡単に書いておきたいと思います。この分岐道は入り口から100mほどは下っていきますが、そこから先は勾配の大きな上り坂へと変わります。道幅は1.5車線から1.5車線弱。周囲は全て厚い樹林帯が覆っており、景色的なものは最後まで何もありません。なお先に書いてしまうと、この分岐道は元の場所へと戻ります。入り口の右側上部が終点となっており、そこを下ってくると分岐道の入り口です。
最初の急登はそれほど長くは続きません。約50mも進むと坂を登り切り、そこからは殆ど勾配のないフラットな道へと変わります。しかし約200m地点の右カーブからは再び大きな勾配道へと変わります。路面がやや軟弱な土質であることに加え、木の葉が堆積しているので滑りやすくなっています。オフロード車以外では上らないこともあるので入らない方が無難です。ちなみに当日の自身は写真を撮ろうとバイク停めたところ、軟弱な路面と急登の坂道にタイヤが空転してしまい、結局は下から勢いをつけて上りなおす羽目となりました。
この急登の坂道は約100mほど続き、坂を上り詰めると尾根上のような道へと突き当たります。右への道は殆ど勾配のない1.5車線路。左の道は上り坂となって延びる1.5車線路。最初は右の道へと進んでみます。
右の道へ進むと約100mほど先で20mx10mほどの空き地となっています。車輌が走れるのはここまでとなっていますが、空き地の先端からは更に細い道が下ります。ただこの道は単なる踏み跡のような道で、道幅は1mほどしかなく、なおかつ急激な下り坂です。路面からは草や木が生えており、転倒覚悟なら下ることも可能?かもしれません。空き地を10mも下っていくと分岐道の入り口が見え始め、約30mも下ると分岐道の入口へと降り立ちます。
さて、こちら側はT字路を左折した道です。入り口こそ1.5車線ほどあるのですが、徐々に狭まり、約100mも進むとバイクをUターンさせるにも手こずるような狭い道となってしまいます。同地点からは歩いて行ってみましたが、結果的には200mほど先で急激な下り坂となり、その先は道かどうかも分からない薄い踏み跡がある程度となっていました。これ以上は意味がなさそうなので引き返してきましたが、最後は一気に道幅が狭まるのでバイクでも行かない方が無難です。

総評
未舗装路になってからはほぼ全線で樹林帯の道を進みます。景色は全くといっていいほどなく、木々が頭上までスッポリと覆うので場所によっては薄暗さや閉塞感が漂います。走って面白いかどうかは少々疑問符の付くところですが、周辺の樫山線や小森川線の舗装化が進んでいるので、岩下線と併せオプション的に行くのもいいかもしれません。なお道幅は入り口付近を除けばそれなりの広さがあります。一般道のように快適に走るようなわけにはいきませんが、本線だけなら4輪でも特に問題となるような場所はないと思います。
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